第6話 デジタル関所(せきしょ)
文字数 966文字
3人はカフェを出た後、自動運転自動車に乗り込む。
それに真砂タウンの防犯システムは日本一、いや世界一だ。
今年、常世駅や黒松インターに、『デジタル関所』っていう指名手配や反社、前科者の認識システムが設置されたんだ。
簡単にはここに入れないのよ。
「君子危うきに近寄らず」ならぬ「君子危うきを寄せ付けず」ってとこかしら。
犯罪のリピート率は高いから仕方ないわよね。
文字数 966文字
3人はカフェを出た後、自動運転自動車に乗り込む。
それに真砂タウンの防犯システムは日本一、いや世界一だ。
今年、常世駅や黒松インターに、『デジタル関所』っていう指名手配や反社、前科者の認識システムが設置されたんだ。
簡単にはここに入れないのよ。
「君子危うきに近寄らず」ならぬ「君子危うきを寄せ付けず」ってとこかしら。
犯罪のリピート率は高いから仕方ないわよね。
如月 波瑠(きさらぎ はる)
真砂高校1年生。真砂グループ会長、真砂孝氏の三男、真砂裕氏の愛人の子。
母は医者。新型ウイルス治療中に感染により命を落とす。
その後、子どものいない真砂裕夫妻に引き取られ養子縁組した。便宜上、旧姓を使用している。