第59話 服を買いに
文字数 869文字
どんな格好にされるんだろ、と思ったけど、美優はえらくマジメに相手してくれた。
自分の服はそっちのけで、ずっと僕の服を探すのに夢中だった。
「美優、自分の見なくて大丈夫?」
「うん、そんなの、どうでもいい。今度自分で勝手に買うから…」
「何それ…」
「それより、ユウキの服探す方がずっと楽しい!」
そう言って楽しそうに探してくれた。
で、やっぱ、美優、センス良し。
ヘエッて思うもの選んで、ヘエッていう合わせ方してくれる。
僕が普段着てる服なんかもよくチェックしてくれてるから、
「ユウキがこないだ着てた赤っぽいシャツあんじゃん?あれ可愛かったぁ。
あれなんかさぁ、こういう柄のと合わせると絶対似合うよ。」
とか言ってアドバイスしてくれる。
で、確かに…、そうだよね!こういうのと着合わせるとあの薄目の赤が映えるんだ!って納得。
さすがトップレベルの元祖女子。
成り上がり女子は学ぶことだらけなんです。
「私もこういう服着たいんだけど、あんま似合わないんだよね。ユウキ、めっちゃ似合うから羨ましいわ…」
「そんなことないよ。美優似合いそうじゃん!」
確かに、美優のボーイッシュで、格好いいお姉さんイメージには、こういう服は今いちピンとこないかも。僕の方がイメージには合ってるんだろなって思う。
でも…、
「美優も着てみたら?何着ても似合いそうだもん。たまにはイメチェン計るのも良いかもよ。」
うん、絶対に美優、こういうの着たら可愛いと思う。
美優には、可愛い、よりも、美人、って言葉の方がピッタリする。でも、可愛い美優ってのもきっと魅力的だと思う。
「美優がこういう服着てるのも見てみたいな。」
「じゃ、ユウキの服、貸してよ。試しに着てみる。」
「えっ、買ったやつ、ここで試着すんの?」
「んなわけないじゃん。ユウキん家でだよ。今日行っていい?」
えっ、これもまた、ビックリ!
「う、うん。もちろん良いけど…」
「迷惑?」
「いや、全然そんなことない。ただ、珍しいな…と思ってさ。」
「かもね。いつも憲斗も一緒だもんね。でも今日はいっぱいお着替えするから、憲斗抜きで…」
自分の服はそっちのけで、ずっと僕の服を探すのに夢中だった。
「美優、自分の見なくて大丈夫?」
「うん、そんなの、どうでもいい。今度自分で勝手に買うから…」
「何それ…」
「それより、ユウキの服探す方がずっと楽しい!」
そう言って楽しそうに探してくれた。
で、やっぱ、美優、センス良し。
ヘエッて思うもの選んで、ヘエッていう合わせ方してくれる。
僕が普段着てる服なんかもよくチェックしてくれてるから、
「ユウキがこないだ着てた赤っぽいシャツあんじゃん?あれ可愛かったぁ。
あれなんかさぁ、こういう柄のと合わせると絶対似合うよ。」
とか言ってアドバイスしてくれる。
で、確かに…、そうだよね!こういうのと着合わせるとあの薄目の赤が映えるんだ!って納得。
さすがトップレベルの元祖女子。
成り上がり女子は学ぶことだらけなんです。
「私もこういう服着たいんだけど、あんま似合わないんだよね。ユウキ、めっちゃ似合うから羨ましいわ…」
「そんなことないよ。美優似合いそうじゃん!」
確かに、美優のボーイッシュで、格好いいお姉さんイメージには、こういう服は今いちピンとこないかも。僕の方がイメージには合ってるんだろなって思う。
でも…、
「美優も着てみたら?何着ても似合いそうだもん。たまにはイメチェン計るのも良いかもよ。」
うん、絶対に美優、こういうの着たら可愛いと思う。
美優には、可愛い、よりも、美人、って言葉の方がピッタリする。でも、可愛い美優ってのもきっと魅力的だと思う。
「美優がこういう服着てるのも見てみたいな。」
「じゃ、ユウキの服、貸してよ。試しに着てみる。」
「えっ、買ったやつ、ここで試着すんの?」
「んなわけないじゃん。ユウキん家でだよ。今日行っていい?」
えっ、これもまた、ビックリ!
「う、うん。もちろん良いけど…」
「迷惑?」
「いや、全然そんなことない。ただ、珍しいな…と思ってさ。」
「かもね。いつも憲斗も一緒だもんね。でも今日はいっぱいお着替えするから、憲斗抜きで…」
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