月の守るもの

文字数 133文字


月よ。
お前と対峙するのもこれが最期となろう。
儂は修練を積み、遂に残月を身に付けた。
恨みは無いが、剣の集大成となって貰おう。
侍は月に向かって抜刀した。
月は真っ二つに割れ、辺りは静寂の闇に包まれた。
侍は悦に入っていた。
得体の知れぬ者共が闇から次々と現れるのも気付かずに。
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