第22話:小山田が漁協に1億円の融資と株の儲け

文字数 2,857文字

 あなたが、最後の頼みの綱だったのです。だから、厳しい言い方して気を悪くしたかも知れませんねと言った。しかし、小山田さんが、具体的に、融資という形で、1億円を出して、10年間で返済する事にしてくれ、わが漁協組合は、解散の憂き目に合わなかったと言い、固く握手した。そうだったのですか、それは知らなかったと言い、小山田が、あの頃、原油の値段が上がり、リーマンショックで世の中不景気で困っていた時代だった。

 その中で1億円出してくれと言われたときには、何、言ってるのかなと、内心、頭にきていたんですよと小山田が言うと、確かに、それは、無理もないよねと笑いながら言った。これからは、お互い仲良く助け合っていきましょうと北上組合長、言ってくれた。その新年会後、北上組合長と携帯電話を交換して、急に親しくなっていき、大漁の時は、大きくと旨い魚を小山田の家に持って来てくれるようになった。

 また、麻雀、飲み会二も誘われ、親交を深めていき、漁業組合の若手が漁だけでは、食べていかないと考え、小型船舶1,2級の免許を取るように、通わせてくれるようになった。まさに、持ちつ持たれつの関係になっていった。その後もモノタロを注視し続けた。2009年3月に、姫子は無事、横浜市大医学部を卒業した。

 続いて、2010年夏の医師国家試験に備えるため予備校に通い始め費用の100万円を父が予備校に送金した。そして、姫子の生活は、忙しく、夜遅くまで勉強を続けた。2009年3月3日、朝、150000円で70株、買い1050万円で買えた。その後、モノタロ株は2009年5月21日200分割し14000株になった。

 2010年8月20日に2分割し28000株になった。2011年8月11日にも2分割して56000株になった。その後、2009年11月26日、1054円をつけ、もう少し下を買おうと待ち995円で1万株買った。翌日も995万円で1万株を買い2日間で2万株1989万円で買い、投資残金が1361万円となった。

 2010年4月6日、朝、鮫島さんから電話が入り、TDKの気配値6570円で成行売りで良いのじゃないと言われ、全株、2万株、成行売りの操作をインターネットで行い、
全株売れた。税引き後利益11400万円となり、1割引いた10000万円が手元に入り投資残金14800万円と預貯金と30000万円となった。2011年4月16日、ホテルニューグランドで結婚式を挙げると話した。

 父が、金は、あるのかと聞くと、大丈夫だと言ったので胸をなで下ろした。そして、招待状を両親と健二、姫子に渡した。姫子が、ホテルニューグランド、山下公園の前のと言うと、結婚式の費用は高いのでしょうと言うのでまあねと言った、新婚旅行はと聞くと沖縄に3泊4日で行ってくると説明した。母が、アメリカ人の親戚ができる訳ねと言い、英語も勉強しなくちゃ駄目かしらと言うと、大笑いとなった。

 健一が、彼女は日本の方が得意だから大丈夫と話した。これで今後様子を見ていこうと考えた。2010年8月20日、2分割をした。しかし、それ程、急上昇せずにたが、2011年6月過ぎると、上昇してきた。2011年8月11日、また2分割し、合計4分割した。2012年9月になると、買い値の8倍に大化けしたが、勢いがついてきたと感じで、売らずに置いておいた。

 すると2013年4月18日に、3度目の2分割して、都合8分割し112000株になった。すると、この頃、鮫島さんから、朝電話がかかり、一度、売らないかと言われ、小山田も、その意見に同意した。そして高値を探って2013年5月20日、朝、3285円の気配値が出ていたので成行売りで売れた。そして税引き後利益62000万円で、情報をくれた鮫島さんに12000万円を送金した。

 そして、小山田は、50000万円を手にし、資産総合計が74300万円となった。この結果、毎年、漁業協同組合から返済される1000万円を小山田聡がもらう事にした。そこで自分の資産のから4億円を拠出して、小山田クルーズ・カンパニーの資本金する事を決めた、実際の経営を息子の健二に任せ、社長として、小山田治は、会長兼相談役になることにした。

この結果、小山田聡の資産総合計が34300万円となった。ちょうど、この年2013年6月1日、の健二が、岡山市内の結婚式場で、漁業組合の職員の永山沢子さんと結婚式を挙げた。そこで、四国への新婚旅行から帰って来た、6月6日に、正式に小山田聡は、健二に社長の座をゆずり渡した。そして健二の奥さんを副社長にした。

 結婚式に参加した漁業協同組合の北上組合長にも、この話をすると、できるだけ、漁協でもバックアップを約束すると言ってくれた。そして小山田聡が小山田クルーズ・カンパニーの筆頭株主になり資本金を4億円にした。そして新しい釣り船と5つとカタマラン型ヨト・クルーザー3つを購入した。、北上組合長も株主になってもらい。再出発する事にした。

 そして漁業協同組合の小型船舶2級、1級の取得者5人と社長の小山田健二と奥さんで副社長の小山田沢子さんの2人合わせ、7人の免許取得者で、観光クルーズ、釣り船として、岡山を中心に活動を始めた。その結果、小山田聡の総資産が34300万円となり、毎年、漁業協同組合から1千万円が10年間の融資返済金が入る事なっている。

 そこで苦労をかけ続けた奥さんの良江さんと共に早期退職して世界中を旅行して回ろうと考えた。この時、小山田聡は63歳であり奥さんの良江さんが55歳だった。良江さんと相談すると歴史あるヨーロッパと自然の美しい北欧、イギリス、カナダ、アメリカを旅したいと言った。一方、長女の姫子は横浜市大を卒業し医師免許を取得した。

 その後、2年間の研修を経て、皮膚科医になり、結婚した同じ医局の男性医師、田山重臣と共に、横浜駅近くのビルに皮膚科を開業した。もちろん、資金1億円は、ローンとして、父に借りて、忙しく、外来診療を始めた。健二は、会社の利益をあげるように、現在、会社で一番人気のある釣り船の仕事に専念するようになった。そしてショートクルーズは、参加者が10人以上そろわない時には中止する事を決めた。

 その後、徐々に、お客さんが増え始めた。そして小山田夫妻は、神戸の大手旅行社に行き、旅行の話しを聞きに行き、夏は、2012年から始まったポルトガルの傘まつり「アンブレラ・スカイ・プロジェクト」とイギリス、湖水地方に出かけることにした。2013年8月20日に日本を出発してロンドン直行便で行きった。

 ロンドンに1泊して、翌日、ウインダミヤに行き3泊して、ロンドンに戻り、ロンドンからポルトガルのポルトへ移動した。ポルトに3泊してアゲタの笠祭りを見学して、リスボンへ向かい、3泊して、リスボン経由で日本の帰る10泊12日の日程を考えた。渡航費用は2人で80万円で2週間後6月下旬に旅行の資料を自宅に送ってもらった。
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