第２話

家ネコの不満はこうです。
「いつもカリカリご飯ばっかり食べさせられるのよ」
「朝なんか、私が起こさないとご飯くれないし」
「遊びたくもないのに変な動き回るやつで遊ばされるし」
「気持ち良く寝ているのに、急に触ってくるし」
「いきなり抱き上げられるとビックリするわ」
「泡あわにされたかと思うと、水をぶっかけられて、風をビュンビュンあてられるの」
「毛にブラシをガシガシされて痛いし」
「急に押さえつけられて爪をバチバチ切られるのよ」
「私はいったいどんな悪い事して、こんな目にあうのかしら」

なんとあらまぁな話しです。

野良ねこの不満はなんなのでしょう。
「わたしなんてニャアー、子供に見つかると追いかけて来て捕まえようとするから、
逃げ回るのに大変よ」
「怖いボスもいるから、避けて行動しなきゃならないでしょ」
「食べる物がない時は、お腹が空きすぎてフラフラだわよ」
「ここだ！とすみ家を見つけても、追い出されちゃうし」
「おしっこもウンチも自由に出来ないじゃない
だって、こらーって怒られちゃうのよ」
「急に寒くなると凍えそうよ、暑い時は虫に食われるし」
「あーあ何で私はこんな目にあうの？」

そして2人は目を合わせて言うのです
「幸せになりたいーニャアー」と
合言葉を言うと　
じゃあまた明日！と別れるのです。