第2話 座敷わらし
文字数 1,339文字
○I県N市ペンションR荘
R荘は、I県の山間にある鄙びた温泉宿であるが、座敷わらしが出るというので評判だ。東京からも観光客が来て、半年先まで予約が入っている。
○R荘レセプション 10:00AM
東京からの観光客がチェックアウト
失意のまま会計を済ませて東京へと帰る客。
客を見送る女将。
それから数時間後、昼下がり2:00pm
○女将の間、桔梗。3:00pm
東京からの荷物を開封する女将。
部屋を覗くR荘の主人。
それからパタリと本物の座敷わらしは出なくなった。
○数日後、R荘レセプション10:00am
お客さん、チェックアウト。
それから数日後、ロボットは故障し本物の座敷わらしも出なくなったため、客足が次第に遠のいた。
○女将の間、丑三つ時
女将は、座敷わらしの不気味な唄で目を覚ました。
消え去る座敷わらし。
○翌朝、朝のTVニュース
携帯を手にして東京のロボットサービスに電話する女将。