(二)-2
文字数 208文字
白沢正義は法子と会う約束のために国鉄の熊井駅西口ロータリーに車を停めていた。
その後、駅から出てきた法子を助手席に乗せて国道に入り、西へと向かった。荒川を渡り、関越自動車道のインターまであと一〇キロほど手前にある、中華料理屋の駐車場に入った。
「ちょっと、久しぶりに会うっていうのに、ラーメン?」
「いけないか? この店最近できたばかりなんだ。ファミリー向けだし」
「まあ、こういう店は嫌いじゃないからいいけど」
(続く)
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