2話

文字数 476文字

と、永遠先輩……なんで……
僕は、夢でも見ているのだろうか。確かに先輩は死んだ。

僕は葬儀にも出たし、お墓参りにも行った。死んだのだ。今ここにいるはずがない。

そしたらこの永遠先輩に似た彼女は何者なんだ? 

彼女は妄想の先輩で、ついに僕はやばいやつになってしまったのか?

どうしたのそんなにイヤらしく見つめて……そんな熱視線、照れちゃうなあ
すみません、僕ちょっと疲れてるみたいで……えっと、あなたは誰ですか?
夢島永遠、17歳ですっ!
…………
だめだ、僕は疲れて幻覚が見えている。さっさと帰って寝るべきなのかもしれない。
ユウくんが考えてることわかるよ、私がいるわけがないって思ってるんだよね
えっと……あまりにも周りにリア充が溢れているせいで、寂しくなった僕が妄想した永遠先輩だと思ってます
あははっ、なにそれ、ユウくん私で妄想してるのー? きもーい
……うっ、ですよね、きもいですよね
妄想なのか夢なのかそれとも本物なのか分からないが永遠先輩にきもいと言われてしまった……いや、実際きもいんだけど、好きな人に言われるきもいは傷つく。
あのね、一緒に来て欲しいところがあるんだ
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登場人物紹介

夢島 永遠


ユウの先輩で彼女。

1年前に交通事故に亡くなるが、クリスマスに実態を持って蘇った。

人当たりがよく、周りの人みんなに愛され、人を笑顔にする。

1人でいたユウに近づき、色々な世の中の楽しいことを教える。

好きな食べ物はたい焼き


ユウ


先輩が亡くなってから、心を閉ざす。

先輩がすべてだった。

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