108話 ノームVSナナ!ノームの涙と悲しき過去!

文字数 7,470文字

前回のあらすじ。

ノームから全てを取り戻すため、始まったのは遊園地を走って一周するスピードラン。


村エリア、ステージエリア、アトラクションエリア、お菓子エリアの順番に走ってまたスタート地点に戻って来るのだけど、数々のミッションに挑戦しないと先へ進めないルール。

そして、ノーム、ジャックとソラ、ナナに分かれて最初にゴールした方の勝利。


まずは前半。

村とステージのエリアを走るのはノームとナナ。

スタート地点である遊園地の入場ゲートから走って後半の2人にバトンタッチする。


そして今、スタートの合図が……。


****



『ご主人!』
『はは……まさかこんな事になるなんてな……』
『ごめん!こんなはずじゃなかったんだ!本当はみんな優しくて……!』
『わかってる。きっと何かあったんだ。それより足を休ませたい……』
『先に行ってくれ。』
『嫌だ!オイラも一緒にいる!』
『ノームは優しいな。大丈夫、後で必ず追いかけるから。』
『うう……!』
うおにゃあああああああああ!

さぁ、元気よくスタートしたのはナナ選手!

がむしゃらに走ってるようだけど落ち着いて!

まずは優しい村エリアよ♪

一方ノーム選手は……

あら?青ざめた顔してどうしたのかしら?

もう始まってるわよ?

……しまった!

とある記憶を思い出した事で出だしが遅れてしまい、ナナに越されてしまうノーム。

慌てて走るけれど、表情は暗く汗をかいている。

何であんなの思い出したんだ!?

くそ!さっさと追い抜いてゴールしてやる!

笑ってられるのも今のうちだぞ!

(落ち着け!周りが笑ってるのはどうせ手も足も出ないから頭おかしくなってるだけだ!

大体隙もガラ空きでジョブレベルも弱いコイツらなんかオイラがやらなくても簡単にやられる!)

(それにミッションだってある!)
『スピードランで決着?』
『そうさ!でもただ走るだけじゃつまんないから課題があった方がいい!アイツらが勝ったら諦めてやるから協力しろ!』
『何をすればいいの?』
『例えばDIYとかスタンプラリーとか……アスレチックなんかもおもしろいな。とにかくいろんなミッションを用意して、ちゃんと出来たか確認する審査員も用意しとけ!わかったか!』
『その課題は私が決めていいのかしら?』
『いいぞ!ただし不公平(ふこうへい)になるようなものは無しだ!オイラは宙に浮けるけどアイツらは浮けない!』
『わかったわ。』

『あとハロウィンに近いものにしろ!

遊園地(ここ)のテーマに沿った方が宣伝になる!

走ってる時はカメラで生放送する予定だ!』

『ノームちゃん?』
『みんな来るだろ。ここが有名になったら。』

……あの女がどんなものを用意したのか知らないけど楽勝だ!

あんなマヌケに負けるか!

ポーラとの会話を思い出して走るスピードを上げるノーム。

ナナは看板やカボチャに書かれた矢印に沿って走っていく。


この先は村エリア。

……と、その前に。

ルールがいまいちわからない人のために画像を用意したわ♪
スタートの位置にいる2人は左のエリアを走って上の2人へ交代!
後半の2人は右のエリアを走ってスタートの位置へ戻る!

ソラ選手が先にゴールすれば勝ち!

ジャック選手がゴールすれば負け!

この遊園地の運命がかかってるわ♪

以上!セクシーゴーストポーラでした♪

チュッ❤️

ポーラは生放送のためのカメラに向かってスピードランの説明。

さらになぜか投げキッスをして、カメラを動かしているゾンビに合図(アイコンタクト)


今まで見た事もない乙女な顔をする主人(ポーラ)に目を丸くして「えっ?」と言いたいけどあくまでカメラなので喋ってはいけない。


そしてカメラは再びナナを撮影。

カボチャや観戦するオバケ達が道を作ってくれたおかげで順路が分かる。

そんなナナの前にはたくさんの子供達が。

トリックオアトリート!
お菓子ちょーだい!
にゃにゃ!?お菓子!?

はぁい♪

それではミッションの説明をします♪

まずは「お菓子配り」。

村の中にいる子供にビスケットをあげてね♪

簡単すぎるにゃ!

で、お菓子はどこに……

にゃあああああ!?

追いついたぞ!

お菓子配りなんてすぐに終わ……

って、なんじゃありゃあ!?

ナナとノームが驚いたのは

村の上空にふわふわと飛んでいる風船。

風船はいくつもあって、1つ1つに小さな木箱が付いている。

もしかしてこれって!?

そう♪

ビスケットは木箱の中のどれか♪

村の真ん中にパチンコを置いておいたから、撃ち抜いて……

うりゃ!
パン!

こらー!

まだ説明の途中だにゃ!ちゃんと聞かないとダメにゃ!

知るかマヌケ!

ほい、ビスケッ――

え?チョコレート?

はい残念♪

木箱の中はビスケットだけじゃなくて、キャンディーとかちっちゃなおもちゃとかいろいろ入ってるの♪

でもお菓子を配るのは3人でいいから安心してね♪

そう、このお菓子配りは少し厄介。

いくつも飛んでいる風船の木箱から「ビスケット」を見つけ出して子供に渡さないとクリア不可能。


ここはすぐにでも撃ち落としたいところだけど、ナナは全然パチンコが当たらなくて苦戦……

はーい♪ナナ選手、ちゃんと狙って〜?

赤い風船でも黄色い風船でも撃っていいのよ〜?

ちゃんとやってるにゃあ!!

手元が狂うのか、風船に当たらずに村の家の壁に当たってしまう。

しかし、それは理由があった。

この村どっかで見たような……?

うーん、思い出せないにゃ……何か怖いものがあったような気がするんだけど……

心当たりはあるけどハッキリと思い出せずに集中できず、狙いがズレてしまう。

それは次々に風船を撃ち落とし、一歩リードしているノームも同じだった。

くそ!あの女、許さないぞ!

オイラをバカにしてるのか!?

『おいノーム!綺麗だなぁ!風船がたくさん飛んでるぞ!あっちにはカボチャもみたいだし、何かのお祭りかな?行ってみようぜ!』

……うう!思い出したくない!

ふざけるな!!

パン!パン!パン!パン!

お見事!

ノーム選手、すごい勢いで風船を撃ち落としていきます!これは早い!!

にゃにゃあ!?

何であんなに上手いにゃ!?コツを教えてくれにゃ!

『さすがノームだな!コツを教えてくれよ!』
いい加減に……!
しろおおおおおおおおおおおお!!

かつて誰かと一緒にいた記憶。

それはノームにとって忘れたい嫌な記憶。

この村エリアもたくさんの風船もナナの言葉も記憶に繋がるヒントになってしまう。


ノームは叫ぶながらパチンコを連続で撃ち、見事にビスケットを3つ入手。

あっという間に子供達に配ると何かを振り払うかのように次のエリアへ全力で走る。

クリアを確認!

はい、ノーム選手のクリアを確認しました♪

早くも次のステージエリアへ行ってしまうんでしょうか?

にゃあああああ!

ぜんっぜん当たらないし思い出せないにゃあ!

どうなってるにゃあ!

頑張って!落ち着いて撃てば当たるわ♪

このままじゃ……

負けちゃうにゃああああああああ!!

一方、ナナはまだ苦戦中……。


****


スピードラン第2のエリアはステージエリア。

順路を走り、目の前に飛び込んできたのはステージエリアのパンフレットとスタンプ台。

スタンプラリーか!

ノーム選手ステージエリアに突入!

ステージエリア最初のミッションはスタンプラリーです!

エリアのどこかにあるスタンプ台を見つけて押せばクリア!

ただし、3メートルの大きなカボチャの頭の上にあったり、風船で飛んでたり、パレードの練習中のオバケの誰かが持っていたり、スタンプを見つけてもすぐに押せないから気をつけてね♪

押しにくいなんて関係ない!

誰かがスタンプを持ってるなら無理矢理奪ってしまえばいい!

こんなものさっさと終わらせてやる!!

ダメにゃ!!
は!?もう追いついたのか!?
村にいたオバケがアドバイスしてくれたのにゃ!みんな優しくて嬉しいにゃ!
ふざけるな!そんなの反則――

それより無理矢理奪うなんてどういう事にゃ!

遊園地の中でも外でも人に優しくするのは当たり前にゃ!

うるさい!優しくったって何の意味もないんだ!そこをどけよ!!
にゃあ!?

そう言うと、ノームはナナの言葉が気に入らなかったのかナナの腹部を殴ると、パンフレットに1つ目のスタンプを押して走っていった。

一方のナナは思った以上に強いパンチだったのか尻餅をついてその場に座り込む。

するとその場を見ていたオバケやゾンビ達がナナの元へ。

大丈夫かい!?
反則だ反則!すぐポーラ様が中止にしてくれるぞ!
待ってにゃ!
え?

このくらい大丈夫にゃ!

ここはスタンプを押せばいいにゃ?

エリア内のスタンプを全部押せばクリアだけど……まだやるつもりなのか?
くそ!女の子のお腹を殴るなんて何考えてんだあいつ!
教えてくれてありがとうにゃ!
え?お、おいちょっと!

きちんと心配してくれたオバケ達に「ありがとう」と伝えてパンフレットにスタンプを押すナナ。

慌てて「がんばれよ!」と声をかけると、こちらに手を振って走り去ってゆく。



****


それから数十分後。

ノームはリードしたまま数々のスタンプを押してゆく。

一方のナナも遅れをとっているけど順調。


ここまで押したスタンプの場所は様々で、

ステージの裏にある柱、風船、たくさんの目玉のオモチャの中、パレードの練習をしているオバケ、棺桶の中、ステージエリアの中にある売店の横、小さなカボチャの口の中……。

どちらかがスタンプを押すたびにポーラがその場所の魅力を説明していった。


そして、ナナはカボチャの形をした扉を発見。

扉の前にはノームが立っていて、スタンプ台が2つ設置。

周りは細い道と深い森のようになっていて、この扉を通らないと先に進めない。

……やっと来たか。遅いぞ!
にゃ?これは何にゃ?スタンプ台が2つあるけど……
よこせ!

にゃ!?何するにゃ!?

ウチのパンフレットを取っちゃイヤにゃー!

はい、それじゃあ説明します♪

この扉を開ける方法は1つだけ!

相手のパンフレットをスタンプ台に置く!

ただし、置かれた相手は森の中のコースに変更!

こわ〜いゾンビ達に足を掴まれて大ピンチ!

もちろんただの足止めだから痛いようにはしないけど大きくスピードダウンしちゃう!

さぁどうする?

チッ。

にゃ?

つまり相手のパンフレットをスタンプ台に置けば扉が開いて安全、でも相手は大ピンチ……

そういう事だよ!お前のパンフレットをよこせ!
なーんだ!だから欲しかったんだ!
はい♪
は!?

途端に自分のパンフレットをノームに渡そうとするナナ。

ノームはまさかの行動に驚く。

話聴いてたのか……?

自分のパンフレットをスタンプ台に置かれたら不利になるんだぞ……?

それにこの扉の先はもう……!

おー!ゴール直前だにゃ!

スタンプラリーのゴール地点って書いてあるにゃ!

(意味がわからない……!何で簡単にパンフレットを差し出せる……?何で奪おうとした事もさっき殴った事も怒らない……?どうして笑っていられる……?)
いらないにゃ?
(そうだ!コイツが怒ったのは一度だけ!)

『こらー!まだ説明の途中だにゃ!ちゃんと聞かないとダメにゃ!』

(ポーラが説明してる時にオイラがパチンコで風船を撃ち落とした時……!)
ははは……はははは……
にゃ?どうしたのにゃ?

優しいから何だ?いいヤツだから何だ?

そんな風に褒められたいからやってるんだろうけど、そんなもの何にもならない……!

怒ってるにゃ?変な事言ったならごめんにゃ!

魔法禁止も飛行禁止も無しだ。

パワーもスピードも(おさ)えてたけど解放。

防御もどんな武器も効かない最大レベルにする。

巨大化だってできる!

「禁止」にしていたはずの魔法も飛行もなかったことにして巨大化するノーム。

手に持っていたパンフレットを踏み潰してしまう……。

にゃ、にゃああああ!?

高さ10メートルを越すノームに驚くナナ。

よほど怖いのかその場に立ち尽くす。

お前はオイラに「優しくするのは当たり前」と言った!

あれは嘘だと言え!死にたくなかったらな!

にゃっ!?

怖いだろ?

こんなにでかい敵がいたらどうしようもないだろ?

だったらオイラの言う通りにしろ!

これは命令だ!!!

かっこいいにゃ!すごいにゃ!

……何だって?よく聞こえなかった!

もう一度――

魔法とか空飛ぶとかいっぱいできてすごいにゃ!

ズルはしてほしくないから勝負(スピードラン)が終わった後にいっぱい見せてにゃ!

…………何だと?
でも人が話してる間に先に行くのはダメにゃ!当たり前って言ったのは取り消さないにゃ!
貴様あああああああああ!!!

途端にナナを掴み、握り潰そうと力を込めるノーム。

周りのオバケ達が止めようとするけれど……

にゃあああああ!

オイラは間違ってない!

悪はお前だ!優しい事が何になる!

取り消せええええええええ!!

イヤにゃあああああ!
大変!なんとかしなくちゃ!
ポーラ!お前のせいだ!!
きゃあ!?
大変だ!ポーラ様が捕まった!
なんてことだ!

オイラはずっとイライラしてるんだ!

その意味が分かるな!?

いいえ分からないわ……!

どんなミッションを用意するか決めてと言ったのはあなたでしょう?

死にたいのか!?

知ってるでしょう?

私はもう死んでるわ。おバカさん♪

ポーラっち!大丈夫かにゃ!?

えぇ平気よ。

あとポーラでいいわ。よろしくね♪

仲良くするな!!

状況がわかってないのか!?

ポーラはともかくニャルシーは生きてる!

このまま握り潰せばどうなるか……!

あら、仲良くして何が悪いの?

この子は私の仲間の努力を認めてくれた恩人よ?

もう友達よね?

もちろんにゃっ!

気に入らない!

何が友達!何が仲間!何が恩人!

ノームきゅんも一緒にゃ!

一緒!?

何が一緒だ!オイラはお前らより優れてる!

火属性の最大魔法は使えるか!?

武器を持たずに人間を殴って一撃で殺せるか!?

どんな傷を受けてもすぐに回復できるか!?

できないにゃ!

……そうだろ!できないだろ!

だったら一緒にするんじゃない!

だからすごいって言ったにゃ……!

かっこいいにゃ!羨ましいにゃ!真似できないにゃ!

『どうして落ち込むんだ?お前は俺よりいろんな事ができるんだ。すごいじゃないか!とても真似できないよ!』
『ノームみたいになりたかったな……』

全然すごくない……!

こんな事できたって何の意味もないんだ……!

にゃ……!泣いてるにゃ……?
やっぱり……

ナナの言葉でまた何かを思い出して泣いてしまうノーム。

両手に掴んでいたナナとポーラは開放されてスタンプ台の前に立つ。


その時、ポーラが優しくノームの大きな足に触れた。

ずっと自分を責めてたのね。

でも大丈夫、あなたは悪くないわ。

何かあったにゃ……?
うわああああああああああん!
にゃあ!?

……ノームにはずっと一緒に旅をしていた人間がいたの。

2人はどんな時もとにかく笑って、魔物に襲われた時だって楽しんでるように見えた。

そんなある日、ノームは自分の故郷を見せてあげたいって言って、2年間離れていたとある村に人間連れて来たの。

ちょうどハロウィンの夜ね。

トリックオアトリート。

お菓子をくれなきゃいたずらするぞ。

そう言われた2人は困るわ。だってお菓子なんて持っていないんだもの。

にゃ……?お菓子……?

人間は「ごめんね」と言って去る。

でももう夜遅いし、宿屋を探したいけど村には民家ばかり。

困り果てていると、突然村に飾ってあったカボチャが動いてたくさんのオバケに襲われちゃう。

あまりの怖さに2人は必死で逃げる。

でも暗い森を走ってたどり着いた先は墓地。

何年もずっと放置されてて汚い。

にゃ……?このお話どこかで……?

すぐにそこを離れようとするけど、地面からゾンビの手が人間の足を掴む。

ノームは必死に人間を助けてひたすら走るわ。

暗い森を抜け、洞窟を抜け、ゾンビの手から逃れたと思ったその時……
崖にゃ!!
そう、崖に追い込まれてしまう。
――数年前。
『参ったな。崖か……』
『ご主人は逃げて!オイラは奴らを足止めする!』
『へぇ?ノームかっこいいじゃん。』
『そんな事言ってる場合じゃないよ!早く……!』
『お!いい所にトロッコ発見!ここは廃鉱山なのかな?』
『ダメだ!!レールは崖の下にある!他の道を探そうよ!』
『なんとかなるさ。さぁ乗って!』
『くそ……っ!こんなはずじゃ……!』
『逃がさない!』
『どこ行くの?』
『わぁ!?あっち行け!』
『血まみれの子供達かぁ。怖いなぁ!』
『のんきな事言ってる場合じゃ……』
『うわああああああああああ!?』
――
『ご主人!』
『はは……まさかこんな事になるなんてな……』
『ごめん!こんなはずじゃなかったんだ!本当はみんな優しくて……!』
『わかってる。きっと何かあったんだ。それより足を休ませたい……』
『先に行ってくれ。』
『嫌だ!オイラも一緒にいる!』
『ノームは優しいな。大丈夫、後で必ず追いかけるから。』
『うう……!』
『回復ッ!!』
『ははっ。ノームの力は自分にしか効果が出ない。忘れたのかい?』
『でも……!ご主人、足が折れて……!』
『平気さ、これくらい。少しだけ時間があればへっちゃらだよ!』
『よくない!助けられないなんてイヤだ!』
『どうして落ち込むんだ?お前は俺よりいろんな事ができるんだ。すごいじゃないか!とても真似できないよ!』
『ノームみたいになりたかったな……』
『ダメなんだよ……こんな事できても……』
『見つけた!』
『ご主人に近付くな!!』
『ノーム。行ってくれ。』
『イヤだ……!』
『イヤだあああああああああああ!!!』
――現在。

思い出したにゃ……!

この話、アレと同じにゃ……!

そう。

ゴーストコースターはノームの実話を再現したアトラクションだったの。

違うんだ……!

こんなはずじゃなかったんだ……!

村のみんなは友達で優しいはずだったんだ……!

わかってるわ。

旅人の彼もそう思ってる。あなたを責めたりなんてしてない……

だからもういいの。

あなたの力はすごい。意味のあるものなの。

いい加減、自分を許してあげましょう?

うっ……うぅっ……!
うわああああああああああああ!!

ノームは大好きな旅人との記憶を思い出して号泣。

体も元の姿に戻って、大粒の涙を流しながらポーラに抱きつく。


ずっと一緒だった。大好きだった。

故郷の村に連れてって、友達を紹介して、喜んでもらいたかった。


でも(そこ)にいたのは友達じゃなくて知らない顔の人間達。

必死で「こんなはずじゃ」って思ってた。

ずっと自分のせいだと思ってた……。

まだスピードランは終わってないにゃ!

ま、待って!

こうなったら全力で走るぞ!!絶対負けない!

さぁゴール目前!

後半の2人にタッチすれば終わりよ!

あともう少しだよ!頑張って!
もうちょっとだよー!頑張れー!

スピードラン前半戦!

勝つのはノーム選手かナナ選手か!

やああああああああ!
にゃあああああああ!
つづく!
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

名前:ジャック

初登場:2話

メインで活躍するお話:全て 


主人公。

本名は金剛寺悠哉(こんごうじゆうや)。

ゲーム実況動画を動画サイトにアップロードして活動している男子高校生で、とある事件から異世界転生してしまう。

すぐ人を信じたり優しかったりよく笑ったり、子供らしい所が多く目立つ性格で、基本的に誰とでも仲良くなれる。

それは相手が敵であっても「友達になれるかもしれない」「悪い人じゃないかもしれない」と思うくらいで、敵に騙されたり利用されたりする事もあるけれど、初登場時から考え方を変えた事はない。

また、異世界人で唯一スキルを持たない。

名前:金剛寺桃華

初登場:3話

メインで活躍するお話:????編


ジャックが異世界で初めて出会う少女で、その正体はジャックの妹。

初登場時はお互いに記憶が無かったので認識していなかったけれど、後に思い出すことに。

ジャックと同じくおっちょこちょいですぐ人を信じてしまう性格で、ルルカ曰く「兄妹そっくり」。

異世界人で、何らかのスキルを持つ。

名前:一ノ瀬煌(いちのせ きらら)

初登場:3話

メインで活躍するお話:????編


口癖は「チョリーッス!」。

チャラくてノリが良いナイスキャラで、数億円の財産を持つほどお金持ち。

初登場時からしょうもないギャグをかましてジャックからツッコミをもらう事が多く、普段はネタ要員。

その一方で好きになった女性を守ろうとしたり優しい所もある。

異世界人で、何らかのスキルを持つ。

名前:ミノル

初登場:3話

メインで活躍するお話:????編


ジャックを追いかけて異世界へやってきたクラスメイト。

元は男子高校生だが異世界に来たことで性転換して女の子に。

ジャックに対してはヤンデレで、「あの女の人だぁれ?」と迫る事が多く、いつも怖がられている。

また、異世界人で、とんでもないスキルを持つ。

名前:ゴワス

初登場:3話

メインで活躍するお話:????編


異世界の住人。

謎のユニット「脂肪ブラザーズ」の1人。

奇抜な格好をした男性で、まさにツインテールで水着を着てヒゲの生えたおっさん。

オネエ口調でダミ声。キャラが濃い。

その一方、ジャックやミノルに異世界についてアドバイスをしたり、普通の人が知らないような事を知っていたりと謎の部分も。

名前:ゴッツァン

初登場:3話

メインで活躍するお話:????編


異世界の住人。

謎のユニット「脂肪ブラザーズ」の1人。

ゴワスと同じく奇妙な服装をしている男性。バラを咥えてネグリジェを着たおっさん。

ネタ発言が多く、存在がギャグそのもので口に咥えたバラを相手にプレゼントする時に言う「あげる。」が口癖。

ゴワスとは違い、真面目な話やアドバイスをする事は少ないが優しい性格。のはず。

名前:グラリオ

初登場:3話

メインで活躍するお話:????編


ゲノン帝国幹部の1人。

本来はジャックなどの異世界人を捕まえて処刑する敵だが、正義感が強く帝国に疑問を抱いているため、異世界人を捕まえずにアドバイスをするなどの行為が目立つ。

異世界人で、触れたものを消すスキルを持つ。

名前:綿貫末吉(わたぬきすえきち)

初登場:5話

メインで活躍するお話:????編


町「クラスタ」で宿屋の経営をしている男性。

異世界について、異世界人についての知識を知っている。

異世界人で、何らかのスキルを持つ。

名前:リリカ

初登場:6話

メインで活躍するお話:????編


西の大陸にある学園都市「クロノス」出身の女子生徒。

魔法科の1年の生徒で、学園の七不思議から世界中の珍事件を追い求める「珍部」部長を務めている。

性格は明るく元気で、好奇心旺盛で無邪気な性格。幽霊などのホラーも平気。

ルルカとは同級生だったが……?

名前:ルルカ

初登場:6話

メインで活躍するお話:????編


西の大陸にある学園都市「クロノス」出身の少女。

学園の卒業生で、アンデットなどのモンスターを従わせるネクロマンサー。

性格はツンツンしていて、スケベな男に対しては厳しい。

大人嫌いでもあり、グラリオやゴワスなどには突拍子もないあだ名をつけることもしばしば。

ジャックと出会ってからは「ルルカ様」として君臨。

また、クエスト編では学園都市の過去が明らかになって、新しいジョブで再会する事になる。

名前:ノノカ

初登場:6話

メインで活躍するお話:????編


引っ込み思案の幽霊の少女。

初登場時からしばらくルルカに追いかけられる事が多くなるけど、後に正体が明らかに。

名前:オルテガ

初登場:7話

メインで活躍するお話:????編


城や飛空艇などを造ったことのある有名な中年の技師。

技師の町「マギアルクラフト」出身。

腕は確かだがネーミングセンスが皆無。

名前:サキ

初登場:8話

メインで活躍するお話:????編


セクシーなサキュバス。

魅惑のボディーでジャックを誘惑!?

名前:ヴァーデル

初登場:9話

メインで活躍するお話:????編


敵。

同族同士で戦ってお互いの力を競い合う魔族「ディアス」の男。

最強と呼ばれるくらいの力を持ち、シャルティアと共に行動する。

名前:シャルティア

初登場:9話

メインで活躍するお話:????編


敵。

セクシーな魔族の女性。

ヴァ―デルと共に行動し、何かを企んでいるようだ。

名前:ヴェイルノート

初登場:10話(1話)

メインで活躍するお話:????編


敵。

ゲノン帝国の最高幹部。

現実世界からやってきた人に特殊能力(スキル)を与える力を持つ謎の多い男。

敬語で話すけれど不気味で、他の幹部をまとめる役割を持つ。

名前:サイトウ

初登場:12話

メインで活躍するお話:????編


西の大陸にある学園都市クロノス出身の男性教師。

東の大陸でライブをするアイドル「星乃未来」のファンで、女性用の衣装を着ている。

女子というより女児に興味があり、教師らしからぬ発言が目立つ。

名前:アルドス

初登場:12話

メインで活躍するお話:????編


西の大陸にある学園都市クロノスの男性教師。

名前:クルル

初登場:12話

メインで活躍するお話:????編


西の大陸にある学園都市クロノス出身の女子生徒。

魔法科1年の生徒で、スクール水着を着ている。

名前:ロザリア

初登場:13話

メインで活躍するお話:????編


剣士の女性で、のんびりまったりとした性格。

とある理由から、とんでもない過去を持っている。

名前:チョコ

初登場:14話

メインで活躍するお話:????編


敵。

ゲノン帝国の幹部の1人。

ネクロマンサーの力の他に、死体をお菓子に変える力を持っている。

ロザリアと関係が……?

名前:後藤ケバブ

初登場:15話

メインで活躍するお話:????編


バーチャルなんとかチューバー。アバターとも言う。

ジャックと同じく、動画サイトで実況動画などを投稿して活動している。

自身を作った「中身」を失っていて、異世界の日常をスマホで撮影し、投稿する日々を送っている。

性格はスケベで自由。ジョブのシーフを悪用し、女性の下着を盗んで動画のサムネイルにしようと企んだりと、ネタ発言・関西弁が目立つ。

一方、シリアスな一面もあったり、CDEネットワークの一員で意外と有名だったりもする。

名前:秀樹(ひでき)

初登場:17話

メインで活躍するお話:????編


自然を愛する男性。熱血で突然歌いだしたりする。

異世界人で、舌の形を変える力を持つ。

名前:轟鬼(ごうき)

初登場:17話

メインで活躍するお話:????編


敵。

ゲノン帝国の幹部の1人。

自身の体や拳に炎を纏った「煉獄拳」の使い手。

紅やリリックと一緒に行動しているけれど本来は敵ではない。

異世界人で、何らかのスキルを持つ。

名前:鬼塚アモン

初登場:17話

メインで活躍するお話:????編


ギルド「鬼ヶ崎連合」のギルドマスターをしている青年。

目つきは悪いかもしれないが、仲間想いな性格。

異世界人で、何らかのスキルを持つ。

名前:星乃紋三郎(ほしの もんさぶろう)

初登場:18話

メインで活躍するお話:????編


下ネタ発言が多いスーパーおじいちゃん。

異世界で大人気のアイドル「星乃未来」の祖父で、後に登場するスーパーお婆ちゃんの夫。

スケベな性格で、下ネタが後を絶たない。

異世界人で、何らかのスキルを持つ。

名前:リサ

初登場:18話

メインで活躍するお話:グラスオーヴィ編


酒場「グラスオーヴィ」を経営している女性。

自慢のボディーとオープンスケベな発言が特徴。

ゴラゴランの大ファン。

名前:ソニア

初登場:18話

メインで活躍するお話:グラスオーヴィ編


酒場「グラスオーヴィ」で働いている少女。

男嫌いで、下ネタ発言やナンパをするような不埒な男には容赦なく刀を抜く。

名前:ナナ・ニャルキット

初登場:18話

メインで活躍するお話:グラスオーヴィ編


ネコの獣人「ニャルシー」の女の子で、酒場「グラスオーヴィ」で働いている。

とても明るく元気で、現実世界に興味深々。

下ネタは言わないけど全裸でお風呂場から出てきたり、ラッキースケベに好評のある女の子。

シリアスなシーンよりもギャグシーンの方が多い。

星乃未来の大ファン。

名前:ゴラゴラン

初登場:18話

メインで活躍するお話:????編


ニカッとスマイル、溢れる筋肉、その名はゴラゴラン。

「YES!マッスル!」というセリフを考え、異世界に知らしめた張本人。

モンクやギャラクシーなどの格闘系ジョブの中で知らない者はいない。

また、グラリオとは同じ五智谷市のジムに通っていた親友でありライバル。

ジャックの異世界転生についても何か知っているかも……?

異世界人で、何らかのスキルを持つ。

名前:ヴェイン

初登場:19話

メインで活躍するお話:????編


敵。

ゲノン帝国幹部、紅の手下。

「毒斬り」の異名を持つ。

名前:リリック

初登場:19話

メインで活躍するお話:????編


敵。

ゲノン帝国幹部、紅の手下。

かすれた声で「ア…ア…」や「ヒヒヒ」など不気味なセリフが目立つ不気味な男。

その正体は……

名前:レン

初登場:19話

メインで活躍するお話:????編


敵。

ゲノン帝国幹部、紅の手下。

オオカミの獣人の少年。

名前:ユーマ

初登場:19話

メインで活躍するお話:????編


敵。

ゲノン帝国幹部、紅の手下。

やる気のない新人で、純粋に強い相手と戦う事を望む少年。

名前:紅(くれない)

初登場:10話

メインで活躍するお話:????編


敵。

ゲノン帝国の幹部で、「鬼人」の異名を持つ。

クラスタドームを襲撃したり精霊の森を燃やしたりと何度か登場してはジャックを苦しめる強敵。

名前:星乃未来(ほしのみらい)

初登場:22話

メインで活躍するお話:????編


現実世界からやってきた女の子で、多くのファンを持つ大人気アイドル。

家族は祖父の星乃紋三郎ともう1人、優しくも怖い祖母がいる。

異世界人で、何らかのスキルを持つ。

名前:アルバート・ラッセル

初登場:22話

メインで活躍するお話:????編


全身金の服装をしたナルシストの男性。

莫大なお金を持ったラッセル一族の1人。

ゲノン帝国の新しい幹部として、クラスタドームにやってくるが……?

名前:金剛寺優ー郎(こんごうじゆういちろう)

初登場:26話

メインで活躍するお話:????編


ジャック(悠哉)の父親。

アニメ、ゲーム好きで、ジャックをゲームに誘う事が多い。

また、妻の彩香にべた惚れで、いつもイチャイチャしている。

異世界人で、愛の力を使ったバリアなどを作る力を持つ。

名前:金剛寺彩香(こんごうじあやか)

初登場:26話

メインで活躍するお話:????編


ジャック(悠哉)の母親。

アニメ、ゲーム好きで、コスプレイヤー。

また、夫の優ー郎にべた惚れで、いつもイチャイチャしている。

異世界人で、何らかのスキルを持つ。

名前:????

初登場:26話

メインで活躍するお話:????編


ヴェイルノートと関係のある女性。

ジャックの事を知っている……?

名前:千本松玄馬(せんぼんまつげんま)

初登場:27話

メインで活躍するお話:????編


オルテガと同じ、腕のある職人。

誰かを探しているようだが……?

異世界人で、何らかのスキルを持つ。

名前:リーシャ

初登場:34話

メインで活躍するお話:グラスオーヴィ編


魔族、ヴァンパイアの少女。

ソニアの事をお姉ちゃんと呼ぶ。

名前:リリム

初登場:36話

メインで活躍するお話:グラスオーヴィ編


死神検定試験1級に合格した死神の少女。

ルルカのライバルで、いわゆる顔芸枠。怒るとすぐ怖い顔をする事から周りのキャラに怖がられる事が多い。

セクシャルレインボー編では3割増しで歪んだ新しい顔が登場。

やっぱり怖い。

名前:藤崎結衣(ふじさきゆい)

初登場:36話

メインで活躍するお話:グラスオーヴィ編


異世界人でニャルシーの少女。

異世界人で、何らかのスキルを持つ。

名前:犬星ソラ

初登場:36話

メインで活躍するお話:グラスオーヴィ編


サッカーと食べる事と空が好きな、自由大好き人間。

異世界人で五知谷中学校の在校生。

何でも食べる、人の話を聞いていないなどつかみどころのない性格。

一見悩みなど無いように見えるが、悲しい過去を持つ。

異世界人で、何らかのスキルを持つ。

名前:J

初登場:41話

メインで活躍するお話:????編


謎の少年。

名前:ゴラロボ

初登場:41話

メインで活躍するお話:グラスオーヴィ編


ナナが発明した、カタコトを話すロボット。

リサの推しであるゴラゴランそっくりの姿をしていて、決めセリフの「YES!マッスル!」を言うのはもちろん、筋肉を意識したネタ発言も搭載。

セクシャルレインボー編では、ナナがジャックに会う前の過去が明らかに?

名前:ノノ

初登場:42話

メインで活躍するお話:グラスオーヴィ編


酒場「グラスオーヴィ」で働く少女。

精霊術士で、大人しく、落ち着いた性格。

名前:小鳥(ことり)

初登場:42話

メインで活躍するお話:グラスオーヴィ編


酒場「グラスオーヴィ」で働く少女。

真面目でしっかり者。

名前:ヒナ

初登場:42話

メインで活躍するお話:グラスオーヴィ編


酒場「グラスオーヴィ」で働く見習い天使。

天然で優しく、胸の大きい女性。

名前:バルバトス

初登場:45話

メインで活躍するお話:グラスオーヴィ編


ウエノのスラム街をシメる男。

スケベな性格で、派手なもの大好き。

闇市場とも関係があるようだが、

果たしてその正体は……?

名前:大文字ヤマト

初登場:45話

メインで活躍するお話:????編


ウエノを警備するボランティアをしている男性。

本職は飛空挺と関係があるようだ。

名前:アイザワ

初登場:45話

メインで活躍するお話:グラスオーヴィ編


ウエノで警備のボランティアをしている老人。

普段は穏やかだが、帝国の話には過剰に反応する。

グラリオとは友人関係にあるようだ。

本職は……?

名前:オズウェル

初登場:45話

メインで活躍するお話:セクシャルレインボー編


ウエノで警備のボランティアに参加している少年。

グラスオーヴィ編で初登場を果たした時は素性がわからないまま話が終わってしまうけれどセクシャルレインボー編で再び登場。

果たしてその正体は?

名前:時雨(しぐれ)

初登場:50話

メインで活躍するお話:グラスオーヴィ編


テイル・プロミーズで

人外に人間ついて教える学校の教師をしていた鬼の女性。

人の恋心を刺激する能力がある。

名前:西川ドス美

初登場:51話

メインで活躍するお話:????編


オネエ口調、ダミ声の人物で、

人間ではなくバーチャルチューバー。

後藤ケバブとはマブダチらしい。

名前:ロゼッタ

初登場:53話

メインで活躍するお話:????編


女性の姿をした水の精霊。

ノノと、ノノの父親の事を知っている。

名前:アメリア

初登場:53話

メインで活躍するお話:????編


ノノの母親で、

かつて精霊の森でピアノを弾いていた精霊術士。

現在は異世界と現実世界の繋がりを研究する組織「ワールドリンク」の一員。

名前:グラン

初登場:53話

メインで活躍するお話:グラスオーヴィ編


ノノの父親で、

数十年前精霊の森を助けた事から森の英雄と呼ばれている。

ソニアの父親、グラス・オーヴィとは親友。

名前:グラス・オーヴィ

初登場:55話

メインで活躍するお話:????編


ソニア・オーヴィの父親で、

酒場「グラスオーヴィ」に自分の名前を付けた張本人。

魔剣フレイムイーターの使い手で、圧倒的な強さから鬼と呼ばれていた剣豪。

ノノの父親、グランとは親友。

名前:メルーナ

初登場:56話

メインで活躍するお話:セクシャルレインボー編


敵。

セクシーな格好をした女性で、

人の欲望を具現化する力を持った女神。

名前:ヒビキ

初登場:56話

メインで活躍するお話:セクシャルレインボー編


敵。

竜人族の女性。炎を司る。

筋肉が大好きで、情に熱い性格。

パワーと炎技が得意。

名前:アルテミア

初登場:56話

メインで活躍するお話:セクシャルレインボー編


敵。

セクシャルレインボープロジェクトのメンバーの1人。

サキの王、つまり魔王の城で毒の研究をしていた魔族で、あらゆる効果を持つ毒を扱う。

初登場からしばらくはメルーナに協力していたけれど、だんだんとバルバトスの優しさに打ち解けて行って……?

名前:????

初登場:56話

メインで活躍するお話:セクシャルレインボー編


敵。

ピエロのような恰好をした不気味な少年。

とある「怨念の塊」の片割れと言われていて、得体の知れない恐怖を感じさせる。

名前:????

初登場:56話

メインで活躍するお話:セクシャルレインボー編


敵。

「セクシャルレインボープロジェクト」をまとめる女性。

グラスオーヴィのオーナーであるリサとは親しい関係だったはずが、大きく変わってしまった。

名前:紗桜ゆめ

初登場:62話

メインで活躍するお話:セクシャルレインボー編


紗桜姉妹の三女で、とてもワガママな性格。

とある屋敷に住んでいて、執事兼ボディーガードであるアイザワと共に生活している。

なぜかジャックの事はとても気に入っているようだが、ソラの事は気に入らないようで……?

名前:レックス

初登場:73話

メインで活躍するお話:セクシャルレインボー編


敵。

セクシャルレインボープロジェクトのメンバーの1人。

「料理」担当。

メルーナにメロメロな料理人で、お皿やフォークなど料理に使う道具にもメロメロな青年。

ラッキースケベに鼻の下を伸ばすシーンもあるけれど、辛い過去を持つ。

犬星ソラと似たスキルを持っている。

名前:ゼルガ

初登場:73話

メインで活躍するお話:セクシャルレインボー編


敵。

セクシャルレインボープロジェクトのメンバーの1人。

元空賊の男で、計り知れない物理攻撃力や嵐を起こす力を持つ。

名前:ドルチェ

初登場:75話

メインで活躍するお話:セクシャルレインボー編


敵。

セクシャルレインボープロジェクトのメンバーの1人。

「美肌」担当。

スライムの女性で、体温を冷たく、熱くする事や窒息させる事ができる。


名前:マホ

初登場:81話

メインで活躍するお話:セクシャルレインボー編


敵。

セクシャルレインボープロジェクトのメンバーの1人。

「魔法」担当。

体の中に歯車を入れた種族マギアドールで、優しい性格の女の子。

メルーナからもらったというメモリアルギアを秘めている。

名前:ジュリア

初登場:81話

メインで活躍するお話:セクシャルレインボー編


敵。

セクシャルレインボープロジェクトのメンバーの1人。

「愛」担当。

人の好意(愛)を具現化する力を持つ女性で、いつもニコニコしている。

名前:ライドウ

初登場:80話

メインで活躍するお話:セクシャルレインボー編


敵。

セクシャルレインボープロジェクトのメンバーを支配者。

闇市場のアイテムを持つ男で、ジャックやレックスを襲う。

その正体は……

名前:フラン

初登場:102話

メインで活躍するお話:クエスト編


突然飛空艇に現れた少女で、

ゴーストだらけの遊園地の幽霊。

村エリアを担当し、不思議な力を使う。

どうやら無くした記憶があるようで……?

名前:サリー

初登場:102話

メインで活躍するお話:クエスト編


突然飛空艇に現れた少女でフランの仲間。

ゴーストだらけの遊園地にいる幽霊。

ステージエリア担当で、物静かな性格。

フランの不思議な力について知っている。

名前:ポーラ

初登場:102話

メインで活躍するお話:クエスト編


突然飛空艇に現れた少女でフランの仲間。

ゴーストだらけの遊園地にいる幽霊。

お菓子エリア担当で、見た目は怖いけど遊園地にいるゾンビ達からは絶大な信頼を得ているようで……?

名前:ペトリ―

初登場:102話

メインで活躍するお話:クエスト編


突然飛空艇に現れた少女でフランの仲間。

ゴーストだらけの遊園地にいる幽霊。

謎の少女で正体不明。

舌を出したまま何もしゃべらないけれど、フランは言葉が分かる様子。

名前:星乃ハル

初登場:112話

メインで活躍するお話:クエスト編


スーパーおじいちゃんの星乃紋三郎の妻で、

クラスタを代表するアイドル星乃未来の祖母。

レベル90のバーサーカーで「最強の老婆」として恐れられていて、その歳を思わせないような実力を持つ。

クエスト編のメインキャラクターの彼女はジャックを「師匠」と名乗る人物の所へ連れていくため、2人で世界中を旅する事になる。

名前:シャカラカ・ベイベ

初登場:113話

メインで活躍するお話:クエスト編


敵。

ギルド「ギャラクシーデビル」のギルドマスター。

人を見下したような態度が目立つ男で、クエストクロックを作ろうとしたジャックをからかってイヤミを言う。

また、姿がよく似た兄弟がいる。

名前:クランクハイト

初登場:113話

メインで活躍するお話:????編


監獄の責任者。八剱ハヤテと一緒に行動している。

名前:八剱ハヤテ

初登場:113話

メインで活躍するお話:????編


監獄の監守をしている少年。訳あってクランクハイトと一緒に監獄の外で行動している。

名前:ドゥーン

初登場:113話

メインで活躍するお話:クエスト編


奇妙な格好をした青年。海賊ギルドのギルドマスター。

「変わり者、パンダ人間がいる、連続下着泥棒」など変な噂が絶えないけど、その正体は異世界人で、北海道出身の社会人。

いわゆるギャグ要員で、相棒のパンザレスと一緒にくだらない事を言ってはハル、ルルカ、ジャックからツッコミが入る。

自分、または誰かと縁のある人物を「分身」として、ガチャのように召喚するスキルを持つ。

名前:パンザレス

初登場:115話

メインで活躍するお話:クエスト編


パンダのような奇妙な格好をした青年。海賊ギルドのギルドマスター。

その正体は異世界人で、九州出身の社会人。

こちらもいわゆるギャグ要員だけど、ドゥーンとは日本にいた時から関係があるようで、シリアスな場面では「彼をバカにするな!」と立ち向かう事も。

ゾンビを元の生き物に戻すスキルを持つ。

名前:ジャンキラー

初登場:120話

メインで活躍するお話:クエスト編


アーリーの森の奥にひっそりと建つ秘密の酒場「ジョビデ」を経営する女性。

相手の本名、趣味、住所、何でも分かる能力を持っている人物で、

ドゥーンのスキルの世界の中でジャック達に話しかけてきた”謎の声”のヒントを教えてくれたり、クエストを用意してくれたり、手助けをしてくれる。

名前:ジルベスタ

初登場:122話

メインで活躍するお話:クエスト編


アーリーナイト騎士団の団長を務める青年、ジルベスタ。

ジャックと同じく優しすぎる性格で、団員からは信頼を込めた「お人好し」と呼ばれるほど。

「武器も魔法も使わずに相手を拘束する」という謎の能力を持つ。

その正体は……?

名前:アルク

初登場:123話

メインで活躍するお話:クエスト編、????編


敵。

強大な力を誇る「グランドール騎士団」の1人で、殲滅好きの少年。

忘却の古戦場の武器「ゼイルノート」の使い手で、その強さは絶大。

ジルベスタの不思議な能力を解明するため、そしてジャックに会うためにアーリーナイト騎士団に一時的に所属していた彼は、ドゥーン・パンザレスに襲いかかる。

名前:大文字タケル

初登場:130話

メインで活躍するお話:????編


ゲノン帝国幹部でムキムキマッチョの大男。

グラリオとゴラゴランとは親友のはずだけど、筋肉トレーニングの方向性や性格の違いから本当に親友として見ていいのか悩んでいた。

クエスト編では異世界人クイズ大会の優勝候補として登場。

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色