詩小説『セフレと見上げる天井』全ての男女へ。

エピソード文字数 504文字

セフレと見上げる天井

セフレと見上げる天井。
そこには何もない。空も、雲も、天国も。

セフレと見上げる天井。
未来は見えない。過去も出来ない。

セフレと見上げる天井。
どんよりと重苦しく曇っていた。

何度となく同じことを繰り返したせいか。どうしようもなく、飽きてしまった。

僕でなくてもいい気がする。誰でも抱けれそうな気がしてならないんだ。

一度開けたことのある箱は、その中身に興味が湧かないもんだ。

セフレと見上げる天井。
いらないはずなのに、欲しがる関係。

セフレと見上げる天井。
捨てるには勿体ない気がして。

セフレと見上げる天井。
まさか嫉妬してるなんて嘘だろ。

乱暴も、じれったさも、雑にしてみても。それもまた受け入れられる。

お決まりの流れの中、身を任せたまま、独りで目を閉じた、この現実。

布団から抜け出して、そそくさと服を着る。寂しいわけじゃない。暇なだけ。

セフレと見上げる天井。
やはり独りじゃ味気なくて。

セフレと見上げる天井。
こんな生活抜け出したくて。

セフレと見上げる天井。
こんな自分が嫌いで。

裸のまま生温い水を飲む君。
そんなセフレが好きで。
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登場人物紹介

主人公はあなたです。それぞれの恋愛模様を『詩小説』で。

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