2021/10/23 09:24 第277話

文字数 511文字

日々、孤立していく自分を眺めるわけです。孤立してるよね、ネットでも現実でも。思えばいつも孤独だったな。別にひとりが嫌いってわけじゃないし、それはそれでいいのだけれども。なにも成し遂げられない人生として、僕は終わるのだろうか。死ぬ夢を見ることが最近、また多くなった。朝、目が覚めると「ああ、まだ生きてる……」って思う。『密室灯籠』を書き切るまで、僕は生きていられるだろうか。そればっかり考える。泣きそうだ。今、朝だぜ。朝っぱらから泣いてりゃ世話ないぜ。作業は昨日から進み、メモをだー、っと書き出すことが出来た。僕が友達だと思っていたようなひとのほとんども、実際は僕の悪口をたくさん言ってたし、僕を裏切ってどこかにいなくなったし、世の中そんなものだのだな、と思う。かなしいなぁ。みんな、自分のしあわせを掴んで生きていく。なりたい自分になっていく。僕は暗い部屋でひとり、自分の昔話を書いている。しかもそれは、みんなが顔をしかめるような代物だ。めげないで頑張るよ。ああ、そうだ。Mr.Childrenのソングブックを捨てさせられてしまったんだ、数年前。それを、買い直して、それが届いたんだ。嬉しい。

2021/10/23 09:24
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