第52話 VSオーク軍(その3)

文字数 2,825文字

俺の国の軍編成は2万4千+α

本隊      10,000
 隊長:リガント将軍
    種族:リザードマンキング
  副隊長:リガール
    種族:リザードマンキング
  副隊長:ビー
    種族:キラービークイーン
  副隊長:コボ2
    種族:コボルトキング
  副隊長:コボ5
    種族:コボルトキング
  副隊長:ゴブ2
    種族:ゴブリンキング

コボルト領部隊  1,000
 隊長:コボ1
   種族:コボルトキング

ゴブリン領部隊  1,000
 隊長:ゴブ1
   種族:ゴブリンキング

オーク領部隊   1,000
  *敵と間違えないように、
   黒いフルプレートアーマーを
   装備。
 隊長:オク1
   種族:オークキング

ダークエルフ国軍 1,000
  隊長:グレイア女王
  副隊長:グレンシー将軍

蛇王国軍    10,000
  隊長:リンダ女王
    種族:ラミアクイーン
  副隊長:リリア 
    種族:ゴーゴン
  副隊長:リガリア
    種族:リザードマンナイト
  副隊長:リーネット
    種族:ラミア

遊撃隊 20
 俺と側近達
  ヒロト、ハク、レイ、リザ、
  アイ、スラオ、ムラマサ、
  ライゾウ、コボミ、ヒナ、
  ハピ、ビー
 蛇王リザルト
  種族:バジリスク
 精霊4体
  イフリート、フェンリル、
  レイア、ネレイス

諜報部隊 多数
 隊長:スパ

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リンダ「ヒロト様、初めまして蛇王リザルドの長女で蛇王の国新女王のリンダです。いつも父と妹がお世話になっています。
この度は蛇王の国の全軍をもって参加致します。」
態々(わざわざ)有難う。宜しくお願い致します。1万での参戦助かります。」

スパの監視とダンジョン化による防衛が可能となったため、防衛として残す兵隊は最低限とし、蛇王国から全軍参戦が可能となったなった。

リンダ「つきましては、私も眷属にしていただきたくお願い致します。」
「分かりました。」
俺はリンダを眷属とした。
戦争する際、念話で共有化した方が都合も良いしね。

グレイア「ねえねえ。私も眷属になりたいな。」
ダークエルフの女王グレイアもおねだりしてきた。
「ん~」
眷属にしたいのは、やまやまなのだが・・・。

あ!そういえば、レベルアップして、スキルポイントが増えてると思うから、何か良いスキルがあるかも。

久し振りにスキルツリーを見た。
テイムのスキルを再確認する。
眷属化のレベルは現在10だったはずだが、いつの間にか15になっていた。
10がMAXと思っていたが、20になっている。

 眷属化(LV 15/20)

前は分母はなかったはずだが・・・。

取り敢えずスキルポイントを全部振ろう。
ん!スキルポイントがない。
勝手に振られたみたいだ。ふう~。
どうなってんだこのシステム。

眷属化の説明を見る。

 眷属化(LV 15/20)
 ・他者に従属していない魔物を
  眷属化出来る。
 ・他者に従属していない魔物以外も
  本人が望めば眷属化出来る。

ふむ、そういえば精霊って、魔物じゃないよな。レイは眷属化してから、精霊になったはずだし。

ライゾウを眷属化したときか?
いやそんなに早い段階でスキルポイントは増えていないはず。
雷獣は魔物扱い?なのかもね。

少なくとも、このスキルになっていたから、4体の精霊を眷属化出来たんだろうな。

グレイア「難しい顔して、どうしたの?」
「眷属化出来るようになっていたみたいだ。」
グレイア「まあ!本当!嬉しいわ。」
グレイアは両手を胸の前で合わせて嬉しそうだ。

「その前に・・・、アリア!眷属になりたいか?」
アリア「うん、うん」
大きく頷く。

アリアを眷属化した後、グレイアを眷属にした。

アリア「ああ~。これでみんなと一緒になれた気がするわ。
眷属念話も見れるのね。」
アリアは涙を流し、ヒナに抱きついていた。
ヒナが『よしよし』している。

グレイア「眷属念話楽しみ~。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

王都からガラード王国軍が出撃した。
2万の大軍が深淵の樹海に到着するには、まだまだ時間がかかるだろう。

全員馬に乗っている訳はなく、徒歩の兵士がいるからね。
王国軍が来るまでは、現在の状況を維持だな。

王国軍の状況はつぶさに監視し、戦場となる場所を予想しダンジョン化したいよね。
DP貯まるし。

スパとゲリラ隊は密に情報共有しており、俺がでる幕はない。
蛇王リザルト、リガント将軍、リガールに加えてグレイアやアリアまでゲリラ隊でレベ上げしていた。
貴方達は本当に戦いがすきだね。

アリアはレベルが低かったので、ライゾウ、リザ、ヒナ、コボミ達が付き添っていた。

それと並行で、各部隊の連係確認、訓練をリガント将軍を中心として実施している。
地上で訓練出来ないので、ダンジョン内に広大な演習場を作った。

狩りによる食料の調達は、ゲリラ戦の合間にやってるようだが、コボルト牧場とゴブリン農場も軌道に乗っているので、食料が不足する事はない。売るほどある。

スパと連絡をとり安全を確保した上で、アキート商会は村や他国に売りにいき、ダンジョンで不足している物を買ってくる。

アキート商会の番頭だったショーは、会頭になってからメキメキと実力をつけて、その手腕を発揮している。
儲かってしょうがないらしい。

樹海の素材や魔石を独占販売しているし、地球の食料は大変人気が高いので、うはうはだ。

ドワーフの武器や防具は現在俺の国の軍で採用しており、人数が多くて行き渡ってないので、外部に売るほどではない。
軍に行き渡ったら、鉄素材の武器や防具は売ってもいいかな。

ドワーフやダークエルフ、獣人達がダンジョンに住みだして、貨幣が流通するようになった。

コボルトやゴブリンは自給自足だったし、あっても物々交換程度なので、金貨や銀貨を持つ事はなかったが、農場や牧場で働いて給料をもらうようになり、食料等を購入するようになった。

それに伴い、店や飲食店を開く魔物達も現れ、ダンジョン地下の城下町は賑わい始めた。

店舗や住宅の建設ラッシュとなり、必要に迫られて、新しく加入したオーク達はその体格を生かし、大工おじさんの配下で林業や建設関係の仕事をするようになった。

出来るだけ働く場所を用意したいので、建設はダンジョン機能で行わない方針だ。

だが、林業はダンジョン頼りだ。
必用な木々をダンジョンの森に用意する。木を切りまくっても、数日で元に戻っている。

平和な日々が過ぎていき、俺の婚約者達も(かしま)しくしていた。
そんなある日、ガラード王国軍が樹海に到着した。
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登場人物紹介

佐藤 大翔(サトウ ヒロト)年齢35歳。

異世界転移後は見た目14歳ぐらい。

淡々と物事を進めるタイプ。

女性に言いたい事を言えない。

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