１０
文字数 238文字
弾け出すサプライズに
心踊るリズムは
今宵は眠らずに
このまま朝まで
どんなに言葉を重ねても
また飛び越えて
どこかへと走り出す
どこまでも置いていかれるのに
いつまでも待っててくれる
そんなあなたのその歌は
子どもの頃に無くした
クレヨンのように
どんな色にも染めていく
パッションもカルチャーも
あなたの手にかかれば
全てはただのパーツだから
翼を広げて羽ばたけば
この空の広さじゃ
物足りないかもしれない
海を超えて時間を超えて
あなたの全ての歌声が
まだ咲かない華たちを
呼び覚ます雨のように
降り注げ空の彼方から
