おばあちゃん
文字数 961文字
涙を流し続けて数十分。
ガーゴイルの表情はとても晴れやかでやる気に満ちています。
「こんなに頭の中がスッキリ爽快になったのは久しぶりでありますよ!!」
実は滝の様に流れる涙こそあの料理…いや、薬の効果なのです。
彼の記憶にあった3つの刺激的な食材は魔法薬の材料。
トメさんに手伝ってもらい完成したそれは、石から生まれた魔法生物の体調不良を涙と共に洗い流す“秘薬”だったんです。
「これならもう居眠りなんてしなくて済みそうであります」
4品目 成功!!
星 ☆☆☆ 3つ♪
「アナタ達のお陰で自分もやっと元の役目に戻る事が出来るであります! このご恩は一生忘れないであります!」
ガーゴイルは2人にお礼を言うと早速学校へ帰ろうと翼を羽ばたかせるのですが…。
「ちょっと待つの!」
すずに尻尾を掴まれます。
彼のチカラを持ってすれば振り払ったり、彼女をぶら下げたまま飛び立つなんて造作も無い事。
しかし、お世話になったすずにそんな乱暴な事できません。
結果、見た目はすずが強引に引っ張ったカタチで、受け身もとれず地面に墜落しました(汗)
流石に顔からダイレクトに床へ落ちれば彼も痛そーです。
「いったいどうしたのでありますか?」
「あたしが頼んだのさ。このまま帰したらまた同じ事を繰り返しかねないからねぇ」
強打した鼻を押さえつつ問い掛けるガーゴイルに答えたのはすずではありません。
温室の入り口から現れたのはトメさん。
その姿に“すずと蘭香以外の人に見つかった事”とは異なる緊張が走ります。
「ご…ご主人様!?」
そう、トメさんこそガーゴイルの生みの親だったんです。
なんとも言い難いプレッシャーで彼は石の様に動けません。
(…っと、彼は石でしたw)
「全くあたしゃ情けないよ。生徒を護らなけりゃいけない立場のお前さんが、生徒に危ない料理を作らせて迷惑かけるなんて」
「申し訳ないであります」
「大体なぜ校長先生やバディに相談しなかったんだい? 無駄に事を大きくするなんてガーディアン失格だよ」
「スミマセンであります」
それからトメさんのお説教は延々と2時間続きました(汗)
勿論すず達は巻き込まれない様に音もたてず退散してます。
因みに監督責任を追及された校長先生が、更に長く3時間叱られた事は皆に内緒のお話ですよ。
ガーゴイルの表情はとても晴れやかでやる気に満ちています。
「こんなに頭の中がスッキリ爽快になったのは久しぶりでありますよ!!」
実は滝の様に流れる涙こそあの料理…いや、薬の効果なのです。
彼の記憶にあった3つの刺激的な食材は魔法薬の材料。
トメさんに手伝ってもらい完成したそれは、石から生まれた魔法生物の体調不良を涙と共に洗い流す“秘薬”だったんです。
「これならもう居眠りなんてしなくて済みそうであります」
4品目 成功!!
星 ☆☆☆ 3つ♪
「アナタ達のお陰で自分もやっと元の役目に戻る事が出来るであります! このご恩は一生忘れないであります!」
ガーゴイルは2人にお礼を言うと早速学校へ帰ろうと翼を羽ばたかせるのですが…。
「ちょっと待つの!」
すずに尻尾を掴まれます。
彼のチカラを持ってすれば振り払ったり、彼女をぶら下げたまま飛び立つなんて造作も無い事。
しかし、お世話になったすずにそんな乱暴な事できません。
結果、見た目はすずが強引に引っ張ったカタチで、受け身もとれず地面に墜落しました(汗)
流石に顔からダイレクトに床へ落ちれば彼も痛そーです。
「いったいどうしたのでありますか?」
「あたしが頼んだのさ。このまま帰したらまた同じ事を繰り返しかねないからねぇ」
強打した鼻を押さえつつ問い掛けるガーゴイルに答えたのはすずではありません。
温室の入り口から現れたのはトメさん。
その姿に“すずと蘭香以外の人に見つかった事”とは異なる緊張が走ります。
「ご…ご主人様!?」
そう、トメさんこそガーゴイルの生みの親だったんです。
なんとも言い難いプレッシャーで彼は石の様に動けません。
(…っと、彼は石でしたw)
「全くあたしゃ情けないよ。生徒を護らなけりゃいけない立場のお前さんが、生徒に危ない料理を作らせて迷惑かけるなんて」
「申し訳ないであります」
「大体なぜ校長先生やバディに相談しなかったんだい? 無駄に事を大きくするなんてガーディアン失格だよ」
「スミマセンであります」
それからトメさんのお説教は延々と2時間続きました(汗)
勿論すず達は巻き込まれない様に音もたてず退散してます。
因みに監督責任を追及された校長先生が、更に長く3時間叱られた事は皆に内緒のお話ですよ。