毒編

文字数 1,293文字

私は今毒を抜いている最中。
SNSという毒を抜いている
ツイッターやインスタグラム、ライン、など様々なコミュニケーションツールを絶ってから1カ月。
私には友達が居なくなった。
元々少ない友達も離れて行った。
自分から切り離した人もいる。
正直無敵。最初こそさびしさはあったけれど、今は様々な人間に対して不信感と疑心。自ら孤独になっていっている。人間は怖い。
前からSNSが嫌いだった。
他者との繋がりは鬱陶しい。
そうそう、ユーチューブの見方もわからないし、ユーチューバーがなにかもわからないし、こういう小説を投稿するサイトがいくつか存在してることも初めて知った。
ユーチューブ見なかったらひまじゃない?とかなにしてるの?とよく聞かれるけど。
時間ってそんな娯楽第一に使うものではないだろうと思う。自分の価値観押し付けんな。私の日々の時間は足りないくらいに、すぐ過ぎる。無職だけど、計画的無職だから、考えること、自分と対峙することをしていたらもう寝る時間。
みんなこんな私を馬鹿にして、突き放したり。内心馬鹿にして見下していたり。そんなことに気付いて、マイノリティに気付いた。私がおかしいのかな。
SNSやインターネットに一線をおいて、そのフィールドを見たとき、すべてすべてすべて各々のエゴが渦巻いているだけのツールに見えた。
そこに恐怖すら感じた。
SNSをしない人間はマイノリティ?で悪?
SNSはマジョリティ?で正義?
日本の産業ってこういう文化娯楽、謂わばカルチャーの発信、商業、そういったものばかりが目立つ。あってもなくてもいいような仕事に必死になってる人、あってもなくてもいいような仕事に殺される若者。例えばなんかの抽選キャンペーンをする。それに対しての人件費とか広告費宣伝費は相当かかっている。それって必要ですか?実際にそういう仕事をしてきたから、わかる、言える。不必要だと。そのお金があれば、そんなくだらないことにお金つかうなら、助けられる人間の命、動物や草木の命はどれだけあるかな。
これってさ、大人が気づかないのは、命の価値に気づいていないし、他人は他人関係ないって世界にした、なった、なってしまった、最終的には国の教え、国の進め方が悪かったとしか言えない。国が命を存外に扱っている。と言われても仕方ない。
スーツを着たサラリーマンに対して、気持ち悪いなと感じて嫌悪感がある私はこの日本の大多数の男は気持ち悪いということになるのだろう。なんでみんな同じ髪型なの。きも。黒や灰色のスーツ、白いシャツ。ビールで弛んだお腹がはち切れそう。気持ち悪い。こんな普通の押し付けをしながら頭ん中は下衆な事考えていて、私が誘ったらホイホイついて来るだろう。まじでピアスとかタトゥとかバキバキのやつの方が案外真面目だったりする。そもそも泥酔して迷惑行為をするのはこのスーツを着ている生物の方だろう。
これもまたマジョリティしか許さない日本が作り出した産物。
みんなSNSの毒を抜いて、もっと孤独と対峙して、孤独を受け入れて、考える時間があればすこしは、一ミリか、世界は変わると思う。
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