第8話 つきつめた人
文字数 216文字
あなたの頭は、いっぱい働いた
思索を重ね、思索を重ね
「もう、休みなさい」と
死が訪れてくれたのかもね
みんな、自分の死を
他人の死のように思っているのに
あなたは自分の死期を定め
それまで、一生懸命、生きようとした。
それが、あなたの著作だった
いのち、かけれるって
素敵なことかもね
理解されなくても
自分に正直に、誠実に
生命のコピー、描写した
魂のようなもの、
そのものは、まるごと描けない
その魂が向かう対象に、
書き写す
創作って、きっとそういうものなんだ
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