(二)-4

文字数 226文字

 松崎が交通事故に遭うなんて思わなかった。でもまあ、放課後は部活をサボって街に出ていたらしいから、そういうこともあるか。でも入院までするってことは、かなり酷い事故だったのだろう。
 そういえば、その日、明も夜八時に帰ってきた。それと何か関係しているのだろうか。まあ、そんなこともないか。
 しかし、そのことに気づいた私は、ほんのちょっとだけ気になって、教室にいた木下に声をかけた。
「なんだよフサフサ」
「だからフサフサじゃないって言っているでしょう」

(続く)
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み