その十五 栄光と代償の館

文字数 7,521文字

 (よい)美優志(みゅうし)というのがその男の名前である。
「わざわざ海まで越えるとは…。熱心なんだか、馬鹿げてるんだか」
「そこに怪談があるなら、聞きにいくまでさ」
 美優志は離島の田舎に住んでいた。友人の親戚がそこに住んでいるから、その家に転がり込んでいるとのこと。高校を卒業してから自力でカメラマンになったんだって。心霊写真はないのかと尋ねたら、そんなものは写さないと言い返されてしまった。
「おい今お前…俺のこと、落ちぶれてるって思っただろう?」
「いやいや。そんな風には…」
 正直、ちょっとは感じてしまった。だってこんな田舎に骨を納める気であるらしく、自分の撮った写真が世間の目にとまるようなことは夢にすら思い描いていないって言うから。沖縄に来て首里城やひめゆりの塔を撮影してくれって頼んだら快諾はしてくれたけど、彼には有名になりたいという願望がないようだ。
「これでも昔は、大金持ちだったんだぜ? まあそう言っても誰も信じちゃくれないが」
「そりゃ金持ちだったら、ここで暮らしたりしないだろうね」
「…まあいい。氷威さんよぉ、せっかくここまで来たんだし、話を聞いていけよ。後悔はさせねえからよ」
 そもそもそれが目的だ。
 俺はこの島に伝わる話が聞けると思ったが、どうやら違うようで、
「今は俺一人、日田家の世話になってるがな。俺の一族はかつて、本土で暮らしていたんだ。よくある金持ちのバカみたいな日常を送っていたさ、それこそ脳みそ溶けちまいそうなくらいにな」
 やや自嘲気味に美優志は喋り始めた。
「栄光には代償が付き物なんだ。俺は身をもって思い知らされた」

 俺の家……すなわち宵家は投資をはじめとするビジネスで金を稼いでいた。だがそれは決して正しい方法と言い難く、時には恐喝まがいのことすらしていた。都合の悪い企業はあの手この手で倒産に追い込み、言うことを聞く会社には甘ったるい飴を与える。もしかすると暴力団とも繋がっていたのかもしれない。まあ今となっては確かめようがないが。
 ある時、引っ越すことになった。一族で一番偉いヤツが、都会暮らしはもう飽きたとかぬかしたんだ。だから宵家は、森の中にひっそりと建てられている一軒の洋館を見つけ、元々の住民を追い出して、そこで暮らすことになった。

 だがそれは、誤ちだった。

 俺だけは、追い出される家族の表情を見逃さなかった。
 喜んでいる。家を奪われるというのに、悲しい涙の一滴も流していない。
 元住民は逃げるように足早に去っていった。何から逃げていたのか? それはすぐに知ることになる。
 俺は、この洋館に『何か』がいることを見抜いていた。実際に目にしたわけじゃないし、特別霊感が優れているわけでもない。だが空気というか雰囲気というか……異常なのだ。
 だが、発言権のない俺が何を言っても聞き入れてもらえるはずがない。仕方なく、黙っていた。
 ちなみにだが、宵家は洋館に引っ越した時点で、合計四十六人いた。

 ある時のことだ。競っていたライバル会社が倒産した。それで宵家は莫大な利益を得た。
「羨ましいなあ、美優志は」
 クラスメイトがそう言う。離れた森に住んでいても、そういう噂は普通に囁かれていた。だが俺は、ちっとも嬉しくなかった。
 理由は公にできなかった。宵家の中で、箝口令が発せられていたからだ。
 それは宵家の中の男に問題があった。なんとコイツ、良家との縁談が成立した直後に不倫が発覚したのだ。家中は大騒ぎだった。縁談は白紙に戻されるかもしれず、さらに訴えられそうだったからだ。
 結局、儲かった大金を積んで、裁判沙汰は回避した。お陰で儲けた意味がほとんどなくなってしまった。問題を起こした宵家の男は絶縁され、風の噂が確かなら断崖絶壁から身を投げたらしい。

 今度は逆のパターンを紹介しよう。
 宵家の中でも高齢な女がいた。病院に通いながら寿命を延ばしているような様子だった。だが、普通に運動もできるし話も通じるぐらいには元気なのだ。俺もよく、話をしていた。
 ある日のことだ。その女が突然死した。癌でも脳梗塞でも、心不全でもない、というより俺は、何で死んだのか知らされていない。死因は医者はわかっていたが、宵家には詳しく伝わっていない。
 何故なら時を同じくして、親が買っていた宝くじが大当たりをしたのだ。結構な額が家に入ってくると、誰も女の死を口にするものはいなかった。

 同時の時もあった。
 宵家が出資している系列が北海道にホテルを建設しようとした時だ。近くにエオスという大きなホテルがあって、それが邪魔だったのだが、そう思っていた矢先に、火災で焼失した。犠牲者も出て、そのグループは撤退を余儀なくされた。そして宵家の可愛がっている系列はそこにホテルを建てることができた。
 それと、宵家の若い女が交通事故で死ぬのは、タイミングが重なった。

 そんなことが二、三回あったので俺はパターンを把握した。
 宵家に何か良いことが起きると、狙っていたかのように身内に不幸がやってくる。
「あの家族が喜んでいた理由はこれか…!」
 俺は探偵に依頼して、元住民について調べてもらった。
 調査結果はすぐに手元にやってきた。それによれば元住民も、かつては大家族であったらしい。言わば宵家と立場が似ていた。
 そして報告書には、元住民の繁栄と不幸の時期も記載されていた。それはほとんど同時であり、今の宵家と同じような流れだった。
「このままここにいれば、四肢を切り落として宝を得るようなもの…。それでは意味がない!」
 俺は探偵からの報告を持って、家族に進言しようと決心した。
 だが、この洋館の『何者か』がそれをさせなかった。
「オマエ……。コノヤカタヲデルツモリカ?」
『何者か』は、おぞましい姿を俺に見せた。体は人間のようだが、ライオンのような頭、コウモリのような羽、そしてサソリのような尻尾があった。四足歩行をしていて、俺の部屋にどこからとなく入ってきたのだ。
 俺は、恐怖する前に反発した。
「当たり前だ。ここにいれば、家族がどんどん減ってしまう。不幸と抱き合わせの富なんていらねえ」
『何者か』は、怖くなかった。その存在を早いうちに察していたからか、そういうのがいなければおかしいくらいに不幸が出来すぎていると心の中で納得していたためか。
「ソウイウワケニハイカナイ。オマエガデテイクトイウナラ、アシタニデモイッカシンジュウニシテヤロウカ? ドウスル? ニゲテモイイガ、タイセツナカゾクヲヒトバンデウシナイタクハナイダロウ?」
「てめえ…!」
 天秤にかけられないものが当時の俺にはあった。だから俺は折れて、洋館に残る…つまり報告書を破り捨てた。
「アンシンシロ、ミュウシ。ワガスガタヲミタモノニテヲクダスノハ、イチバンサイゴトキメテイル。オマエガサイゴジャナケレバ、オマエニフコウハオトズレナイ。サア、ヨイノイチゾクガホロビルサマヲ、イッショニミヨウジャナイカ」
『何者か』はそう言って、ニヤニヤと笑った。

 ある時、家族が騒いでいた。ライバル会社が可愛がっていた、柊造船所という企業の豪華客船、ガンガリディア号が沈んだのだ。宵家は柊造船所に出資はしていない。だからダメージは受けずなおかつ、ライバル会社は倒産に追い込まれた。これでまた、利益を得たのだ。
 洋館で夕食を食べていると、『何者か』は隣で囁くのだ。
「ドウダ? タニンノフコウハイイアジダロウ? オマエハワカッテイルトオモウガ、エイコウハダイショウガアッテコソ。ダレヲイタダコウカナ…?」
「妹だけは勘弁してくれ…」
 俺はそう言った。言い換えれば妹以外の家族は誰でも死んで構わないという言葉。
「ンン、ソウカ。オマエモカゾクデイチバンシタシイイモウトハオシイカ。ダガソウイワレルト、エラビタクナルノガサガッテモノダ」
「……」
 絶望が俺を包んだ瞬間だった。
「マ、イイダロウ。ココハヒトツ、オマエノキボウヲキイテヤル」
「ふ、ふう」
「ナニヲアンシンシテイルンダ? サア、シメイシロ。ダレナラサシダセル? イッテミロ」
『何者か』は、俺に希望を与える気などなかった。俺がその存在を知ってしまったからなのか、執拗に精神にダメージを与えることをしてくる。
「従兄の親なら…」
「ダヨナア、エラブトオモッタゾ。ダッテオマエトチガツナガッテナイ、アレハヨメニキタダケノアカノタニンダモノナア? ヨロシイ、タノシミニマッテイロ」
 ほどなくして、従兄の母は通り魔に遭い、刺されて死亡した。
 差し出してしまったことを俺は後悔したが、同時に、『何者か』に睨まれているのだから、この洋館にいる誰かが死ぬだけだった、妹は守れたと自分に言い聞かせた。
 だが宵家は余計なことに、柊造船所に融資を申し出て、自分の子会社にしようとしたのだ。
「ダレダ? イッテミロヨ」
 俺は、差し出さないという選択肢を選んだ。すると、
「ダイショウナクシテエイコウナシ。カシコイセンタクダトオモワナイコトダナ」
 誰も死ななかったが、子会社の話も流れた。
 誰かが死ななければ、宵家は進歩できないことがわかった。

 日田(ひだ)雲雀(ひばり)とは中学時代から親しい仲だった。よく学校では一緒に行動していて、部活も同じだったからお互いが大切な関係だった。
 そんな雲雀が交通事故に遭ってしまう。信号無視の車に跳ねられたのだ。当然俺は嘆いた。雲雀に対し、何もしてやれない己の無力さに腹が立ったほどだ。
 だが『何者か』は、心を揺さぶるのが恐ろしいくらいに上手だった。
「タスケタイノカ、オマエノキモチハイタイホドワカル。ダカラコンカイダケトクベツニミトメテヤロウ。タスケテヤルヨ」
「ということは、やはり…?」
「ハナシガハヤクテタスカルナア。サアサア、ダレヲダスンダ? ソウダヒトツ、テイアンダ」
『何者か』は、意識不明で重体の雲雀を助けることを約束した。だがそれには重すぎる条件が付いていた。
「ヒヒヒ。ヨイケノナカデ、オマエニチガチカケレバチカイヤツヲダスナラ、ジコマエノケンコウテキナジョウタイニモドシテヤロウ。チガトオイヤツヲダスナラ、ケガハナオッテモイッショウショクブツジョウタイダロウナ」
 雲雀を助けるなら、恐らく相当の代償を払わなければいけない。俺は『何者か』は、妹を差し出すことを期待していると直感した。
「…………………母親は、どうだ?」
 苦渋の選択を迫られ、とうとう俺は親を片方、出してしまった。
「………フム。マアイイダロウ。シカシカワイソウダナ? ソンザイイギガユウジンニマケルハハオヤトハ。ソウハオモワナイカ?」
「うるさい! 早く雲雀の怪我を治せ!」
「アセルナヨ。アシタ、シュジュツデスベテウマクイク。ダガオマエノハハオヤハ、ゲンカンヲデタガサイゴ、ニドトイエニカエッテハコナイ。イイナ?」
 俺は黙って頷いた。平然と親を売る自分が、悪魔に思えた。
 一週間も経てば、雲雀は奇跡以上に回復し、まるで事故が嘘であったかのように元気になった。
 だが俺の父は、母の捜索願を出すことになった。そして『何者か』の言った通り、帰ってこなかった。

 その後もしつこく何か起きるたびに『何者か』は俺に代償を要求してくる。もちろん鬱陶しいことこの上ないが、家族に犠牲が出ているのにさらなる富を得ようとする宵家にうんざりもしていた。
「高校に進学すると同時に、一人暮らしがしたい…」
 俺は無意識のうちにそう呟くほど、呆れていたのだ。
「カンガエテヤロウ」
 それを『何者か』が聞き逃すはずがなかった。
「誰か、差し出せと?」
「チガウ。イツモオナジジャツマラナイダロウ? オマエハシュウマツニハカナラズカエッテクルンダ。カエッテコナカッタラ、ヒトリイタダク。カエッテクルナラ、イママデドオリダ」
『何者か』は、休みのたびに洋館に戻ってくるよう俺に言った。従わなければ多分、宵家は社会的には躍進するのだろうが、家族に不幸が訪れる。
 何て奴の存在を、俺は察知してしまったんだ。
 俺の一人暮らしには、家族は誰も反対しなかった。反対するような人は、既に洋館にはいない。そして一人暮らしは始まるのだが、休みは必ず洋館に行く。だから自立しているのかそうでないのか、あやふやだった。

「イイシャシンダナ?」
 俺は写真部に入り、活動していた。『何者か』はそれにすら首を突っ込んでくるのだ。
「ゼンコクテキニユウメイニナリタクハナイカ? オマエニソノキガアレバ、カメラヒトツデクッテイケルヨウニナレル。ドウダ?」
『何者か』の思惑には気づいていた。どうしても俺の口から、妹を差し出させたいんだ。それを待っているんだ。
「興味がない」
 俺は断った。妹を死なせたくないし、有名人になりたいとも思わない。それが『何者か』には気に食わなかったのだろう。宵家が出資していた会社が、より儲かる方法を編み出した。同時に俺の父親は、薬物中毒で他界した。

 俺の高校生活は、至って普通だ。
 一つ変なところがあるとするなら、三年間で身内が大勢死んだところか。忌引きを何度使う羽目になるのか、俺にすらわからない。
「あの洋館にいさせるわけにはいかない」
 俺は妹に無理を言って、同じ高校に入らせた。そして一人暮らしも始めさせた。妹は何も知らない。だから『何者か』も、何もしないはずだった。
 だった、と言うのも、妹は俺が高校を卒業すると同時に自殺してしまうからだ。
 理由は不明だった。いじめられていたわけでもなければ、失恋したわけでもない。学校は何度も調査したし、俺は妹の日記にも目を通した。生活や勉強、人間関係で困っている様子は一切なかった。
 だが俺は、なぜ妹が死んだのかを理解していた。断っておくが自殺を選ばせた原因をわかっているのではない。
 同じ時期、宵家の若い女に大企業の跡取りが交際を申し込んでいた。
 妹は、栄光のための代償にさせられたのだ。
「あのヤロウ…。妹にだけは手を出すなって言ったはずなのに…」
 俺は、致命的な勘違いをしていた。『何者か』のことをコントロールしているつもりで実は、手の平で踊らされていただけだったのだ。『何者か』は、不幸の味を知っている。俺の悲しむ顔を、見たい。それだけだ。アイツにとって人の命など、気まぐれでどうとでもなる。そんな危険な存在を、勝手に牽制できていると思っていた。

 俺は急いで洋館に戻った。だが、玄関はくぐらない。
(終わりにしてやる! 例え不名誉を被ってもな…)
 手には、灯油の入ったペットボトルとライター。
 放火犯になって逮捕されてもいい。勝手に妹を持っていった報いを受けさせてやる。
 俺には、迷いや躊躇いはなかった。
 灯油を洋館にばら撒くと、ライターで点火した。こんな森の中じゃ、消防車は間に合わないだろう。
 勢いよく、炎は燃える。焦げる匂いを嗅ぎ、熱さを感じると俺は後ろに下がった。でもまだ逃げない。『何者か』がこれを、一人殺せばボヤで済ませるかもしれないから。
 数十分経っても消防は現れなかった。洋館の半分以上が焼け落ちるのを確かにこの目で見た。
(ざまあみろ、『何者か』…。お前のせいで宵家はもう、俺を含めても三人しか残ってない)
 栄華を極めた宵家も、もう終わりだ。俺は『何者か』に殺される前に、手を打った。
 洋館には、家族が残っているかもしれなかった。だが、もういい。俺と、どうせすぐに代償にされるであろう若い女、ここに住むと決めた一族のリーダーしか残っていない。たったの三人じゃ、『何者か』の前では一カ月も持たないだろう。
 森から出ると、何とか言いくるめて雲雀の家に泊めてもらうことになった。

 だが、様子がおかしい。テレビをつけていても、新聞を読んでいても、洋館の火事がどこにも報道されていないのだ。
(あれだけ派手に燃えたのに、どうして? 誰も気づいてない? いや、ありえない。いくら森の中に佇んでると言っても、人目につかないわけじゃない。第一、火事が人の目に入らないわけがない!)
 俺は確かに、洋館が焼けるのを見た。そもそも火を放ったのは俺だ。
 だが気づくと、森に向かっていた。あの洋館がどうなったのかを確かめなければいけない気がしたのだ。
(見る必要なんてない! 俺が放火した張本人だ。あの洋館はもう、存在すらしてないはずだ……)
 だが俺の目に飛び込んで来たもの。それはあの、洋館だった。
 静まり返った森の中に、ひっそりと建っている洋館。まるで何事もなかったかのようだ。本当に何もなかったのかもしれない。火事が起きる前の状態で、そこに存在している。
 しかも、空き家になっていたのか、新しい住民が見学に来ているのだ。
(宵家は? あと二人いたはずだが、どうなったんだ?)
 俺の思考回路は停止した。その住民たちが洋館に入っていく時、屋根の上に『何者か』がいて、手招きしていたのだ。
 表しようのない恐怖を覚えた俺は、逃げるように本土を去った。

「今もその洋館は存在しているんだろうな。そして住民に栄光を与える。代償と引き換えだが…」
 美優志の話はそこで終わった。彼の家族については残念に思うが、
「君は、逮捕されないのか? 放火は罪が重いんだぞ?」
「俺は確かに焼いた。燃え尽きちまえばよかった。でも、洋館は未だそこに存在してるんだぜ? 本土に残っている雲雀が先週も確認に行って、写真を送ってくれた。何に放火したって?」
 美優志は写真を見せてくれた。そこには綺麗な洋館が写されている。どこも焦げてすらいない。これじゃあ警察は美優志の話を信じないだろう。想像に難くない。
「この写真、もらっていいかな? ある種の心霊写真じゃないか?」
「持っていけよ。もう、見たくもないんだから」
 だが俺は、すぐに美優志に返却した。これを持っていると、俺にも代償を支払わなければいけない時が来てしまいそうな気がしたからだ。
「シュレッダーだな。炎は受け付けないみたいだからな」
 美優志は機械に写真を入れて、バラバラにした。
「あの洋館も、こうなればいいのに。氷威さんよぉ、本土で暮らすんなら、あの洋館だけはオススメしないぜ」
 俺は、美優志の言葉に頷いた。
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