シーン-0006:迫りくる脅威

文字数 273文字

---ジョーンズ博士の研究室---
ゴッ、ゴオォー…
どんどん近づいてきている…こんなにも早く進攻してくるとは…
脱出の準備を進めながらジョーンズ博士は額の汗を拭った。
パールソン、そっちはまだか?!
もう少しで終わります!
パールソンはそう言うと物々しい装置から『Maria』と書かれたカプセルの様なカートリッジを取り外した。
ジョーンズは研究データを鞄に入れ、入りきらないデータは消去した。

機密データの漏洩を防ぐためだ。

パールソンはMariaカートリッジを丁寧にアタッシュケースに入れ、ジョーンズの顔を見た。
二人は顔を見合わせて軽く頷くと研究室を後にした。
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登場人物紹介

●サイボーグキッド…現代の技術の粋を結集して生まれたサイボーグ。脳以外はすべて機械。右腕はレーザー銃になっている。

●ビル・ニートン…機動警察の隊員。射撃の名手。過去の記憶…謎の頬の傷。

●アドニス・ウォン…機動警察の隊員。ビルの相棒。優れたウォーカー操縦技術を持っている。

●サニー・ジョーンズ…連邦特別警察『フィールド』の捜査官。

●ジョーンズ博士…サニーの父。人工知能開発の権威。

●パールソン…ジョーンズ博士の助手。

●ガルザック…サイボーグキッドが搭乗する圧倒的な力を持つ謎多きウォーカー。

●バザンA-3…資源衛星『ブルーロック』の防衛隊が多数所有するウォーカー(機動歩兵)。

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