カツカツStudents!
前のエピソードへ「第7話 残された星を探して」
文字数 1,730文字
いつ頃まで2人でやっていたっけか
だってあそこは天体班…今の天文部さんと2人で1つの部活だったし、部員はたくさんいましたよね
地質班…あいつが地学部を仕切っていたのは確かだが、実際は天体班にしか人が集まらない状態だったらしいぜ
生徒会室なんて近寄りたくもない場所で何してんだ?
そうじゃなくて…
少し時差があるからその場で消えるってわけではないけど、生徒会としては一生徒の存在を消すというと印象が悪いから退学ってことにしてるみたい…
あいつらはオレたちの命も握っているってことか…?
君はpHの話とかできる楽しい子だったし…
天体班…いや、天文部には?
退学になったってのはすぐ明らかになるだろうけど、あの子には私がどこかの山でうろうろしているとでも思っていて欲しい
また会うことはないだろうけど…
確かに俺は結構地学部さんと親交がありましたが、世の中そんな都合良くはないですから…
彼女のために自ら廃部になることを選ぶなんて…
だが口止めされてるから本当のことは言わないが、天文部が昼間も屋上にいるのが地学部を探すためだったとしたら…
地学部:藝咲学園では廃部になってしまった部活動さん。地質班では山岳地帯の模型作りや地質・水質調査などを行っていた。エネルギー溢れる活動派で、目を離すと山を散策し始める。
★いいね!
ファンレターを書く
次のエピソードへ 第8話 意識は高く、ハードルは低く!
作品お気に入り
登場人物はありません