第2話『魔王、オヤジギャグを放つ。』
文字数 3,060文字
魔王城の会議室。そこに、城の面々(スレイブ以外)は集まっていた。多くの煌びやかなシャンデリアが室内を照らしていたが、それに反比例し椅子に座る皆の表情は険しい。
その原因は、彼らの視線の先にあった。
中心にあるテーブル上、件のペンダントである。
その時、突然会議室のドアが勢いよく開かれた。
するとドアの影から、一人の少女が顔を出した。
そういうと、魔王はペンダントを手に取り彼女に見せた。
そしてスレイブは、猛烈な勢いで部屋を後にした。
会議室は笑い声で溢れかえった。
和やかな雰囲気が室内に広がり、天界の少女も笑みを浮かべていた。
そう、天界の少女も、笑みを……天界の少女も……。
突如現れた天界の天使見習いの少女に、一同は唖然とする。
天界なだけに衝撃の展開ってか?
……すみません。続きます。