第99話

文字数 118文字

「あっ、杏さん。……と渚さん」

 僕は手元にあるカプチーノをさっと流しに零した。

 「ちょっとマスター、私のことおまけみたいに言わないでよ」

 渚さんが手をひらりとふって、僕をたたくマネをしながらふざけて言う。

 「いえいえ、そんなつもりでは」
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