第18話 星に願いを

文字数 882文字

 午前 5時15分。2日ぶりにウォーキングをした。梅雨の晴れ間の澄んだ空気が心地いい。ふと、見上げると、青い空に白いウロコ雲。気象予報士によれば、この雲が出れば、3日以内に雨なんだそうな。へえ〜、知らなかった。明日は皆既月食。南東の空に出た月が、午後6時44分から欠け始め、午後8時09分には完全に隠れるそうだ。24年ぶりの自然現象、しかもスーパームーン(いつもより明るく大きい月)なので、是非とも観たい。

 確か、4月の「こと座流星群」だったと思うが、このとき、久しぶりに流れ星を見た。「今、見られるかも」とピン! ときて、ベランダへ。夜空を見上げて1分ほどで、サーッと左から右へ流れた。私は常々、ある願いがあったので、早口で唱えた。
「一瞬だったけど、言い切ったよね?」

嘘みたいな話だが、事実だ。叶ったら、またブログに書きたいと思う。

 私は、ノンフィクションが好きだ。それには、自然も含まれる。7年ほど前、アメリカの国立公園、グランドキャニオンへ行った。ツアー観光だとラスベガスから入り、セスナ機で眺めるのが定番だが、このときはアリゾナ州のフラッグスタッフから、ガイドとともに車で向かった。1時間半ほどで到着。目の前に広がる景色は、何処に焦点を合わせて観ればいいのか…… 。あまりの大きさに、視野がついていけなかった。映画のセットのようにも()える。初めての感覚を味わうことができた。似たようなもので言えば、色のイメージは、ディズニーランドのビックサンダーマウンテンにある、岩山のよう。だから、ディズニーの美術はすごいなぁと感心もした。

 アメリカは人種のルツボのような国だが、ここグランドキャニオン付近に住む先住民族のナバホ族は、褐色の肌をした佇まいだった。頭に羽根をつければ、インディアンのようなと言えば想像しやすいだろう。私はナバホ族らしき人から、ドリームキャッチャー(魔除け)を買った。厳密に言えば、ナバホ族の物ではないようだが、コレのおかげか、ぐっすり眠ることができている(笑)

 明後日の予報は雨。
自然の一大イベント、
皆既月食が観られる天気になりますように。
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