その女性はきれいな方だった

文字数 656文字

まず目の前に座っている女性とプロフィールカードを交換し、挨拶をした。

柴田高文です。(私の名前だ)

細身のきれいな女性で、年齢は32歳の方だった。

私も容姿や年齢にまず目がいってしまうのかと、自分自身をいぶかしんだが、こればかりは仕方のないことだということをご容赦いただきたい。

交換した相手のプロフィールカードを見たが、どう話をしたらよいかわからない。

相手の職業の欄には看護師と書いてあったので、

私「今日はお休みですか?
  看護師さんというと、体力的にも大 
  変そうなイメージがあります。」

と言ってみた。

彼女は、実は今日は夜勤明けで、その足でこのパーティーに参加しているとのことだった。

私「それは大変だ。
  眠くないですか?」

女性「少し眠いですが大丈夫です。」



次に何か話さなければ…

相手のプロフィールカードを見回すと、趣味の欄に旅行と書いてあったので、

私「旅行は海外が多いのですか?」

と聞いてみた。

私も旅行が好きだ。
先月も長野を一人旅してきた。

木曽路の妻籠宿や馬籠宿、諏訪湖や松本城にも行った。

女性と旅行の話をしていると、会場のスタッフから、男性は次の席に移動するようにとの指示が出た。

彼女とはもう少し話をしてみたかったが、

私「ありがとうございます。」

とお礼を伝え、次の席に移った。



その女性は少しぽっちゃりとした、アパレル販売をしている20代後半の女性だった。

その女性はよく話をした。

私の事もよく聞いてくれた。

仕事や趣味、休日の過ごし方など。私の方はしどろもどろになっていたが…。


そしてまた、席移動の時間になった。
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