第4回 伊藤ヒロ先生インタビュー(9/2実施予定)

文字数 6,930文字

異世界誕生ライブインタビュー第4回(最終回)は、

『異世界誕生 2006』を上梓された伊藤ヒロ先生がご登場です!

存分に語っていただきます!

9月2日(月)21時より開始予定。

前半は1対1のインタビュー、後半に少し質疑応答の時間を設けますので、ぜひご参加ください!!

みなさんこんばんは。講談社ラノベ文庫のシゲタです。


異世界誕生Interview2019

最終回です。

今回のゲストはこの方!

『異世界誕生 2006』を上梓されたばかりの、伊藤ヒロ先生です!!

どうもです!

ちょっと今、走ってコインランドリー行ってたんで息が…。

某国際大手通販サイト公認ベストセラー作家、伊藤ヒロです。
あと僕、アイコン妙に大きいな…? まあいいや
伊藤先生、よろしくお願いします。

えーと、実は今回、最終回ならではのスペシャルな仕掛けがございます。

それは何かと言いますと、台本が、ありません!
はい、そうです。

ただの、地獄です。

ですので、伊藤先生と僕とで適当に話しておりますので、

ご覧いただけたみなさんは、お好きなタイミングで、是非入ってきてください。

言い換えますと、助けてください!

最初の質問なのですが、『異世界誕生 2006』、無事刊行にいたりまして、

周囲のご反応やご自身の実感など、何か感想はございますか?

しかし、この本、やっと出ましたねえ。感慨深いです。


この本、出るまで、ホントにいろいろありましたので。

2年くらい経ってるのかな?


この話って、していいんでしたっけ?

作品のネタバレ以外でしたら、何でも話していいことにしましょうか。
あ、見せてる人、話の途中でもどんどん質問してくださってOKですので。

さすがにインタビューも4回目だと、段取り思いつかないらしいです(笑)


伊藤先生との出会いは、2018年の2月ですね。
意外と2年経ってません。僕はもっと経ってる気がしたんですが。
>作品のネタバレ以外でしたら、何でも話していい


フフフ…(悪い笑い)


いや、でも、業界の内情ばらしとかはやらないですから。そういうの、こないだの磯井さんに任せますので(笑)

いや、この作品、シゲタさんと出会うまでが長いんですよ! >意外と2年経ってません。


某投稿サイトで、もとになった話を載せたのが2017年の夏でしたから。


だから、舞台が2006年なんです。

投稿の10年前である2007年がラストシーンになるように。

で、2017年の夏のうちに……たしか、初投稿の1週間後くらいかな?

別の会社から書籍化の話をいただいたんですよ。会社名は出さないけど。


ところが、

初めまして。

buggisher-o8と申します。

伊藤先生が小説家になったきっかけはどんなものでしょうか?

これで飯を食っていくんだ! みたいな強い覚悟……というか、意志?

みたいなものはお持ちでしたか? ……あー、ドキドキする……。

伊藤先生、せっかくなのでご回答の方を先にお願いします。

この話、問題あるようなら止めてくださいよ?


ところが、準備を進めている途中で、レーベルが潰れたんだかなんだかで、話が流れてしまって…。


で、仕方ないので、本を出してくれる出版社を自分で探すことになったんです。

あ、固有名詞出さなければ大丈夫です。
あ、じゃあ先に質問の方を。 >小説家になったきっかけ


僕、もともと学生の時、PBM(プレイバイメイルゲーム)ってゲームのライターをやってまして。

作家の新城カズマ先生の会社で。


これはバイトというか同人気分なのですが、知り合いが先に働いてたので混ぜてもらってたんです。

その後、田舎に戻って、会社員になるのですが…


90年代から2000年代序盤のオタクにとって、田舎で暮らすというのは、もう大変で!

(このあたり、僕の「女騎士さん、ジャスコ行こうよ」を参考にしてください)


あと、僕、普通に働くというのが苦手みたいで、とにかく会社務めがつらくて…。

伊藤ヒロ先生が作家になったきっかけ……。とても興味深いですね(*´ω`*)  

※↑ガヤの感想コメです。進行の妨げにならないよう私のコメは無視して下さい

「とにかく、仕事をやめられないか」「東京に出る方法はないか」

と毎日考えていたわけです。


で、そんなある日、友人から

「知り合いの会社でエロゲーのライター募集してるけど、やってみたら」

と勧められて、

エロゲー会社でなく、ライター事務所というやつになるのかな?

そこで試しに書いてみたら偶然上手くいって、

「これからはライターで食っていこう!」

と会社を辞めて、この業界に入ったのです。

「この業界」の範疇がすごく広い気がしますが(笑)、

「本」を執筆されるにあたっては、シナリオの後、何か転機はあったのですか?


ただ、その後、サッパリ食べていけなくて、しばらくは苦労するのですが…。


やがて、陰鬱なマゾ凌辱ゲーや、SFすぎるSFゲーなんかで、ジワジワと皆様の評価をいただいて、

そのうちにラノベも書くようになって、気がつくとエロゲーの仕事が減っていって…


そして、今に至ります。

※投稿される方にヒント!

ウインドウ2つ開いて、「投稿する」を押す前に、もう片方のウインドウを更新して、新着書き込みがないか確認するといいですよ!

>「本」を執筆されるにあたっては、シナリオの後、何か転機はあったのですか?


転機というか、エロゲのライターが一斉にラノベに来た時期があったじゃないですか。

僕も、あの時期の一人ではあったので。

田中ロミオさんとか、エロゲー界のスター選手たちが次々とラノベでも書き始めたので、

「ならば、エロゲのスターの一人である僕も、行かないわけにはいくまい」とw

ありがとうございます!

……でいいのかな?

出たり入ったりを繰り返していますので、タイミングが掴みづらいです。



というか、「チャットノベル」なのに90年代末期の「チャット」の体裁も整っていないこちらの仕様が悪いです。申し訳ありません。
>※投稿される方にヒント!

スマンです(汗)


ともあれ、当時、ラノベはすごく勢いあったので「僕もやってみたい」と思って、参入させていただいたと。

田中ロミオさん! エロゲ業界からのラノベ界への進出初めて知りました。熱いですね!!

※↑ガヤの感想コメです。進行の妨げにならないよう私のコメは無視して下さい

シゲタさんにも、ありがとうございます!

タブを増やしてリアルタイムをフォローするやり方は、目から鱗でした!

で、今に至る感じです。


でもホントに、ゼロ年代の田舎というのはオタクにはつらい環境でした。少なくとも僕にはキツかった。


「いせたん」の磯井さん、東京でヘマして田舎でSEかなんかやってるじゃないですか。

他のキャラがオタクじゃないからわかってないけど、相当苦しい想いをしながら日々を過ごしていたんだと思います。

磯井さんの葛藤と割り切りで、スピンオフ一本作れそうですね(笑)
実際、私は2000年代前半は高校生~大学生だったのですが、

「オタク」の肩身は今からだと天と地ほど違いましたよね。

エポックメイキングが「ハルヒ」のヒットで、風向きがガラリと変わったと思います。

2006年はやはり重要な年でしたね。

あの人がイライラしてたり、妙に意地悪だったりするのは、ちゃんと理由があるんですよ(笑) >磯井さん
2006年だけが特別とは言わないですが、あの時期は大事な時期でしたよね >2006年はやはり重要な年でしたね。

では『異世界誕生』刊行の経緯に話を戻しましょうか。

伊藤先生、続きをお願いします。

引き続き、ご質問ございましたら話の腰を折っていただいて構いません。

ご遠慮なくどうぞ!

ただ、僕が東京に出てきて文章の仕事始めたのは、2006年よりちょっと前で、その時すでに大人ではあったのですが。


むしろシゲタさんくらいの歳の方が、この時代って思い入れあるんじゃないですか?


質問です。 伊藤ヒロ先生は、嶋田フミエ先生とお会いしたことありますか?


『異世界誕生 2006』の挿絵の嶋田フミエ先生はとても綺麗な方だなと感じました。

もし伊藤先生がお会いしたことがあれば、実際にお会いした時の嶋田フミエ先生の

印象などご教示いただきたく(*´ω`*)

※最近は、今伊藤ヒロ先生が進行中のNOVEL DAYSのネットインタビューのようにネット上で取材することも多くなったと聞いているので、直接お会いになったのか気になっての質問です。

……えーと……。

担当編集者であるシゲタさんとの出会いはどんな感じでしたでしょうか?

シゲタさんは伊藤先生と仕事をされる以前から、伊藤先生を御存知でしたか?


謎の質問、エロゲ声優から愚痴を聞かされ始めたら、どうやっていなしますか?
ちょっと一旦、もとの話題に…。


本を出してくれる出版社を自分で探すことになったんですけど(もう30分くらい前の話題か(笑))


その際に、大先輩作家の山本弘先生をはじめ、たくさんの人に相談させていただいて。

で、内容についてもアドバイスを取り入れて、

で、ついに講談社に紹介していただいた、というわけです。


講談社、全然別の業種の出版社の人からの紹介ですからね。

「ウチでは無理だけど講談社ラノベなら行けるかも」って(笑)

関係者への感謝は、あとでそのうち個人でするとします(笑)


質問、先に答えましょう! ええと…

交通整理します。

異世界誕生前史の話が終わりましてから、頂いたご質問についての話題を順次進めます。

伊藤先生、続けてください!
けいおん、京アニで一番好きですが「世間の空気がある程度あったまってから出てきた」って印象ですね。

個人的にはエポックメイキングとは違うイメージです。


でも、やっぱり、けいおんの方が好きかなぁ…。

>「ウチでは無理だけど講談社ラノベなら行けるかも」


ほ~ん。

ほ、ほ~ん。(笑)

※投稿される方にヒント!

ウインドウ2つ開いて、「投稿する」を押す前に、もう片方のウインドウを更新して、新着書き込みがないか確認するといいですよ!!!!!!!

嶋田フミエ先生、会いましたよ!

後書きにも書きましたが、前に某出版社のパーティーで会って、その時に話を聞いて「ドキュメンタリー書きたい」って思ったわけです。


だいたいイラスト通りの美人でした!

>ほ、ほ~ん。(笑)


いや、シゲタさん、どこが紹介してくれたか知ってるじゃないですか!(笑)


レーベルのランク的な話でなく、あの会社からライトノベルが出るはずがないので。


むしろ、なんでシゲタさん知り合いなんだよ、って言いたい(笑)

伊藤ヒロ先生。ご回答どうもありがとうございます!

嶋田先生と直接お会いしたのですか、羨ましい限りです……!

まああの、色々ありまして(笑)
事実は小説よりも奇なり、な出会いがあったりします。

そういうときに小レーベルの名前を出して頂けてありがたいですし、だからこそこの出会いがあったんですよね!

>嶋田先生と直接お会いしたのですか、羨ましい限りです……!


娘さんには会わせてもらえませんでした!(笑)

>担当編集者であるシゲタさんとの出会いはどんな感じでしたでしょうか?


ちょうど、さっきの話が答えになってますね(笑)

ラノベと関係ない業種の出版社の人がたまたま知り合いで、いろいろあって紹介してもらいました。

>担当編集者であるシゲタさんとの出会いはどんな感じでしたでしょうか?


ちょうど、さっきの話が答えになってますね(笑)

ラノベと関係ない業種の出版社の人がたまたま知り合いで、いろいろあって紹介してもらいました。

話題が隣接したので順不同になりますが、buggisher-o8さんへの回答です。

私は不勉強にてお恥ずかしい限りですが、存じ上げませんでした。

某レーベルの方から「伊藤ヒロ先生を紹介したい」とご連絡頂いて、そこで初めてググった次第です。


>担当編集者であるシゲタさんとの出会いはどんな感じでしたでしょうか?


こちらは伊藤先生にお任せします(笑)

ここにきてNOVEL DAYSが重いという地獄のような状況。
>謎の質問、エロゲ声優から愚痴を聞かされ始めたら、どうやっていなしますか?


なにかの自慢か!(笑)


僕、音声の収録に立ち会うことがほとんどなかったので、エロゲ声優さんと会うことが全然なかったですねえ…。

もし会っても、僕のエロゲは「絶叫系凌辱もの」が中心なので、文句言われる可能性の方が高かったと思います。

「ひぎい!」とかばっかり言わせてましたから(笑)

>娘さんには会わせてもらえませんでした!(笑)


笑笑。伊藤ヒロ先生は、犬の鼻にスダチ先生と、とても気があいそうですね!

チカちゃんはとても健気でかわいいですからね。年の差なんて関係ないです!☆d(*´ω`*) ※たぶん

伊藤先生、シゲタさん。

お答え頂き、ありがとうございます!

「絶叫」「鼻歌」「バトル」と、声優さんに優しくないことばっかりさせてましたからね…
>チカちゃんはとても健気でかわいいですからね。年の差なんて関係ないです


あの子、2006年で小5だから、今は大人ですからね。何も問題ないです。

他に質問ある人います?
えーと、予定の時間を大幅に過ぎてしまったのですが、

こんなgdgdになってしまったのは私の不徳の致すところです。申し訳ございません。


伊藤先生、『異世界誕生 2006』発売されましたが、

刊行に際しての印象的なエピソードであったり、関わった方とのエピソードであったり、

何かお話しいただけますか?

少しずつ話をしている「いせたん(異世界誕生)」誕生までの話ですが、とにかく言いたいのは

「本編と同じくらい、いろいろなことがあって本が世に出た」

ということですね。

奇跡といってもいい偶然の積み重ねなわけです。


ただ、これは「いせたん」に限らず、

回答ありがとうございます
どんな本でも同じです。僕に限らず。


本屋さんに並ぶあらゆる本は、ぜんぶ奇跡とドラマの結果、皆さんのもとへと届けられる…。


それを感じ取っていただけると、僕ら作家は幸いです。

>1ユーザーとして影響を受けたエロゲ


クロスチャンネルかな…。

あれは「エロゲーの最終回」とでも呼ぶべき作品でした。

>伊藤先生、『異世界誕生 2006』発売されましたが、

>刊行に際しての印象的なエピソードであったり、関わった方とのエピソードであったり、何かお話しいただけますか?


いや、もう、今お話しした「いせたん誕生」が最大のエピソードですよ(笑)


多くの人に助けていただき、本当にありがたい限りです。

一生、忘れずにいようと思います。


そして、その前段階として、まず裏切りがあったわけですが…

その通りですね。

編集としましても、『異世界誕生』の仕事を通じて、創作に対してはどこまでも真摯であるべきだ、という当然のことを、改めて実感させていただきました。

得難い経験です。

こういうところでなんですが、伊藤先生、本当にありがとうございます!

>まず裏切りが
記憶があやふやなんですよ。どこでしたっけ…?

(本当に覚えてないんですけど言わなくていいです。言わないでください)

その恨みも、ちゃんと忘れずにいようと思います(笑)
>まず裏切りが


いや、ヨソの出版社の話です。レーベルが潰れた(立ち上げを中止した)ので本が出せなくなったって話。

ああ、なんか、伺った気が……

当時は本当に、そんなことより、「泣ける伊藤ヒロ」を実現したい!というリビドーに突き動かされていてそれどころではありませんでした(笑)

まあ、冗談はさておき。

おかげで講談社ラノベさんから本を出せたわけなので、細かいことを恨むべきではないのでしょうね。


「いせたん」の重要なキーワードは『許し』ですので。

呪いをかけられた人が、許し、許されることで、解放される…。そんな物語でもあるわけです。

>「泣ける伊藤ヒロ」を実現したい


そうそう! 名キャッチフレーズですよ!

作品に伊藤先生が魂を削って込めて、私がちょっとだけそのお手伝いをさせていただいたテーマは、是非、絶賛発売中の『異世界誕生 2006』で確かめて頂けますと幸いです。
では、たいへん尻すぼみで恐縮なのですが、

本日はこのあたりで締めさせていただこうと思います。

とはいえ、伊藤先生も私もTwitterをやっておりますので、

この続きはいつでもどこでも歓迎です。

ぜひ「泣ける伊藤ヒロ」のご感想など、つぶやいて頂けますと幸いです。


伊藤先生、本日は本当にありがとうございました。

2007年に向けても、引き続きよろしくお願いいたします。

>まず裏切りが


このへんの部分、ちょっとスベった感じなので、あとで編集で消しておきますかw

もっとキレイなこと言った感じにしておきましょう!

それでは、お疲れ様でした!
んー、まあいいんじゃないですか?(笑)

異世界と同様に、業界の闇というのも一つの赦しの形なのかもなぁ、ということを最近、わりと真面目に考えてたりします。

そのあたりはまた、居酒屋で(笑)

それでは、ありがとうございました。

『異世界誕生 2006』

自信を持って、傑作です。

どうぞ、よろしくお願いいたします!

お疲れ様です! とても勉強になりました。どうもありがとうございます!
全4回おつかれさまでした!
ほぼROMってましたが楽しかったです!

お疲れ様でした!大変楽しかったです!

ありがとうございました!!

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