01 税金って、どうして払わなければいけないの?

文字数 542文字

 大きくは、国家――ここは日本ですので、日本国家を指しますが――その国家を「運営」するための「資金」を調達するため、といえるでしょう。

 少し乱暴な言い方かもしれませんが、大筋ではあっていると思います。

 この辺は経済学――特に、マクロ経済学の理論に基づいているのだと思いますが――国民から税金を徴収し、その「元手」から予算を組み、社会保障や公的扶助などの目的のため、国民に再分配する――素人丸出しですが、ざっくりいえばこんな感じでしょう。

 この仕組みの成立は、細かくさかのぼれば、モンテスキューの「法の精神」だとか、途方もない議論になってしまうはずなので、あくまで「広く浅く」いければと思います。

 とにかく、近代社会システムの構築にともない、現代の徴税のメカニズムが形成されるに当たって、経済学の理論が一つ、大きな役割を担っています。

 そこで、国の最高法規たる「日本国憲法」で、まず最初に、「税金」について言及し――いわゆる「納税の義務」のことですね――そこから「法律」によって、細かい部分を取り決めてあげる、という形になるようです。

 次回はそのところに触れながら、『そもそも「憲法」と「法律」の違いって何だっけ?』という疑問について、答えていければと思います。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み