皐月・4

文字数 7,358文字

  
「ねえ御堂くん、それっておかしくない?」
 先日の古いサークル棟の屋上への階段を彰に続いて上がりながら、皐月は少し不満そうな声を下から投げかけた。
「え、なんで?」
「だって、そんなの……そんなこと、頼みの内に入らなくない?」
「そんなことないよ」
 今度は彰が、振り向き様に異議をとなえる。
「どんな頼みだって聞いてくれる、て言ったじゃない、遠野さん」
「そうだけど……」
 皐月は不承不承、と言った態度で軽く唇をとがらせながらも後についてきて。
「あれから、最初に思いついたんだよ」
 試験が終わってサークル棟に向かって、ふとその学舎が目に入った時には、彰はもうそれを皐月に頼もう、と心に決めていた。
 あの屋上で、あの笛の音を聴かせてほしい、と。
 階段を上りきって屋上に出ると、彰はうんっ、と両手を広げて背をそらして。
 冬の空はもう陽が傾き始めていて、鈍い灰色の小さい雲の向こうに鮮やかなオレンジ色の光が覗く。
「綺麗……」
 後から上がってきた皐月が、風に吹かれた髪を片手で押さえながらそう呟いて。
「ね。いい眺めでしょ、ここ」
「まあ……でも、だからって」
 ちょっと肩をすくめると、皐月は彰の横を通り過ぎて屋上の柵の前に立つ。
「なんか改まってこういうのって、恥ずかしいんだもん」
「リサイタル、特等席で聴くんだよ。凄い贅沢だ」
 にこにこしながらそう言う彰に、空の反射のせいなのかどうなのか、わずかに赤い頬をして皐月はまた肩をすくめた。
 彰はこの間皐月が座っていた、内部からの出入り口の段のところに腰をおろして。
「…………」
 ひとつ大きく息をつくと、皐月はコートを脱いで柵に無造作に掛け、片手に持っていたリコーダーをすっと構えた。


 ――空に向かって、音が放たれる。
韃靼(だったん)人の踊り』だ。
 音がなだらかに波打って、高く澄み渡りながら空へ上がっていくのを、彰は驚異の面持ちで眺めた。
 リコーダーの音は時にカンと硬く、時にざあっとかすれて柔らかく、曲の導入部から有名なメロディのラインへとつらなっていく。
 ところどころに入る装飾音がくるりと輪を描いて、その後へと続いた。
 こちらに横顔を見せた皐月は殆ど目を閉じていて、笛の吹き口に触れている唇がほんのりと桃色に湿って光る。
 風に髪とまつげが揺れて、迷いなく素早く動く指が、その風を紡いでいるようだ。
 ……綺麗だ。
 先刻皐月が呟いた言葉を、おそらく全く違う意味で彰はそっと口の中で呟いた。
 陽はいよいよ傾いて、空気までがすっかり強いオレンジ色に輝いている。
 そこにまっすぐ、音が吸い込まれていく。
 皐月の髪や指先や肩口に、ちらちらと炎のように光の粒がきらめいた。
 この世界には……こんなに綺麗なものが……本当に、あるんだ。
 それを全身で受け止めていると、不意に心が鞭を打たれたように震えた。
 音も空気もその姿も、目の前のすべてが完璧に美しく、そして……儚い。
 永遠にとどめておけたらいいのに、否応もなく流れ去っていく。
 終わりが近づいてくる。
 打たれた心臓がその鞭で締め上げられる気がする。
 ああ、失ったんだ。
 自分のいる此所(ここ)と皐月のいる其処(そこ)とをまるで別世界のように見つめながら、彰は先日、レンタカーの中で気づいた思いを再び、いや、あの時よりも遥かに鮮烈に胸に突き刺さるのを感じた。
 自分は本当に、様々なものをこの世で失ってきた。とてつもなく、大きなもの達を。
 なのにそれを、ずっと見ないで生きてきた。
 まさにその時、その瞬間に感じた気持ちを、素早くその場で刈り取って、最初っから何も無かったようにして生きてきた。
 たくさんのものを失って、それからはもう、そもそも手に取らないようにして生きてきた。
 それはとても、楽な生き方だった。
 けれどもこんな風に、痺れる程に心を震わせられるようなことも何ひとつ無かった。
 こんな鮮烈な美しさがこの世にあることも、ずっと知らずにいた。
 ――知っては、いけないからだ。
 西の方角がじわりと青黒みを増し始めた空を、彰は目を細めて見つめる。
 何故なら美しいもの達は皆、儚く失われるものだから。
 こうして激しく心を打つ程の存在を失うことは、たまらなく辛いから。
 すうっ、と音を立てて彰は息を吸い込んだ。
 ずっと幸せだと思っていたのに。
 早くに両親を亡くしたこと、それ自体は不運だけれど、でも助けてくれた叔父夫婦はいた、高校生活は長い合宿のようでとても楽しかった。親友と呼べる相手もできて、その両親もいつでも自分を温かく迎えてくれて、大学生活は順調で体調も万全、サークルやバイトも楽しく、それなりの蓄えもあって懐に心配はない。
 どこからどう見ても何ひとつ問題の無い、順風満帆の人生だ。これで不満を言ったらきっと罰が当たる。
 ――なのに、穴がある。
 心の一番下に、底無しの穴がずぼんとあいている。
 その暗い奥の方は、ノーチラス号を吸い込んだ大渦のようにごうごうと何かが渦を巻いていて――ああ、駄目だ、そこは見てはいけない。
 彰の喉が、ひくりと震えた。
 それは無いものだ。あってはならないもの。全部、無かったことにしなければ。
 目をそらせ。刈り取ってしまえ。今まで何千回と、そうしてきたように。
 すう、と深く息を吸うと、
「――御堂くん」
 と、すぐ目の前で声がした。


 はっ、と顔を上げると、目の前に皐月が立っていた。
 その背後には、ちらっと星の光のまざり始めた、わずかにまだ夕映えの光を西に残した青闇の空が覗いている。
 いつの間にか、曲は終わっていた。
 皐月は真正面にしゃがみ込んで、彰を覗き込むように見て。
 彰はぱちぱち、と二、三度瞬いてその顔を見返した。
「えっ……え、どうしたの?」
 夢から覚めた時のような心地がして、つい気の抜けた声でどもりながら言うと、ごくわずかに唇の先をとがらせるようにして心配気なまなざしをうかべていた皐月の表情から、ふっと力が抜ける。
「何、聴いてなかっただけ?」
「え?」
「どこか調子でも悪いのかな、て……しんどそうな、顔してたから」
 どきん、と彰の心臓が音を立てて打つ。
「でも、なあによ、聴いてなかったな、その態度?」
 少しおどけたように言いながら、皐月は立ち上がって腰に手を当てて。
「人がせっかく心込めて吹いてたのに、何ぼうっとしてたの? もともと御堂くんのリクエストなのに、失礼だなあ」
 言葉の内容と裏腹に、どこか安心したような明るい声で言いながら、皐月はふふっ、とかすかに声を立てて笑う。
 その(かげ)りの無い笑顔に、何故か彰は喉がきゅっと締まるような気がした。
 相手を見上げながら無理に細く息を吸い込むと、ひゅーっと喉が鳴る。
「……驚いたんだ」
 その音混じりに何とか声にすると、皐月の瞳がきょとんと見開かれてわずかに首が傾いた。
「あんまり……綺麗で」
 そう続けると、首が更に傾く。
「空とか、音とか、それを吹いてる遠野さんの指とか、肩とか……まるで別の世界のおとぎ話を見てるみたいで、本当に綺麗で……ああ、凄いな、て思ったら、なんか感動して」
 声を出し続けていると、やっと喉から力が抜けてきて楽に息ができるようになる。
「こんな綺麗なもの、初めて見たなぁ、って」
 皐月はきょとんとしたまま数度瞬きして、夜目にも判る程ほんのりと赤くなった。
「それで……びっくりした」
 穏やかな目でその姿を見つめながら、彰は胸の内で言葉を付け足す。
 びっくりして……怖く、なった。
 こんなものを目の前にしていたら、自分は自分の底にある、あの暗い底の無い渦巻きをも見なければならない。
 多分そこと向き合わずにこの美しさを自分の人生に存在させ続けるのは、不可能なことなのだ。
 本能的に、それが判った。
 だから。
「ありがとう、遠野さん」
 彰は立ち上がると、パンツの腰の辺りを手で払った。
「え? え、どういたしまして」
 軽く頭を下げてくる彰に、皐月はばね仕掛けの人形のようにぴょこんとお辞儀をし返してくる。
 その姿がかわいらしくて、勝手にくすん、と笑みがもれた。
「本当にありがとう、遠野さん」
 もう一度言って片手を差し出すと、相手は目をまん丸にしてそれを凝視する。
 その姿勢のまま待っていると、はたと気づいたように皐月は恐る恐る、片手を伸ばしてきた。
 ごく軽く、ほんの少し、指先だけの握手を交わす。
 けれどその感触は、彰の指をぢりっ、と焦がした。
 彰は微笑んで、皐月に背を向け、歩き出す。
 空はもう完全に夜の手に落ちて、星がちかちかとまたたいている。
 ――だから、もう……彼女にはこの先、何ひとつ、頼まない。


「――何かあるなら、言ってほしいんだ」
 二月終わりのとある夜遅く、バイトから帰ってきた彰をまるで待ち伏せのようにして宏志は捕まえて、営業の終わった自宅の店に引っ張り込んで座らせた。
 話したいことがあるからとにかくウチに来い、そう言われて強引に連れてこられた彰は、訳が判らずきょとんとする。
「ああ……悪い。まず食え」
 その態度をどう取ったのか、宏志は頭を振って、彰の目の前に置いたトンカツ定食を手で勧めた。夕飯は、と聞く宏志に、まだ、と答えたのに、宏志手ずから揚げてくれたそれは、まだ熱々で切り口から香ばしい湯気があがっている。
「ええと、じゃ、いただきます」
 宏志の言っていることが全く判らないまま、彰は両手を合わせると箸を手に取って。
 まずはお店自慢の豚汁をひと口含むと、まだ肌寒い外を歩いてきて、気づかぬ内に腹の底にたまっていた冷気が上がってきて、ぶる、と思わず肩が震えた。
 入れ代わりに、じわあ、と胃の中に塩気と豚の脂の甘みと温かさが染み渡る。
「……美味い」
 いつもいつも思うことだけれど、改めてそう口にすると、向かいで宏志の口元がわずかにゆるんだ。
 豚汁と一緒にご飯をひと口食べて、そのままトンカツにいきたいところを敢えてぐっと我慢して、先にキャベツの千切りを口に入れる。彰は昔から「好物は残す派」なのだ。
 ソースもドレッシングもかけずに、奥の歯でしゃくしゃくと千切りを砕いていると、キャベツの中の水分の甘さがじんわりと舌に広がってくる。
「……あのさ、黙ってられても食べ辛いから、何か言いたいことあるなら言いなよ」
 真向かいで頬杖ついている宏志に、彰は口の中のものを飲み込んでからそう声をかけて。どうも、こんな状況だとせっかくのトンカツも美味しく味わえない。
「え? いいよ、まず食えよ」
「だから、食べ辛いんだって、こんなの」
 ひょい、とたくわんを口に放り込みながら、彰は唇をとがらせる。
「何か深刻な話? 言っとくけど俺の方、特に何も無いよ」
 彰がそう言うと、くりっとした宏志の目が細まって、疑い深そうにじろり、とこちらを睨んだ。
「ほんとかぁ?」
「ほんとだよ」
 間髪入れず言い返して、彰はトンカツを箸に取る。
 小皿の中の、ごまを擂り入れてあるソースにちょっとつけて、ざく、と歯を入れると、まだ熱い肉の断面からじゅわっ、と甘い脂がにじみ出た。
「ほんと、絶品だなぁ、宏志のトンカツ」
 思わず満面の笑みを浮かべて言うと、まだ構えていた宏志の態度がやっと崩れる。
「まあな。……何も無いなら、良かったけどさ」
「無いよ」
 本当に何の話か判らなかった彰は陽気に続けて。
「でもじゃ、なんでお前、最近全然サークル来ないの」
 そして次の瞬間、相手の言葉にむせそうになった。
「…………」
 咳が出そうになるのをこらえて、急いで豚汁でそれを飲み下す。
「ここんとこいつ電話しても、ずーっとバイトバイトでさ。新歓の舞台の大道具あんのに、全然来ないじゃん」
 更にお茶をぐっと飲んで、彰は息を整えて。
「……人手、足らない?」
「そういうんじゃないけどさ」
「今儲かるんだよ、すごく。引っ越しのバイト入れててさ、稼ぎ時なんだよ」
「それだよ」
 彰の言葉に、宏志はまた睨んできた。
「なあ、ほんと、言ってくれよ……俺、ちょっとなら貯金あるしさ。ウチの親だって、お前が真剣に困ってるならちょっと融通するくらいは」
「は?」
 つとめて普通の顔で食べ続けようとしていた彰の箸が、ぴたりと止まってしまった。
「えっ、何言ってんの、宏志?」
「金、困ってるんだろ?」
 覚悟を決めたような顔をしてまっすぐに向き直ってくる相手に、彰は絶句して。
「学費か? いや、でもお前、減免してもらってたよな。じゃまさか、変なところで借金でも」
「いやいやいやいや」
 彰は完全に箸を置いて、大きく片手を振った。
「全然。違うよ。そんなんじゃない」
「じゃなんで、そんな働き通しなんだよ」
 畳みかけるように問われて、彰はまた言葉に詰まる。
「全然顔見せないでさ。何かよっぽど、金に困ってると思うだろ」
「……そんなんじゃないって」
 彰は相手の顔を見ずに呟いて、箸を手に取り直して。
「バイト先さ、人が足りなくて、困ってるんだよ。ただでさえ仕事多い時期なのに。頼まれたら断れなくって」
 我ながらもそもそとした口調で言うと、向かいではっきりと音を立ててため息をついて、宏志が大きく腕を組んだ。
「昔っからそうだよなあ、御堂は。頼まれたら断れない」
 彰は反論せずに残ったトンカツを口に入れたが、冷め始めているせいだけでなく、はっきりと舌に感じる味が鈍くなっているのが判る。
「お人好し過ぎるんだよ、御堂は」
 ぐいぐいと歯で肉の繊維を噛み切りながら、彰はついっと心の先が冷たくなるような感覚を覚えた。
「……そんなんじゃないよ」
 また同じ言葉を口にすると、宏志が組んだ腕をテーブルに乗せて身を乗り出して。
「そうでなきゃ断れるだろ。こんな毎日毎日、夕飯も食わずに遅くまで働かされてさ」
「その分ちゃんと時給貰ってんだから、別に悪いバイトじゃないよ」
「だからって……無理して体壊して学校来れなくなったりしたら意味ないだろ」
「そこまで無茶してないって」
 目を合わせずに、ひたすら食事を続けながら彰は言い返して。
「そうかなあ……まあ、とにかく一度、顔くらい出せよ」
「準備、人要るの?」
「いや、それは大丈夫だけどさ。でも皆心配してるし。あ、遠野さんも気にしてたぞ」
 いきなりのその名に、飲み込みかけていたものがぐっと喉に詰まる。
「メールしても大した返事来ないし、忙しいのに電話するのも悪い気がするし、て。問題無いなら、なんかちゃんとした連絡してやれよ」
 彰は答えずにお茶を飲み干し、湯呑みを宏志にぐい、と突き出した。
「なんだよもう……ほんと、来いよ。皆心配してんだぞ」
 呆れたような声で言いながら、宏志はそれでも空の湯呑みを受け取って立ち上がると、カウンターの上に置かれたポットのお茶を注ぎに行く。
「……判ったよ」
 彰はぼそっと答えて、最後のトンカツを口の中へと押し込んだ。


 宏志の店を出ると、外の寒さが改めて身にしみた。
 白い息を吐いて、ぶる、と肩を震わせると、コートの衿をかき合わせて彰は駅へと歩き出す。
 ――遠野さんも気にしてたぞ。
 宏志の言葉に、足の裏が地面から浮き上がるような、それでいて胃の底はずんと重たくなるような、矛盾した感覚を覚えた。
 あれからどうにも、皐月の顔を見辛くなってしまった。だから仕事が次から次へとあるのをいいことに、連日バイトを入れまくって、それを言い訳にサークルに顔を出さなかったのだ。
 皐月からは、最初の頃は頻繁にメールがあった。中身はごく普通の、文もごく短い、『明日は来られるかな』『今日はこんな物を作ったよ』程度の内容で、彰はそれに、やはり短い、簡単な文を返した。しばらくバイトで忙しいから行けそうもない、作業が順調なようで良かった、などと。
 毎回そんな風に返し続けているとメールはだんだんに減ってきて、彰はほっとした。
 今はまだ、皐月の顔を見たくなかった。気持ちがすっかり凪いで、平坦になるまでは。
 今あの顔を見たら、あの声を聞いたら、また大きく気持ちが動いてしまう。
 そしてまた、自分の中の大きな穴と向き合わなくてはならなくなる。
 彰ははっ、と大きく息を吐いて、駅の改札へと入った。
 タイミングよくやって来た電車に乗ると、空席はあったけれど座らずに扉にもたれて窓の外の景色が走り出すのを眺める。
 ――お人好し過ぎるんだよ。
 また耳元に宏志の言葉が甦って、彰は小さく喉の奥で「違うよ」と呟いた。
 自分はお人好しだから、人の頼みが断れないんじゃない。
 夜の街の灯りを流し見ながら、彰は目を細める。
 断る理由が、無いからだ。
 誰かに何かを頼まれた時に、それを断ってまで優先させたい何かが、自分には無い。
 もっと大事にしたいもの、もっと必要だと思うもの、そういうものが自分には何ひとつ無いのだ。
 頼まれたことを断ってまで執着するようなものが、自分には無い。
 何かにしがみつくようなことなどせずに、何かを深く突き詰めることもせずに、ずっと目線を別のところへ向けて薄っぺらく生きてきた。
 自分はただその程度の人間なのだ。
 息をつくと、扉のガラスがうっすらと曇った。
 ――わたし、何でもするよ。
 皐月の声を思い出すと、無意識にぎゅっと、爪が食い込む程強く手を握りしめてしまう。
 違うよ、遠野さん。
 ガタガタン、と大きな音を立てながらホームに走り込む電車の揺れに、彰は足を踏みしめて。
 自分はそんな人間じゃない。
 君にそんな風に言ってもらえるような、大層な人間じゃないんだ。
 ――わたし御堂くんの為になら何だってする。
 だからそんな莫迦な誓いは要らないんだよ、遠野さん。
 ぎゅっと目を閉じると、あの時の真剣な皐月の瞳が一瞬浮かんで、すっと消えた。
   
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