(二)-19

文字数 254文字

 ジョージは「ヤバイ!」と声を上げ、慌ててAP(オートパイロット)のスイッチを切った。そして操縦桿を握るとそれを左に倒し、船を左旋回させた。
 その後、シュンたちから連絡が入った。
「俺たちは先に行くぞ。チェックポイントは『小惑星八八七九八号』にある。そこへ向かえ。この小惑星帯をゆっくりと横切っていくらしい。レーダーを使えば発見できるハズだ」
「了解した。ありがとう、シュン」
「気にするな。木星で会おう」
 そうして通信を終了した。
 レーダーに映るエドモントン号の機影は加速して、少しずつジーメン・ダンセカー号と離れていった。

(続く)
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み