あとがき　「最後まで読んでくれたあなたへ」

　まずは長い時間お付き合い頂いて本当にありがとうございました。
インターネットのＨＰにこの物語を掲載して既に二十年の月日が経ちます。完結したのは二〇〇五年でしたが、未だに始めて読んだというメールを頂く事もあります。
元はといえば、私の失恋がきっかけでどういう訳か書き始めたこの作品ですが、終わって見ればいつのまにかこの作品を通じて多くの方々とお知り合いになれました。失恋してよかったなあと。それがなければこの作品は一生世の中に出る事がなかったでしょう。
多くの出会い、そして悲しい事もありました。私自身この作品を通じての皆様との交流は人生において大きな宝物であり、それが多忙な生活の癒しとなりました。正直この作品を書いて無かったら、今私はこの世にいるかどうかも分からなかったです。

この作品を読んでくれた方、ゆっこ達を応援し続けてくれたあなた、本当に、本当にありがとう。

何度かこの作品の続編を書こうと計画はしましたが、結局内容が同じになるだけと思い断念しています。只、執筆は止まっていますが、別の作品を書き始めています。この数年私的に忙しかったですが、それも終わりの兆候が有り、今後は執筆の量を上げていこうかと思います。ＨＰの更新が最近掲示板以外殆ど無いですが、今後に是非ご期待下さい。
これからも「ゆっこの不思議な部屋」を宜しくお願い致します。

(注)実はこの後二本の続編を書いています

最後に流離様、イラスト本当にたくさんありがとうございました。同人誌化に伴う一番の功労者は、全巻の表紙とイラストの大半を引き受けてくれた流離様でしょう。ホームページ掲載初期より非常に可愛らしいイラストを描いては送ってきてくれて、ラフやテストを含めると五十枚以上にはなるかと思います。ライトノベルにおけるイラストの効果というのは絶大で、流離様がいなかったら多分同人誌化は諦めていたでしょう。
他にも、める様、バウ様、あき様、親猫又様、こちらから依頼せずとも、めたもが好きな個人の方が送ってきてくれたイラストは、本当優しい雰囲気があります。大変ありがとうございました。

追伸　天国の安倍ちあきへ　御影石で作ったタレパンダは気に入ってくれたかな？
月夜眠