阿弥陀仏の四十八願 その7

文字数 849文字

〈極楽住まう菩薩たちが得られる利益についての誓願〉

第46願 私が〈仏の位〉を得た時に
      〈私の国に住まう菩薩たち〉の志の高さや願いの深さに応じて
      その時々の彼らにふさわしい〈法(教え、真理)〉が、おのずと聞くことが出来ますように。
      もしそうならないのならば、
      私は誓って〈この上なく正しい覚り〉を完成させて〈仏〉となることはありません。


〈極楽以外の仏国に住まう菩薩たちが阿弥陀仏の名前の文字を聞いて得られる利益についての誓願 3〉

第47願 私が〈仏の位〉を得た時に
      〈他の仏たちの国に住まう数々の菩薩たち〉が
      私の名前の文字を聞いて、
      すぐに菩薩の修行階梯の中の
      〈修行の成果がもはや退くことはない(不退転)〉
      という位に至ることが出来ますように。
      もしそうならないのならば、
      私は誓って〈この上なく正しい覚り〉を完成させて〈仏〉となることはありません。

第48願 私が〈仏の位〉を得た時に
      〈他の仏たちの国に住まう数々の菩薩たち〉が
      私の名前の文字を聞いて、
      すぐに
      〈三つの法忍(1.音響忍おんこうにん…常に鳴り響いている仏の教えの声(法音)を受け入れることが出来ること 
               2.柔順忍にゅうじゅんにん…「小我」のとらわれが一切なくなり、素直に、柔軟に仏法を受け入れることが出来ること 
               3.無生法忍むしょうぼうにん…“本来何ものも生ずることもなく、滅することもない”という真理を認めて受け入れることが出来ること)〉
      を得ることが出来て、
      しかもそれらの位から退くことがありませんように。
      もしそうならないのならば、
      私は誓って〈この上なく正しい覚り〉を完成させて〈仏〉となることはありません。
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