第42話 お題発表から

文字数 2,465文字

毎回Noveljamはお題に絡む作品を書くことになっておる。今回のお題は「縁」であるのだ。


ちなみにうちの著者は第1回2017年の時、「破」というお題が開会前に公表されたので、そこで準備をしてしまったのである。

なにやってんですか。それじゃ即興にならないですよ。
公表されてしまったから仕方ないのだ。我が著者はそこで、全て準備を捨てて別案にすることも覚悟したらしい。だがチームの編集さんがこれでいこう!としたために、そのまま加筆して提出、米光一成賞を頂いた。そのときの編集さんが波野氏であったのだ。
このリンク先のブログにそれが記されておる。
この時宿泊したお宿、トレインホステル北斗星、なくなってしまいましたわね…。コロナのせいでしょうね。
残念だがどうにもならぬ。あそこで使われた名列車・寝台特急「北斗星」の車内の調度の数々がどうなるか気になるのだ…。だが今はNovelJamの話をせねばならぬ。
でも「縁」って面白いお題ですね。これで私も書いてみようかな…。同じ時間で。
それは歓迎なのだ。毎回参加者以外の一般観戦者の中で自然発生的に同じ条件で創作するものがいて、それを裏NovelJamと呼んでおる。それもまたNovelJamのタノシミかたであるぞ。
でも実際に参戦したほうが格段に楽しいのですけれども。
詩音くん、どうであろう? ここまで。
たいへん楽しく過ごさせていただいておりますわ。今回はスタッフの著者さんを依代にしてお手伝いしているのですが、独特の緊張感とライブ感が素晴らしいですわ。リモート開催でこれが味わえるなんて思いもしませんでした。
よかったのだ。このために著者を鉄研制裁しまくったのだ。これでこそやった甲斐があるというものであろう。
その分著者さんがぼろぼろになってませんか。ひどいっ。
著者さんがそのへんの草ばかり食べさせられてもがんばってくれてるのは私達のためですよ。少しは感謝しましょうよ。
うぐう。とはいえ。
はいNovelJamの話の続きー!!
うぐ、そうであるか……。
著者さんに潰れられたら困るの僕らですもんね。
ともあれ開会した。オープニングのピアノファンファーレもDOVA-Syndromeで見つけたものなり。感謝であるのだ。あのままドラクエを流したくなるが、許諾の関係で無理である。可能であればエスコンやグラディウスも流したかったぞ。
もー。すぐ影響受けるんだから。
ともあれ「縁」についての創作文芸14作品、この時点では影も形もないが、2日後の15日12時にはすべて表紙付きで出来上がる。実にすさまじい戦いである。
そのために画面に残り時間表示が出てるんですね。怖いなあ。
締切の怖さを知らずにモノを書くでない、とワタクシは思うのだ。
ほんと、そうですわねえ…。
そしてルールの説明である。ざっくりした説明だが、これから五月雨式ではあるが都度都度詳細が説明されていく。いきなりはじめにどんと全部説明されても運用は困難であるからの。
だいたい説明が終わって、参加者が用意されたチャットシステム・Discordでチームごとに挨拶して打ち解け、これから作品とチームの戦いを組み立てていく。

ちなみにこのDiscordなどでのアクティビティが全く無く、連絡の問いかけにもまったく応答しなければ失格になる。だがそんなものは今回一人もいなかった。

そりゃそうですよ。参加費払ってんのにそうするのは全くナンセンスですよ。
でもそれにも備えねばならぬのがこういうイベントなのだよ榎木津くん。
京極堂なんて古すぎますよ!名作ですけど。
でもこうして文学について、創作について長い時間飽きもせずに語り続けられるなんて、夢のような環境です。これぞNovelJamという感じがいたしますわ。
さふであろうさふであろう。それでこそ我らも冥利に尽きるというものだ。
あれ、なんかアニメとかのコマーシャルに行くとこみたいになったー。
アイキャッチであるのだ。このあとスライドショーをCMの代わりに流し、またアイキャッチで配信を再開するのだ。
トイレタイムとかみたいですね。
このインターバルのときに色々できればよかったのだが配信PCで色々するのはリスキーで無理であった。

だが、後ほど行う企画番組のときには役に立ってくれたぞ。

ちゃんと無駄にはならなかったんですね。よかった。
あと写真がめちゃかっこいいー。
過去開催のNovelJamで撮影された写真スライドショーであるのだ。HON.jpの写真ファンの方々に感謝であるのだ。
創作を頑張ってる姿は素敵だなー。ひどいっ。
ひどくはなかろうに。
でも今回開催分では、こういう写真を撮影することはほぼ不可能ですわね。みなさんお顔も姿もお見えになりませんし。
それがネックであるのだ…。かといって方法もアイディアも見つからず、途方に暮れるしかないのが実際であるのだ。
リモート開催の弱点ですわね。でもそのかわり、顔も姿も見せられない方でも、さらには距離的に離れていても参戦チャンスが得られるのは表裏一体の強みにもなりますわね。
このリモート開催のNovelJamがふつうに合宿したりしてやっていたこれまでのNovelJamの『代用品』ではなく、『可能性を広げる新しいもの』になってくれれば真に素晴らしいことであろう。そう思ってワタクシ、今回邁進したのである。
でもこんな素敵なシーン、今回もあるはずなのですが見られないのはつらいですわね…。
うむう。なにか見つけたいと思うておったのだが…。
こうやって顔出ししてくれる方はそういうとこで助かる。これは今回の参加者の日野光里氏。ベテランシナリオライターにして怪談ホラーの名手。今回のテーマ「縁」はホラーに親和性が高いので、この日野さんがまさに台風の目になりそうであるのだ。
というかこの時、日野さんのいる九州はトンデモナイ大雨でしたね。それでもNovelJamできるってのはすごいかも。
困難に立ち向かうNovelJamオンライン、これもまた可能性を広げたのかもしれぬのう。
つづきます。
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登場人物紹介

長原キラ ながはらキラ:エビコー鉄研の部長。みんなに『総裁』と呼ばれている。「さふである!」など口調がやたら特徴ある子。このエビコー鉄研を創部した張本人。『乙女のたしなみ・テツ道』を掲げて鉄道模型などテツ活動の充実に邁進中。

葛城御波 かつらぎ みなみ:国語洞察力に優れたアイドル並み容姿の子。でも密かに変態。しかしイマジネーション能力は随一。


武者小路詩音 むしゃのこうじ しおん:鉄研内で、模型の腕は随一。高校入学が遅れたので、実は他のみんなより年上。鉄道・運輸工学教授の娘で、超癒し系の超お嬢様。模型テツとしての腕前も一級。


芦塚ツバメ あしづかツバメ:イラストと模型作りに優れた子。イラストの腕前は超高校級。「ヒドイっ」が口癖。


中川華子 なかがわ はなこ:鉄道趣味向けに特化した食堂『サハシ』の娘。写真撮影と料理が得意。バカにされるとすぐ反応してしまう。

鹿川カオル かぬか カオル:ダイヤ鉄。超頭脳明晰で、鉄道会社のダイヤをアルバイトで組んでしまうほどの『ダイヤ鉄』。プロ将棋棋士を目指し奨励会所属。王子と呼ばれるほどハンサムな女の子。電子回路やプログラミングが得意。

田島ミエ たじまみえ:総裁の古くからの友人。凄腕の模型テツ。鉄研のみんなと一緒に大洗などを旅行したものの、関西在住で滅多に会えない。なおかつその実像は不明。

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