第33話:釧路旅行後、昔の仲間で同窓会企画

文字数 1,630文字

 首都圏にいる大勢の日本人達は、この苦しみ、悲しみを知らない人が、圧倒的に多いのも、現実。この一連の見学で自分達の無知さを思い知らされた。最終日、15時に、ホテルをチェックアウトして、釧路空港近くのレンタカー屋に寄って精算を終えた。その後、空港まで送ってもらった。

 喫茶店でケーキセットを食べながら空港を眺め羽田行きの18時40分発の飛行機を待った。やがて時間が迫り登場口の近くの窓口で搭乗手続きを取って近くの待合席で、待つと、搭乗手続きが始まり。飛行機に乗り込み20時過ぎに羽田到着。羽田空港から横浜駅行きの高速バスに乗り21時、マンション近くのバス停に到着した。

 家に帰って、風呂に入って、空港で買ってきた、つまみを肴に、ビールを飲みながら、今回の旅行で多くの写真を見ながら、思い出話を続けて、0時過ぎまで、起きていて、やがて、ベッドに入ると、直ぐに、眠りに落ちた。そして、翌朝8時に起き、マンションの周辺を散歩して、シャワーを浴びた。

 今日は、薫子は、着替えて、マンション近くのバス停から、横浜駅東口行きのバスに乗り込んで、そごうのカルチャーセンターへ向かった。10時半過ぎに到着し授業の用意を済ませて、教室に入り、年上の男性講師と打ち合わせをしていると、次々、生徒達が入室した。そして授業が始まり、和気あいあいと授業がが進んでいき、生徒の質問を受け、丁寧に説明した。

カルチャースクールを終えると生徒10名と講師の計12名で、そごうのレストランに行って、和食を注文した。その時、生徒達の夏休みの話となった。ある人は、家族4人で、バンクーバーへ行った。そこから美しい花で有名なブッチャードガーデンにいってきた話をして撮ってきた美しい庭園の写真を数多く見せてくれた。

 また土産も渡してくれた。その他には、シアトルからクルーズ船でアラスカクルーズに家族4人で出かけた話をする人がいて大きな氷が崩れ落ちる写真を見せてくれた。そして説明するガイドが、近年の温暖化で以前の氷河の位置と現在の位置を比較して、どれだけ流氷が、溶け出しているか説明してくれた。

 これによって太平洋の多くの小さな島国が、水位が上がって住む家を失っていると熱く語っていたと話した。夏休みが過ぎて9月になり少しずつ涼しくなった頃、薫子が、中学時代の友人とクラス会がしたいと言い出した。そこで、彼女の中学時代の住所録を使い友人の居所を電話をかけて確認した。すると4人が、以前の中学校の近くに住んでいた。

 そして、薫子が、今年中にクラス会をしたいと言うと、3人が、出席したいと言った。その友人の情報も聞き12人の連絡先が判明。その後、土日を中心に電話をした。今年中に、クラス会を開くと言うと10人が参加したいと言ってくれ、企画することにした。場所は、中学の近くの居酒屋と考えた。薫子は、特に、中学時代、仲の良かった、今市節子、雨木久子、樋口清実と、横浜で、会おうと言うことになった。

 薫子が、清水も一緒に行こうと誘ったが、女4人で、男1人じゃ、嫌だと断り、同棲してることは内緒にしてと言った。2013年10月6日土曜日、横浜で、薫子が、今市節子、雨木久子、樋口清実と、久しぶりに会って、長話がしたいので、カラオケに入って、4人で、カラオケは、しないで、ずっと、おしゃべりを続けた様だ。

 その晩、17時に、薫子が帰ってきて、夕食の支度して風呂に入って夕食後、ビールを飲みながら、今日の話を清水に話し出した。それによると3人とも結婚して子供がいて忙しいと話していた様だ。中学の仲間同士の結婚は、クラスで2組あったようだが、1組は、アメリカに渡って滅多に帰ってこない。

 もう1組は、横浜線沿線の駅近くのスナックを経営しているとの事だ。だから、12月のクラス会は、そのスナックが、良いのではないかと言う意見が多かったと語った。同級生で亡くなったのが、5人で、病気が4人、交通事故が1人だったと教えてくれた。
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