エピローグ
文字数 287文字
それから半年後――――。
頼たちアウトサイダーは、長かった沈黙を破り復活した。出したシングルはメガヒットを飛ばし、そこら中で頼の歌声を耳にすることになる。
それに遅れること、一ヶ月。あの熱い語りをしてくれたレコード会社の手助けを受けて、Vallettaも盛大なデビューを飾った。
もちろん力になってくれたのは、知ってて知らないフリを決め込んでいた策士岩元だ。能面みたいに興味のない顔をしてずっとそばにいた。いや、いてくれた岩元さん。
この人には、頭があがらねぇ。
そうして、頼と俺がイベントで同じステージに立ったのは、それから僅か、半年後のことだった――――。
頼たちアウトサイダーは、長かった沈黙を破り復活した。出したシングルはメガヒットを飛ばし、そこら中で頼の歌声を耳にすることになる。
それに遅れること、一ヶ月。あの熱い語りをしてくれたレコード会社の手助けを受けて、Vallettaも盛大なデビューを飾った。
もちろん力になってくれたのは、知ってて知らないフリを決め込んでいた策士岩元だ。能面みたいに興味のない顔をしてずっとそばにいた。いや、いてくれた岩元さん。
この人には、頭があがらねぇ。
そうして、頼と俺がイベントで同じステージに立ったのは、それから僅か、半年後のことだった――――。