サイドα あとがき

文字数 583文字

僕は就職活動というのが、めちゃくちゃニガテでした。

どれくらいニガテだったかというと、そこそこいい大学の理系院卒、推薦とコネまで使っておきながら、あっさり面接に落ちるという始末。
志望動機からして、わかんなかったんですよね。
だって、働きたくなかったんです!(爽やかに)
動機って、やってるうちにあとから芽生えてくるものであって、働きはじめる前からあるもんじゃなくないすか? って思ってる、ふつうの学生でした。

そう思っている学生はけっこう多くて、ネット上には就活に対する愚痴があふれてる。
なのにいざ面接や説明会の会場にいくとまあ、みんなハキハキ、いい笑顔で振る舞うわけで。

これ、小説にしたら面白いんじゃないかな、と思って書いた作品になります。

書いたのが2009年なので、ネットをとりまく環境にやや時代を感じるでしょうか。
当時はまだ、リアルの面接とネットをつなげる、みたいな考え方はほとんどなかったので、「就活の裏で人事がネットを探ってたら面白いだろう」と思っていたのですが、いまでは選考基準にSNSのフォロワー数、みたいな話、めずらしくもなくなりましたね。


なお本作は、全面改稿してリライトした別バージョンが存在します。
サウンドノベルで分岐したみたいなノリで、途中から展開がまったく変わっていきますので、よろしければつづけてお楽しみください。
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