プライドを賭けた熱いバトル
文字数 1,507文字
ヤルヤンをはじめとする黒ギャル派の娘達が、
満員電車の中で痴漢撲滅のために
具体的に何をしているのかと言うと。
まず他の女性客に被害が及ばないよう
魅了や誘惑で痴漢を惹きつけて、
実際に痴漢行為に及んだ際には
相手の心がバキバキに折れるまで、
その場で声に出して
これだけでかなり振り落とされるのだが、
それでもまだ戦いを挑んで来る敵には、
朝の通勤、満員電車の中で絶頂を迎え、
賢者タイムを迎える人間などはそうそういない。
その気持ちは一体どんなものであろうか。
想像しただけで恐ろしい。
朝のはじまりの時点でぐったり疲れ、
汚れたパンツを履いて、
一日中自己嫌悪に陥りながら過ごすのかと思うと、
そら恐ろしい。
だがこれでもへこたれない真性のドMや
痴漢のプロフェッショナルがいるようで、
日々そうした敵と
熱いバトルを繰り広げているらしい。
黒ギャル派と痴漢の馬鹿さ加減に
震える
朝の通勤時、
SK線での黒ギャル派達の奮闘ぶりを、
一度実際に自分達の目で見てみようと
思い立った
いつものライダースーツ、
そのチャックをきちんと上まで閉めて
谷間を完全に隠して臨んだのだが。
ヤルヤンと黒ギャル派のサキュバス達は
そのエロさに興奮し賛辞を送る。
サキュバスとしては褒め言葉ではあるが、
今回の趣旨からは外れている。
露出を抑えているのに
でも悪い気はしないので、
そこそこ機嫌良く
今度は和服に着替えて登場するが。
またそう言われて着替えることになるのだが。
とりあえず写メを撮って
慎之介に送ることは欠かさない。
その度に黒ギャル派の娘達にどエロいと言われ、
レジェンド級サキュバスとしての
で結局は、
満員電車の通勤OLをイメージということで、
女教師風ファッションで落ち着く。