第22話 甘えた世界に地獄を見せろ!天獄覇道の一撃必殺!!【後編】

エピソード文字数 3,013文字

【このお話は、前回の話の続きとなっております。読んでも読まなくても内容は分かると思いますが、まあ、読んでくださると嬉しいです。】

その後も二人は順調に精進に励んだ。


日は刻々と過ぎ、ついに決戦の日を迎えた――――――!!!
ついにこの日を迎えましたわね…。
一週間みっちり練習した成果を見せる時です…!
わたくし達以上に練習した人はいないと思いますわ!

胸を張っていきましょう!

はい!!
おーおー、随分気合入ってるなー。
もちろんですわ!

わたくし達に勝負を挑んだことを後悔させますわ。

ちなみに、相手はどんな奴なんだ?
わたくしが街から追い出した人達ですの。
ん?それってどういう…
実は―――――


……


……ということですの。
はぁー、なるほどなー。
だから戦いを挑んでくるのも訳ないんですの。
たしかに。
それで、そのお相手さんはどこでしょうか…?
多分この辺にいるかなと…
お待ちしていましたわ!

黄更城エリーさん!!

!!!!

その声は!!

あなたに受けた屈辱は忘れもしませんわ!
そこでわたくし達は共同戦線を張ることにしましたの!
すべては、あなたに同じ屈辱を味わってもらう為ですわ!
こんなに人が集まってる…。

エリー先輩を倒すために…。

見事なまでに全員お嬢様口調だ…。
返り討ちにしてあげますわ!

かかってきなさい!

ふっ、やる気は十分のようですわね…。
では、会場となる仮想空間に転送しますわ。

よろしくて?

ええ。

-----------------------------------------------------------------------------


ルールを説明しますわ!
30分以内で仮想敵を倒します。

交互に行いますが、一度に何人で挑んでも構いません。

倒した合計数が多い方が勝者ですの!

わたくし達が負けたらもう二度と勝負しませんわ。

でも、エリー側が負けましたら、即刻都会から出ていってもらいますわ!
分かりましたわ!

そうしましたら、早速始めましょう!

審判は公平を保つためマスコットに任せますわ。
先攻はそちらに差し上げますの。

せいぜい足掻いてくださいまし。

みどりさん!
はい!いけます!
あら?

あなた、おいくつですの?

は、8歳です…。
まあ!

こんな年端のいかない少女を戦わせるなんて!

エリーってば残酷ですわ~。
せ、先輩を悪く言わないでください!
まあ、怖い怖い。


それでは始めますわよ。

仮想敵が出現したらタイムスタートですわ。

はい!

ポルックス、お願い!

出します!
やああああああ!!
みどりのやつ、いつの間にいい動きするようになったじゃねえか。
この日のために猛特訓したんですの。

並みの強さじゃありませんわよ!

はああっ!!
あら、あの子早速1体倒しましたわ。
思ったよりやりますわね。
心配いりませんわよ。このペースなら。


……


はぁ…はぁ…はぁ…。


っ、やああ!!

ほら、残り時間半分でもうヘトヘトじゃありませんか。
うーん、やっぱり盾だけじゃあ攻撃力に欠けるか…。
みどりさん!頑張ってください!!
ポルックス…、次お願い!
(みどりちゃん、辛かったらもういいんですよ…!)


……


タイムアーーーップですわ。
はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……。
討伐数は7、まあまあ良いんじゃないんですの?
中盤からバテ始めたのが痛かったですわね。
みどりさん、本当にありがとうございますわ!!

ゆっくり休んでください!

さて、次はわたくし達の番ですわ。
随分大人数でやるんだなー。
8人いるメンバー全員でやるのですか…。

考えましたわね。

それじゃあ、お願い。
イエス。
そうだ、2体同時に出してくれません?
えっ!?
イエス、サー。
ちょっと!それはアリなんですの!?
ダメとは言っておりませんわ?

これも戦略の一つですの。

くっ……。
それでは……


ゴー!!

皆さん!いつも通りの場所でお願いしますわ!

完全な役割分担…。

討伐効率を考えた知能プレイと言うべきか…。

ゆづ先輩!冷静過ぎませんか!?
ん?ああ、まあな。
まずは1体ですわ。
こちらも1体ですわ。
は、速い…!

以前戦った時は全くの素人だったのに…。

向こうも相当練習したってことだな。


……


交代ですわ!
開始10分後に二つ目のグループと交代した。

グループを二つに分けたのはペースを落とさないためか…。

ここまで計画的になる程に、わたくしのことを…。
……
皆さん、ラストスパートですわよ!

頑張りましょう!!

ラスト10分は1グループで1体ずつで来たな。
ほとんどペースが落ちてない…。

これじゃあ…。


……


タイムアーーーップですわ。
ふう。

皆さん、ご苦労様でしたわ。

討伐数は…78体ですの。
まあ、及第点ですわね。
さて、次はエリーの番ですわよ?
くっ…。

やってやりますわ!!


……


はい、タイムアーーーーップ。
はぁ…はぁ…はぁ…
結果は、23体ですの。


合計で30体ね。

相変わらず指折りの運動神経ですわね。
でもあと40体以上、どうするんですの???
今のうちに荷物まとめた方がよろしいのでは??
………。
……もう…できることは…。
先輩!諦めるのはまだ早いです!!
え?
最後の一人が残っています!
最後の一人…?
ハイ。
あっ…。
ん?あなた、魔法少女なんですの?
ああ、そうだよ。
その割には、年齢が…。
うっ。
とにかく、あたしも魔法少女だから参加するよ!
どう見ても少女じゃありませんわね…。
どちらかというと…おばさん?
!!
……マジカルおばさん?
!!!
ぷっ
……っくくくくく…。
マジカル……おばさん……
だ、ダメですよ…笑っちゃ……
お前らも笑ってんじゃねえか!!!
マジカルおばさーん、頑張ってくださいましー。…ぷぷぷ
ぐぬぬぬぬぬぬ……。
だーーーー!!!もう怒ったぞ!!

ボンボンで甘ったれた生活してる奴らめ!格の違いを見せてやる!!

おいシャウラ!!こいつらの合計数はいくつだ!
合計もなにも一度しかやっていないから、78体だ。
78体いっぺんに出せ!!ぶち殺す!!!
そんなに出すと容量の問題で酷く動きが重くなる。
じゃあ、重くならない範囲で最大数はいくつだ!
25くらいだな。
構わん!出せ!
よし、スタートだ。
あら?おばさん、すごい数の仮想敵出しましたわよ?
おーい、おばさーーん、無理しないでくだ―――――――――
巨大な爆発が起こった。

煙が晴れると、25体の仮想敵は全て跡形もなく消え去り、結弦葉だけが立っていた。

な…!!
うそ……
シャウラ、次。
同じ数でいくぞ。
オォラァッッッ!!!!!
結弦葉に近くにいた十数体を一瞬で切り刻んだ。
………。
…………。
あはははは!!ドンドンいきますわよ~~~!!


……


タイムアップだ。
あれ?もう終わりですの?
結果は…975体だ。
そ、そんな…。
こんな人がいるなんて…聞いておりませんわ……。
とりあえず、現実世界に戻りますわよ。
-----------------------------------------------------------------------------
勝負はエリーさんの勝ちですわ。
約束通り、わたくし達はもうここへは来ませんわ。
は、はあ…。
別に来てもいいんじゃありませんの?
え?
折角出会った仲ですわ?

これを機に過去は忘れて、友達として生きていくのはどうでしょう?

それもそうですわね…。
……どうしますの?
………。
ごきげんよう!!
あ…行ってしまいましたわ…。
ゆづ先輩、口調が移ってますわよ?
あら、そういうあなたこそ、なんだかお上品になってますわよ?
仕方ありませんわ。

一生分聞いた心地ですもの。

おほほほほ。
おほほほほ。
………。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

黒嶺 結弦葉 (くろみね ゆづは)

21歳

田舎生まれ田舎育ち

魔法少女歴10年のベテラン

跡継ぎ問題に悩まされている

シャウラ

マスコットと呼ばれる白くて丸い地球外生命体

結弦葉を魔法少女に引き込む

渋い声

爺さん

結弦葉の隣の家に住む老人
よく田んぼに落っこちる

黄更城 エリー  (きさらぎ エリー)

13歳

魔法少女歴4年

都会出身

超一流企業の社長の一人娘

リゲル

エリーと共にいるマスコット
若々しい男の人の声

立河 みどり  (たちかわ みどり)

8歳

魔法少女歴1ヶ月の新人

孤児

ポルックス

みどりと共にいるマスコット
落ち着いた女の人の声 

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色