第1話 ペット

文字数 723文字

 こんばんは。
今日は午後から雨。少し寒い。
暑くなったり、寒くなったり、身体がついていかないわ。

 夕方、ペットの蛇が脱走したニュースが流れていた。3.5mもあるニシキヘビだそうな。捕まえるまで落ち着かないだろうね。近所の人も飼い主も。おお〜怖い。

『関東圏にある島忠ホームズのペットコーナーの取り組みにエールを送ります』

それは、現在あるペットコーナーを丸ごと保護猫譲渡の場に使うというニュース。思わず「そうこなくっちゃ」 と嬉しくなった。

 以前はペットショップがあれば、よく覗いていたが、最近はあまり近寄らなくなった。私の中で保護される犬や猫の存在が大きくなったからだ。ブリーダーには悪いが、殺処分が無くなるまで、犬や猫は売買対象から外して欲しいと切に願う。

 私の友人に保護猫のNPO法人を立ち上げた人がいる。その人は無類の猫好きで、自分の猫を我が子のように可愛がっていた。娘たちが動物好きなのを知ると、わざわざ自宅に招き、遊ばせてもくれた。子どものいない友人の年賀状は、いつも猫の写真。
こんな具合だからNPOの話を聞いても、至極当然な感じがして驚かなかった。

 我が家にはペットがいない。去年まではウサギがいたが、老衰で失くした。いざ死んでしまうとペットロスに襲われた。覚悟なんてなんにもならないと実感。

 そんな日々から1年が過ぎ、私たち夫婦はテレビでもYouTubeでも、動物ばかり観ている。あんなに悲しい思いをしたのだからペットはご法度だと思っているのに。それに夫も私もアラ還だ。新たなペットを迎える猶予は長くない。わかっている、わかっているが、保護猫の存在が私の気持ちを揺さぶるのも、また事実だ。この先、どうなるかは予想がつきそうで、つかない。
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