第九話 「城塞都市サンドリオ」03
文字数 1,211文字
朝、シュンはスカーレッドの事務所を訪ねて、レイキュアと合流する。
南門から二人で馬車に乗り中央都市サンドリオへと向かった。
レイキュアは大人しい落ち着いた服装で、シュンもいつもの戦闘種の服を脱いで普段着だ。
サンドリオは東西南北のギルドを統括する本部と、大口スポンサーになっている企業の事務所、戦いを観覧する企業の人間が宿泊するホテル、食事をするレストラン、そこで働く人々が暮らす場所だ。
他には回収されたベヒモスの素材を扱う商人、研究者など。街の防衛を担う駐屯軍の兵なども暮らしている。
この地下には、細いパイプラインで運ばれる燃料で稼働する発電所があり、各城塞に最小の電力を供給している。
並ぶ建物はグロッセナと同じ三階建てまでの高さで、街を囲う城壁より低い。
空を飛ぶベヒモス、ジズの攻撃を警戒してだが、実際にはそんな事はないし、ジズは目撃自体がまれだ。
二人で中央通りを歩きながら、両脇に並ぶ店先などを眺めた。
ある店のショーウィンドーにあの女神レイキュアの絵が飾ってあった。
横にはチーム・スカーレッドの衣装に更に装飾を施したような上下とマントがディスプレイされている。
南門から二人で馬車に乗り中央都市サンドリオへと向かった。
レイキュアは大人しい落ち着いた服装で、シュンもいつもの戦闘種の服を脱いで普段着だ。
サンドリオは東西南北のギルドを統括する本部と、大口スポンサーになっている企業の事務所、戦いを観覧する企業の人間が宿泊するホテル、食事をするレストラン、そこで働く人々が暮らす場所だ。
他には回収されたベヒモスの素材を扱う商人、研究者など。街の防衛を担う駐屯軍の兵なども暮らしている。
この地下には、細いパイプラインで運ばれる燃料で稼働する発電所があり、各城塞に最小の電力を供給している。
並ぶ建物はグロッセナと同じ三階建てまでの高さで、街を囲う城壁より低い。
空を飛ぶベヒモス、ジズの攻撃を警戒してだが、実際にはそんな事はないし、ジズは目撃自体がまれだ。
二人で中央通りを歩きながら、両脇に並ぶ店先などを眺めた。
ある店のショーウィンドーにあの女神レイキュアの絵が飾ってあった。
横にはチーム・スカーレッドの衣装に更に装飾を施したような上下とマントがディスプレイされている。
2017/12/05 08:37
レイキュアは若干自慢げに言うが、これが商品として成立しているとは考えにくい。
2017/12/05 08:38
いったい誰が着るのかとシュンは考えてしまう。仮装パーティーでもあるのだろうか?
2017/12/05 08:46
シュンは場違いと思いつつもレイキュアの後に続く。中は意外に普通で男物の服も並んでいた。
2017/12/05 08:46
それは胸にランツィアのロゴが入った革製の上着だった。
2017/12/05 08:49
レイキュアは一通り店内を見て、顔馴染みなのか店員と談笑している。
店を出て二人は洒落たレストランに入り昼食をとった。
2017/12/05 08:50
この店は内装からして大衆的ではなく、戦闘種の街にはそぐわないセンスの良さだ。
2017/12/05 08:51
素晴らしいコース料理を二人で平らげ、お茶のお替わりが運ばれた。
2017/12/05 08:51
レイキュアは身を乗り出す。チーム・スカーレッドの資金は豊富なようだ。
2017/12/05 08:54
カノーアの方がアルバーよりこの街での暮らしは長かった。良い相談相手になってくれるだろう。
2017/12/05 08:56