『(まんがで読破) 雇用・利子および貨幣の一般理論 』
文字数 636文字
『雇用・利子および貨幣の一般理論』(まんがで読破)
／ ケインズ 作 ・Teamバンミカス（コミック）
「まんがで読破」シリーズの、ケインズの経済理論書『雇用・利子および貨幣の一般理論』です。
原書のほうは正直読破する根性なかったのですけれど、これはちゃんと読めるうえに、おどろきの面白さ！
いやほんと、ちゃんとおもしろいのです。すばらしい。
読む前はてっきり元の経済学の本を、せいぜいわかりやすく漫画で描きなおしたぐらいのものだろうとおもっていたのですが、これが大間違い。
ケインズの妻リディアさんを語り手にして、古典的な経済理論を覆す新理論が打ち立てられていく日々のドラマが描かれています。
で、もちろんドラマだけでなく、タイトル通り読みながらしっかりとその新理論が理解できちゃうというすごさ。
おはなしをたのしく読んで、理論も把握できて、一粒で二度おいしい本ですね。
絵もかわいいし、ドラマのほうも理論を邪魔せずに補ってくれていて、最後にはけっこうぐっときます。経済学書を読んでうるっとくるとはさすがにおもってませんでした＞＜
表紙にケインズ作、と書かれてますけども、それだけでなく漫画のスタッフもしっかり評価してあげたい、そんな本でした。
（おまけのひとこと）
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Original Post：2018/08/20
