第48話 川辺のダンボール4
文字数 546文字
音量を極小にしてしばらく待つと、ピンボケした映像が始まった。
もしかしてコレはアレか。
盗撮とかそっち系の……。
男4人が肩を寄せあい、したたるヨダレを飲み下しながら小さなポータブルDVDプレイヤーを覗きこんでいる。
もどかしいほどの間があってからようやく、映像は像を結びはじめた。
俺を含めた野郎どもの口から、小声ではありながら全力の歓声が上がる。
映しだされたのは、紛れもなく全裸の女体だったのだ。
画面には一糸纏わぬ女の胴体が大写しになっている。
おっぱいは申し分なく拝めるのだが、シモのほうは絶妙に見切れている。
つい伸び上がったり角度を変えたりして覗きこもうとしてしまうが、DVDなのだから映っている以上のものが見えるはずもない。
頭ではわかっているけれど……。
音も動きもなかった画面に、突然、手が現れた。
節くれ立った男の手だ。
あまり若そうには見えない。親父と同じくらいの年代だろうか。
いよいよ始まる、始まってしまう……!
男の手が、女のちょうどみぞおち辺りに添えられた。
もう一方の手が銀色の棒状のものを滑らせたかと思うと、女の腹部がパカリと割れた。
「え……」
ヒソヒソ話のトーンではなく、思わず地の声が出た。
目は画面に釘づけだ。
というよりも、逸らすことができない。
もしかしてコレはアレか。
盗撮とかそっち系の……。
男4人が肩を寄せあい、したたるヨダレを飲み下しながら小さなポータブルDVDプレイヤーを覗きこんでいる。
もどかしいほどの間があってからようやく、映像は像を結びはじめた。
俺を含めた野郎どもの口から、小声ではありながら全力の歓声が上がる。
映しだされたのは、紛れもなく全裸の女体だったのだ。
画面には一糸纏わぬ女の胴体が大写しになっている。
おっぱいは申し分なく拝めるのだが、シモのほうは絶妙に見切れている。
つい伸び上がったり角度を変えたりして覗きこもうとしてしまうが、DVDなのだから映っている以上のものが見えるはずもない。
頭ではわかっているけれど……。
音も動きもなかった画面に、突然、手が現れた。
節くれ立った男の手だ。
あまり若そうには見えない。親父と同じくらいの年代だろうか。
いよいよ始まる、始まってしまう……!
男の手が、女のちょうどみぞおち辺りに添えられた。
もう一方の手が銀色の棒状のものを滑らせたかと思うと、女の腹部がパカリと割れた。
「え……」
ヒソヒソ話のトーンではなく、思わず地の声が出た。
目は画面に釘づけだ。
というよりも、逸らすことができない。