リンシャン

文字数 248文字

 お風呂で頭を洗っていると、ふとリンスが切れていることを思い出した。
「まいったな、どうしよう……」
 シャンプーまみれで目も開けられないし、まさか泡だらけのまま、裸でストックを取りにゆくわけにもいかない。
 困りはてていると、「……はい」という声とともに、いきなりリンスが手わたされる。
 ……え、わたしひとり暮らしだよ?
 天井の点検口の向こうから、ガサゴソとなにかが蠢く音がした。
#ホラーポエム




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