第93話 近くて遠い距離 4 ~親友・幼馴染~ Aパート
文字数 7,445文字
月曜・火曜と休んだ蒼ちゃんの自宅へ寄るために、いつもより少しだけ早く起きる。昨日はその蒼ちゃんと初めての喧嘩をして、私は負けた。その蒼ちゃんも指摘してくれた通り、私にも意地がある。
昨日は自分から言った手前あれで引き下がるしかなかったけれど私は、蒼ちゃんとは小細工無しで正面からぶつかり合う事になったとしても、私の気持ちを何としてでも蒼ちゃんに分かって欲しい。
昨日は例え蒼ちゃんと絶交する事になったとしても、蒼ちゃんが隠している事を、一人で抱え込んでしまっているであろう事を聞き出そうと、違う方法で暴こうと決意をしたけれど、やっぱり自分の心には嘘を付けない。
私にとってはかけがえのない親友なのだ。“絶交しても”なんて言うのはただカッコつけただけだ。私は今の“素直”な気持ちを胸に、今日は蒼ちゃんと一緒に登校するために、身支度を整えて下へ降りる。
私がリビングに足を踏み入れると
「……」
テーブルの上に返却されて来たらしい答案用紙が広げておいてある。まあ、今までの事を思うと本当に赤点が無いのだから、頑張ったのはよく分かる。
けれどそこまでだ。この成績と言うか点数で私がお母さんと話をするには心もとない。少なくとも私がお母さんの立場なら保留にする。
私はどうやって慶の願いをお母さんに伝えようか広げられていた答案用紙を整えて、朝ご飯と私の分のお弁当の準備に取り掛かる。
一通りの準備を済ませたところで、さっきのテストの答案とお小遣いの話をするために、慶が起きて来るのを待つ。
題名:お願い
本文:私の友達の事で話したい事があるから、どこかで時間作ってくれると嬉しいな
その間に昨日の咲夜さんの話をするために優希君にメッセージを送る。とは言ってもともすれば優希君にとっても失礼なお願いをするのだから、メッセージじゃなくてちゃんと顔を見てお話をしたい。
もちろん優希君なら振ってくれるとは思うのだけれど、昨日の咲夜さんの声で本意じゃない事もただ言わされているだけって言うのも分かる。
優希君だったら大丈夫だとは思うけれど、咲夜さんの心はガラスよりも繊細な状態だと思うから、可能な限り優しく、そして咲夜さんの心に傷が付かない様に丁寧に振って欲しい。
私が大好きな彼氏だし、誰にも渡したくは無いけれど、やっぱり私の近くにいる人には笑顔でいて欲しいのだ。少しでも早く笑顔になれるように出来る事はしたいのだ。
欲を言うなら決して口には出来ないけれど、願わくば今のグループから抜け出るか、抜け出るきっかけにして欲しいと思う。
私はメッセージを送って優希君に思いを馳せていると、優希君から電話がかかって来る。
『おはよう。優希君』
少し驚きはしたものの、朝から好きな人の声を聞けるのは嬉しい……けれど、モーニングコールだけは駄目だ。
声を聞けるのは嬉しいのだけれど、私の寝起きの声は多分可愛くない。優希君には私が一番可愛いって思っていて欲しいのに、声が低いのはどう考えても私の気持ちに反しているとしか思えない。それだけは前回学習している。
『おはよう。愛美さんからのお願いで時間があったらってメッセージにあったから、今電話したけど愛美さんこそ今、時間大丈夫?』
そして私のお願いにすぐに応えようとしてくれる優希君に嬉しくなる。
『私の友達の事で、出来ればちゃんと顔を見てお話が出来ればなって思ってる』
でもやっぱり親しき中にも礼儀あり。いくら私たちが恋人同士でもちゃんと顔を見て話さないといけない事もあると思うし、彼女だからって優希君に甘えてばかりもいられない。
いや甘えるなら甘えるなりにちゃんと誠意を見せないといけないとも思うのだ。そして優希君の意見もちゃんと聞いた上で二人で決めたい。
『分かった。ちょっと――「駄目よ。昨日一日だけってゆったじゃない」――いやまだ何も言ってない』
もう外にって言うのか、通学途中なのか何となく電話口の向こう側が騒がしい中、私の気持ちを優希君に伝えたら、そのすぐ近くから妹さんの声もする。
『「何もゆわなくても、朝からそんなだらしのない顔をしてたら、相手が誰かくらい分かるわよ」――ちょっと優珠! いい加減に「電話口であのオンナ、待たせて良いの?」――っ! ああごめん愛美さん。電話切れてないかな?』
優希君が慌てていると言うのか、妹さんに振り回されているのがとても新鮮だ。
『大丈夫。電話切って無いよ。でも、私にもその優希君の“だらしのない顔”を見せてね』
妹さんの事を思っている時にしか浮かべない表情。言い換えてしまえば妹さん専用のあのとても優しいと言うか、愛おしそうな表情、悲しいと言うか悔しそうな表情。
その中に私の事を想ってくれていると分かる表情があるのなら、私専用の表情があると言うのなら、それは何が何でも見てみたい。
私の恥ずかしい所ばかり見られていると言うのは今後の事を考えると、どうにも良くないと思うのだ。
『僕は愛美さんの事が好きだ。だから愛美さんにはカッコ良い所しか見せたくない』
私も優希君の事がもっと知りたいっていう意味で伝えたら、最近私に対してごまかす時に使う、私に対する気持ちを口にしてくれる。
『「ちょっと何恥ずかしい事口にしてるのよ。それにこの前の日曜日は帰って来るなり唇くちび――」それは本当に愛美さんの前では
本当に
絶対ダメなんだって――』けれどその後の妹さんの途中まで聞こえた言葉に、大慌てで切られた電話。嫌でもあのデートの最後の方で強く感じた優希君の視線を思い出して私の顔が熱を持つ。
一方優希君の方もよっぽど慌てたのか、おかしな日本語にもなっている。
しかも妹さんに何を話したのかも気になるし、私は自分の唇がかさついていないかも気になるから、まだ慶も起きて来ない私一人だけのリビング、人差し指を自分の唇に当てて一周させる。
……今は大丈夫かもしれないけれど、リップクリームを用意しておいた方が良い気がする。
題名:優希君のエッチ
本文:私は優希君との二人だけの秘密のつもりだったのにな
妹さんじゃなくて、私の一つの言葉で慌ててくれる、私の反応で大慌てしてくれる優希君。
私に夢中になってくれている姿を想像しながら、短い文章を優希君に送る。
優希君とのやり取りを楽しんでいたとは言え、時間ギリギリになっても起きて来る気配が無かったから、慶の部屋へ近づくのに抵抗を覚えていた私は
「お姉ちゃん、もう出るけれど、いい加減に起きないと遅刻だって」
玄関口から張った声で呼びかけて、蒼ちゃんとの待ち合わせ場所に向かう。
私から待つと言い出した手前、蒼ちゃんよりも先に待ち合わせ場所についていないと面目が立たない事に気が付いて、急ぎ足で向かったところ、幸いにも蒼ちゃんはまだ来てはいなかった。
それを確認出来た私は、胸を撫で下ろして、今年の空梅雨の中、ハンカチを汗ばんだ顔に当てて行く。
そして人心地着いたところで、長袖のブラウスといつもよりも、もう少し長めにしたスカート。それから素足が見えないようにするためだと思うけれど、ハイソックスの靴下を穿いた蒼ちゃんが姿を現す。
「おはよう愛ちゃん」
「……おはよう蒼ちゃん」
もちろん蒼ちゃんが姿を見せてくれた事は嬉しい。嬉しいけれど、夏に似つかわしくないその格好はどうしても昨日の話を想起させる。
「愛ちゃん。視線が男の人みたいになってるよ」
蒼ちゃんからの久々の軽口。本来ならこの一言だけでも嬉しいはずなのに今は全く笑うことが出来ない。
どうしても不安顔が出てしまう私を見て取った蒼ちゃんが、
「頑固で意地っ張りな愛ちゃんの親友なんだから、昨日の話はお終い。せっかくなんだから楽しい話。しようよ」
そう言って蒼ちゃんの方から私の手を取って学校へ向かう。
蒼ちゃんは実祝さんと仲良くして欲しい、咲夜さんの事は信用できないと言う。そうしないと服を
蒼ちゃんとの初喧嘩に負けてしまったけれど、今朝も思った通り、そのままを甘んじるつもりはない。
今はまだ実祝さんとは仲直りしていなくても、二人の信頼「関係」、咲夜さんの気持ちを何とか蒼ちゃんに分かって貰おうと、理解してもらおうと口を開く。
「昨日蒼ちゃんが休んだ日の朝と放課後に、実祝さんと話した」
だけれど手こそは繋いでくれてはいるけれど、相槌も無ければ蒼ちゃんの歩む速度も変わらない。
私はそれでもめげずに蒼ちゃんに向かって口を開く。
「咲夜さん泣いてた。私に対して今までして来た事、すごく咎めてた。私はあれが咲夜さんの本心なんだって信じられたよ」
確かに私が知らなくて蒼ちゃんだけが知っている咲夜さんの表情・顔もあるのだと思うしあって当たり前だと思う。
だけれど昨日電話口とは言え、私の前で叫んだ咲夜さんに嘘は無いと信じられると言うか、私と
生き生き
と言い合いをしていた咲夜さんが一番自然にしか見えないのだ。「夕摘さんだって泣いてたよ。それに愛ちゃんだって、頬を腫らした時、相手の事とか理由の事とか、親友って言ってくれる蒼依に、なんにも話してくれてないよね」
だけれど私の気持ちは届かない。いや届けることが出来ない。
もう今となっては優珠希ちゃんとも仲良くなってしまっている上に、優希君も含めて妹さんの事はあまり口にはして欲しくなさそうなのだ。
その上実祝さんが泣いていたのも咲夜さんを通して知ってしまっている。親友の蒼ちゃんには私は嘘は付けない。
「……」
だから蒼ちゃんの返しに私は全く反論できない。
どうして目の前にありそうな答えに、分かってはいるのにそれを目にする事が、確定とすることが出来ないのか。
「ねぇ愛ちゃん。蒼依が休んでいる間、担任の巻本先生は大丈夫だった?」
私が一生懸命蒼ちゃんに今の咲夜さんの心情・気持ちを伝えようとしているのに、全く耳を傾けてくれないどころか違う話題に変えようとしてしまう。
そこにもやっぱり私を心配してくれる蒼ちゃんなりの想いが入っているのが分かるけれど、今は素直に喜ぶことが出来ない。
「その巻本先生も、咲夜さんと一緒に実祝さんの事を心配し始めてくれている」
「……じゃあ、愛ちゃんと担任の先生が夕摘さんを気にかけてくれて、仲直りしてくれたらもう大丈夫だね」
そして私がどう言っても咲夜さんと口にしない蒼ちゃん。
「そのほかに何かあった?」
そして咲夜さんが絡んでると分かると、すぐに話題を変えようとする蒼ちゃん。
「何か先週の金曜日に暴力沙汰があったみたいで、今学校中が……」
まだ私の知らない何かがあるのか、私の言葉の途中で蒼ちゃんの体が強張る。
「蒼ちゃん。何か知ってるんだったら教えて欲しい」
まさかとは思うけれど、今回の園芸部の御国さんと妹さん。この件と蒼ちゃんは繋がっているのか。
「蒼依は何も隠してないよ。ただ暴力って怖いなって思っただけだから」
「それは蒼ちゃんが受けているから?」
蒼ちゃんが口を滑らせる形でも何でも構わない。何でも良いから蒼ちゃんの口から聞きたかったのだけれど
「……蒼依の事じゃなくて、一般的に考えて暴力って怖いなって思っただけだよ」
蒼ちゃんもそれが分かったのか、一呼吸、いやそれ以上の間を空けてから私の質問に答える。
「……」
結局は蒼ちゃんも答えてはくれない。私も昨日意地の張り合いをしてしまった手前、これ以上踏み込んで蒼ちゃんに聞くことが出来ないまま、さっき強張った緊張を解く為か、蒼ちゃんが体を
どうして端から見てもバレバレなのに頑なに口を閉ざして話してはくれないのか。そこにどう咲夜さんが絡んで来るのか。
もういっそのこと、私に話たがってくれている咲夜さんから全部を聞いた方が良いのか。その結果、本来感じなくて良い呵責で潰れてはしまわないのか。色々な事が頭の中を駆け巡る。
「……実祝さんとケンカした日、保健室に一度入ったの覚えてる?」
私は朱先輩を信じて腹を括る事にする。
「愛ちゃんが蒼依の為に怒ってくれて、家まで送ってくれた時の事?」
話ががらりと変わった事を感じ取ったのか、今日初めて私の方を振り向いて話を聞いてくれる。
「そう。あの時以来、保健の先生が蒼ちゃんの事を気にしてくれていて……」
朱先輩が信じた先生だから、私も信じたい・腹を括りたいけれど、応接室での事、数学のテストの時の蒼ちゃんに対する不躾な視線を思い出してしまう。
そして私には
何も隠すことなく見せてくる腹黒さ
。大人の狡さ
。でも今の私じゃあこれ以上はどうすることも出来ないし、蒼ちゃんがここまで頑なだと、蒼ちゃんの意思を尊重する意味でも『健康診断』の配慮の事もお願いしないといけない。「でも愛ちゃん。あの先生にも気を許してないよね」
「……」
確かにそうなのだ。朱先輩が信用しても良いと言うから、私自身も穂高先生を信用するために、私なりに考えて打ち明けたものの、どうしてもあの腹黒さとズルさが引っ掛かってしまう。
「でも蒼ちゃんの事を気にしてくれているのは確かだし、一度私と一緒に保健室へ行って欲しい」
どうして私の大切な親友をあんな腹黒に託さないと、打ち明けないといけないのか。
でも今となっては私の気持ちよりも、蒼ちゃんの体の方を心配しないといけない。
「もう学校に着いたから、続きはちゃんと昼休みに聞くから、ほら。愛ちゃん笑って」
私が悔しさを必死で隠していると、蒼ちゃんが私に抱き着いてくれる。
「愛ちゃん一人で何でもかんでも抱え込んだら駄目だよ。蒼依は愛ちゃんの為になるんだったら、ちゃんと協力もするし、保健室にも行くから」
そして皮肉にも、私が抵抗を、悔しさを感じているこの事に関しては、進んで協力、保健室に足を運んでくれると言う。こんなにも蒼ちゃんの事を想っているのに、どうして感情の部分では入れ違いになってしまうのか。
「……蒼ちゃんだって私に何も言わずに全部抱えてるくせに……でも、ありがとう。ちゃんと昼休みお話ししようね」
そしてあまり登校時の校門前で抱き合っているわけにもいかず、改めてお昼を一緒にすると言う約束を交わして、教室へと向かう。
気分を取り直して私と蒼ちゃんが教室に入った時、主に二つのグループからその服装に関してか、注目を集める。
それでも私が二つのグループに視線を返すと、二つのグループともが視線を散らす。
月曜日の事、昨日の放課後の話は出来ないから、彩風さんから聞いた二年の噂とどうつじつまを合わせるか知りたくて、月曜日に私の足を蹴った女子生徒の方へまっすぐ足を向ける。
「ちょっと廊下。来てくれる?」
「月曜の落とし前の話か?」
私の呼びかけに不敵な笑みを浮かべる女子生徒。
「そうね。もっとも私
の方が
月曜の分と合わせて落とし前を付ける事になりそうだけれど」「ってーな。押すなよ! 岡本から暴力受けたって言うぞ」
時間が無いからと女子生徒の背中を押すと噛みついて来る。
「言いたかったら言っても良いけれど、言ったら私が蹴られた事も言うし、まあ言わなくても二年に流れている噂も知っているんだけれどどうする? それでも言う度胸ある?」
もっとも私は背中を押しただけだから、何をどう言われてもどうなる事もない。私は反論して来る事を期待していたのだけれど、私が二年の話を持ち出すと黙る、いや、押し黙ってしまう女子生徒。
そう言う態度を私の前で出してしまうから、もうそのほとんどが嘘だって、でたらめだって分かってしまう事にどうして気付けないのか。
まあ演技をしたところで、昨日の時点で口には出来ないだけでほとんどの事は把握してはいるんだけれど。
「で? 何だよ」
さっきまでは私に不敵な笑みを浮かべていたはずなのに、廊下へ出たとたん私に敵意をむき出しにしてくる女子生徒。
「確認なんだけれど、あんたらの友達から手を出したって事で良いの?」
前置きなしで女子生徒に聞く。
「なっ?! 岡本っ! 人の話を聞けよ! こっちが被害者っつったろ」
「私は確認だって言ったの。あんたこそ私の話、聞いてたの? 私からあんたの意見を聞く事なんて無いって」
もう私は昨日の時点でほとんどの事は把握できてるんだからって、ああ、思っただけで言ってなかったっけ。
「それにそこまで自分たちは被害者だって言うんなら、何で月曜日の日に先生に言わなかったの? おかしいじゃない」
私は蹴られたふくろはぎの部分を、手で押さえてしかめっ面を作る。
「言いにくいんなら私がきっかけを作ってあげようか? あんたらの中で私とあの先生って良い関係なんだよね」
私の質問に女子生徒が何も答えないから、蹴られた方の足だけ、つま先立ちをしながら私が皮肉も混ぜて親切心を見せてあげる。
「……お前誰に聞いたんだよ」
私の二つの質問に答えずに、質問で返す女子生徒。本来なら質問に質問で返すのは相手に失礼だと思うのだけれど、今回ばかりは手間が省けて助かる。
「それを聞くって事はあんたらが嘘をついてる。デタラメを言ってるって認めるんだよね」
「ハァ? 嘘の噂を流してるやつをシメに行くんだよ」
早く認めたら楽になるのに、それに気づかない女子生徒。
「私がそれを聞いて喋ると思う?」
「じゃあ岡本が知ってる内容言えよ。出どころも言えない、話の中身も言えないって事はそっちがハッタリだろ」
そんなに分かり易い挑発に乗る訳がない。こっちはつい先日腹黒から散々挑発を受けたばかりだっての。
「あんたがどう思おうと勝手だけれど、私の足を蹴ってしまった事だけは変わらないから。この事から色んな事が明るみにならないと良いね」
逆にこっちの言いたい事を言って、向こうの事は心配しておくフリをする。
「後、私の友達にあんまり悪戯が過ぎると、いくら気の長い私でも本気でキレるよ」
一応優珠希ちゃんと御国さんの事を伏せた上で、女子グループの話は全部嘘だと分かったからと、一応釘だけは刺して教室の中へ戻る。
そして午前の授業が始まる直前になって気付く。咲夜さんが欠席している事に。
その中で咲夜さんを呼び出していた担任の先生が、今日休んでいる咲夜さんの事を気に留める事無く朝礼を終えてしまう。
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