第3話 あとがき

文字数 1,278文字

 皆様、初めまして。
 「有汐けい」と申します。

 「虹色の孤独を抱いたネコ」をご覧いただきありがとうございます。
 また、「あとがき」を先にご覧になっている方もご興味を持っていただきありがとうございます。
 「あとがき」を読んで、是非本編もご一読していただければ幸いです。

 私は「あとがき」が好きで、実際にこうして自分で「あとがき」を書けていることを嬉しく思います。

 ここでは、この作品が生まれた経緯などお話できたらと思っております。

 さて、こちらの作品はお題を与えられて作成した作品です。

 お題は「東京、二人の波形」で1万文字以内。

 非常に難しいお題でした。
 何となく、恋愛ものが作りやすそうな気がしたのですが、それも素直過ぎて芸がないなと思い、違ったアプローチで…ということで本作が生まれました。

 この作品は実際に東京の墨田区に存在する飛木稲荷神社という神社の御神木にまつわる話を元に、私が作り上げた作品です。
 もし、ご興味が湧きましたら是非、そちらのお話もご覧になってみてください。
 この御神木には、実際に木の枝に「お狐さま」が座っているそうです。
 私も実際に見に行きましたが、確かに…そう見えなくはないかな…と。
 東京にお住まいの方は駅から近いですので是非、足を運んで「お狐さま」を確認してみてください。

 また、私は物語を書くときに頭の中に流れる映像を文字におこしているのですが、この作品のエンドロールの時にはMr.childrenさんの「NOT FOUND」が頭に流れてきました。
 1万文字には描ききれなかった、主人公の苦悩などをこの曲が補完してくれていると個人的に思います。
 もし、聞いたことがない方がいらしたら是非、作品を読んだ後に聞いてみてください。
 とても素敵な曲です。

 さて、話が逸れてしまいましたが…「二人」という部分は、主人公と少女、主人公とキツネというような感じにしました。
 そして、「波形」という部分は私が話す必要はないかと思いますので、ここではあえてお話しません。
 ネタバレにもなりますので…。

 話は変わりますが…若い時には進む道が一本しか見えなかったり、回り道をすることはいけない事だ、という先入観がある方が多いかと思います。
 私も親にそのように言われてきたこともあり、学生の頃にそう思って疑わなかったです。
 しかし、大人になってみると目標に向かうための道は幾つもあることに気付きます。
 また、回り道をしている人ほどヒトとして厚みがある方が多い気がしています。
 それは大人になっても同じで、年齢や仕事、家庭を言い訳に色々とやりたかった事を諦めている人が多いのではないでしょうか。
 何かを頑張ることに年齢はあまり関係ないと私は思います。
 ただ、頑張る力が、周りの理解が若い人達より必要なだけなんだと…。

 是非、この一万文字程度の作品が誰かの心のやる気の一助となり、近くに寄り添えたら幸いです。
 それでは、また次の作品で。

 
 有汐けい

 

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