*コロナ禍の恩恵とは

文字数 302文字

2020年度、自殺者数とインフルエンザの患者数がそれぞれ一万人以上も減少したことだ。
また、交通事故、循環器系疾患・脳血管疾患の死者数も激減している。
新型コロナウイルスによる死者数が一万人を超えたという報道はまだ記憶に新しいが、その影で数万もの命が救われたのだ。
そんな記事を読んで違和感を感じた。

結果として、新型コロナウイルスは数万もの命を救ったことは確かだが、それは一時的な延長でしかない。
自殺志願の青少年を取り巻く家庭・学校環境を劇的に変化させたり、交通事故が激減するような法整備が行われた訳ではない。
寧ろ、生活が感染前の状況に戻る瞬間、その安定していた生活が音を立てて崩壊してしまうのを危惧している。
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