右翼的な彼女(1)

文字数 7,318文字

 俺の気分は沈んでいた。父に呼び出されたのだ。
 父――織葉練(れん)は、俺にとって父のようなものではなく、生徒指導を担当する教師のような男だった。社会的には極めて評価の高い男であることは確かだが、帝王学教師としての父の存在が、いつも俺には重くのしかかっていた。
 オフィスビルが建ち並ぶ千代田区三番町の大通りから一本通路を入ると、低層の高級マンションが(のき)(つら)ねている。この辺りはビジネス街と住宅街が混在し、活気と平静が入り交じったエリアだと言えるだろう。最近でこそ表通り沿いにはタワーマンションが建ったりもするが、一歩奥に入ると、やたらに頑強な作りの、重々しい建物ばかりだった。
 皇居を守るように存在するこの地域には、昔は江戸城に仕える旗本の武家屋敷が並んでいた。東京二三区の中央に位置し、銀座や丸の内と並び、日本でもっとも地価が高い場所のひとつでもある。
 しかし、いざ生活となれば、付近に何もないのが困りものだった。スーパーもほとんどないし、デパートも惣菜(そうざい)屋もないし、娯楽になるようなものもまったくないのだ。子供時代をここで過ごした俺には、無機質な街というくらいしかイメージが湧かない。こんな日本の中心に住んでいたのに、新宿や渋谷のお祭り騒ぎのような人混みに最初は辟易(へきえき)したし、学校の同級生らと原宿デビューしたりするのが一大イベントだったりしたものだ。今から振り返れば滑稽(こっけい)なことである。
 若干の上り坂を登り切った先に、四階建ての、ひときわ(いか)めしい建物が現れる。もう築三五年を優に超えているが、毎年飽きもせず必要以上にメンテナンスを行っているせいで、そんじょそこらの建物よりもよほど頑強で風格がある。誰もが高級マンションと見紛(みまが)うが、(すみ)から隅まで、これがぜんぶうちの家だ。
 入り口脇には、ひとりがやっと入れるくらいの監視小屋がある。昔、株主総会がある日などは警察官が派遣されていたこともあったものだ。今は老警備員が一人、週に五日勤務するだけの場所になっていた。
 家に近づいた訪問者を確認しようと、老警備員が顔をのぞかせた。俺を認めた老警備員は顔を輝かせる。
「ぼっちゃん! お帰りなさい」
「やあ、中山さん。オヤジに呼ばれたんだ。お邪魔するよ」
「わかりました。今開けますね。少々お待ちを」
 それから中山爺(じい)さんは監視小屋で機械を操作し、誰に言うでもなく門を向いて声を上げる。
「開門!」
 俺は中山爺さんに会釈(えしゃく)をし、玄関をくぐった。
 さっさと靴を脱ぎ、俺はエレベータへと向かう。父の部屋は四階だ。
 家には、エレベータが東端と西端の二ヶ所に設置してある。
 お手伝いさんなどはいない。遥か昔は家政婦を一人雇っていたそうだが、俺が生まれた頃にはすでにいなかった。最近の庶民が想像するところの、メイドや執事などもいるわけがない。日本においては、アレはただのファンタジーだ。
 無闇に広いこの家の掃除は、ハウスクリーニングの会社と契約していて、一週間に一度、家全体の掃除に一〇人ほどが機材を背負ってやってくる。
 日々の食事はと言えば、子供のころは朝はコンビニで買ったパンなどを食べていたものだ。だが夜は、なだ(まん)吉兆(きっちょう)と契約していて、新鮮な食材を抱えた一流の料理人たちがやってくる。彼らがその場で腕を振るってくれるのだ。料理人と契約している時間帯なら、家族バラバラな食事でもきちんと対応してくれる便利なサービスだ。オヤジは仕事で食べてくることが多かったから、残った食材などは料理人たちがきちんと持ち帰ってくれる。掃除も生ゴミの片付けも、うちでは一切したことがない。
 だからうちが雇っている個人と言えば、表口の老警備員の爺さんだけなのだ。別途、警備会社とも契約を結んでいるのに、そこは情が出てしまい、すっぱり解雇ということはしづらいらしい。オヤジとしては、爺さんが望むまで勤務してもらうつもりであるそうだ。俺もガキの頃から気安く話せる爺さんだから、死ぬまで残っていてもらいたいものだ。
 うちだけにかかわらず日本の富豪層は、家政婦や執事を抱えることは少なく、ケータリングサービスを好む傾向にある。そして日本は、海外と大きく違い、外部の老舗(しにせ)会社を招き入れても比較的信用できる環境にあるから、そういうサービスを頼りやすい。少なくともうちは、その辺に現金や貴重品を投げ出していても、それが盗難に()ったというケースは一度もなかった。
 たしかに日本は税金が高めだが、富豪層にとって、実は日本ほど暮らしやすい国は世界のどこにもない。どんなに大金持ちでも、どこでも普通に歩けるし、どんな店でも入れるし、溶け込むことができる。だからアジアの大富豪は、最後は日本に移住したがる傾向にある。この国では、貧乏人と富豪の区別など誰にもできない。
 ちなみに、うちの隣に住み、俺に説教を喰らわせることが多かったクソ爺は、いつも怪しげなパーカーに薄汚れたジーンズと汚らしい格好ばかりしている。引退してからは図書館や公園をつまらなそうに往き来するだけの無味乾燥(むみかんそう)な生活を送り、たまに近所の子供たちを見つけては小言を言い募るクソ(じじい)だ。しかし南海(なんかい)製鉄の創業一族で、百数十年にわたり着々と培ってきた総資産は二兆円に達する。
 四階のエレベータを降り、俺は深々とした絨毯(じゅうたん)の上を進んだ。オヤジの部屋に近づくほどに気分が落ち込んでいく。
 部屋の前。俺は大きく息を吐き出し、意を決してノックした。
「入れ」
 オヤジの声だ。
「うす。来てやったよ。で、何の用なんだ?」
 俺は部屋に入るなり、言葉も待たず、ソファまで進んでドカリと腰を下ろした。
 オヤジは苦手だ。いつも俺はオヤジの前で感情が高ぶり、ついカッとなってしまう。いつでもオヤジは高所から正論をぶちかましてきたので、それに反発しようと子供が試みるとしたら、感情を剝き出しにするしかなかったのだ。
 オヤジは机から腰を上げ、応接セットまで近づき、俺を見下ろしてくる。俺もオヤジもスーツの格好だ。なんつう他人行儀な家族なのだろうか。
 無表情でオヤジが口にする。
「公安から問い合わせがあった。なんでも、公安捜査官を二人殴り倒したそうだな?」
 呼ばれた理由がわかり、少しだけ安堵(あんど)した。
「そのことか。問題ないよ。ちゃんと説明して理解してもらえた。女の子が暴行を受けていると誤解しちまったんだ。まぁ俺が悪かったんだが、警察の方も事情を斟酌(しんしゃく)してくれたよ」
「わからんな。警察の捜査にどんな誤解をしたのかってことが。時々お前のことがわからなくなる」
 当時の状況を知らない他人なら、そう判断してしまうのも仕方のないことだろう。だが本当に警視庁には理解してもらえたし、張り倒した捜査官たちにも直接謝罪してきた。彼ら二人は「気が急いてきちんと説明をしなかった我々も悪かった」と言ってくれたのだ。万事、丸く収まっている。
 かといって、長々とした話をまたオヤジに説明して聞かせるのもアホらしい。俺は一刻も早くオヤジの部屋から去りたいのだ。だから一言で済ませることにした。
「頼むから信じてくれよ。俺ももう大人なんだ。なぁ、それで十分だろう?」
 オヤジはやっとソファに相対して腰かけ、しばらく俺の顔を黙って見据えていた。
 やがてオヤジは、事件とは関係のない話を切り出してくる。
「まったく、蒼通なんぞに入りやがって……。もっと相応しい企業に入れと言ったろう?」
 いつもの小言だ。
「またその話か。俺が自分の力でどこに入ろうと、俺の自由だろうが」
 オヤジは常々、メディアや広告業のような水物商売をバカにしている。俺の就職の時に、オヤジは「社会に出て働くのなら、鉄や石油を選ぶことだ」と幾度も口にしていたものである。とにかく発想が重厚長大(じゅうこうちょうだい)なのだ。徹頭徹尾(てっとうてつび)、実業一択。オヤジが代表取締役会長を務める東王(とうおう)印刷も社会インフラの企業だから、プライドがあるのだろう。
 うちの家は、一八九七年、(ひい)爺さんの代に創業した東王印刷株式会社が礎になっている。目下、東王印刷は連結売上高一兆七六〇〇億円、東証一部上場企業だ。印刷業界日本一の座を京版(けいはん)印刷(連結売上高一兆七二〇〇億円)と争い、近年はエレクトロニクス部門・産業資材部門・環境部門などにまで手を広げ、印刷業は斜陽(しゃよう)産業と言われながらも業績は堅調に上昇中だ。オヤジは経団連の会長まで務めたこともある名士だった。
 呆れたようにオヤジは口にする。
「自分の力だと?」
「コネなんぞ使っちゃいねえだろ。俺は今まで一度もオヤジに物事を頼んだこともないし、蒼通への就職を誰かに斡旋(あっせん)してもらったこともない。きちんと受けたんだよ」
 そう俺が言い切ると、オヤジは小さく首をふる。
「本当に颯斗は、すべて自分の力だけでやってきたと思っているのか? 蒼通に入れないわけがないだろうよ」
「もっと具体的に言ってくれよ」
「お前、五菱(いつびし)銀行にも、ゴールドマンドレクセルにも、テレビ日本にも受かったと言ったな? 本当に自分の実力だと考えているのか?」
「……」
「なぜ俺が金融やメディアごときにお前が入るのを口利きしてやらねばならん? いいか、お前が東王印刷の一族だということだけで、どこの会社も諸手(もろて)を挙げて歓迎してくれるだろうよ。人事担当者がお前の履歴さえ知れば一発だ」
 俺はオヤジの言葉に、ぐうの音も出なかった。指摘されたくないことを、よくもまぁサラリと言ってくれるものである……。
 正直なところ、俺とて理解していた。俺について回る一族の履歴は、見えないところで俺の人生を規定しているのだ。しかし、こればかりはどうしようもない。
 オヤジは冷静な口調で続ける。
「俺が納得できないのは、お前が蒼通なんぞを選んだことだ。社会に出て修行するなら、世界のどこへ出ても通用する場所を選べと何度も言ったろう。蒼通ごときは、〝大海の中の(かわず)〟だ」
 まったくオヤジの指摘通り、蒼通は日本でしか通用しない視野の狭い企業だ。蒼通が、世界で通用する新しいマーケティングスタイルを産み出したり、他社が追随できない手法を開発することは、後にも先にもないだろう。要するに蒼通は、政治力や営業力を行使して利権をもぎ取り、その圧倒的な支配力で常に特等席を確保するタイプの企業だった。
 だが、そのことと、俺が自分で就職先を決めることには何の関係もない。俺はぞんざいに応じる。
「……ああその通りだよ。だけど、いいじゃねえか、俺が何をやっても。どうせ跡継ぎは悠斗(ゆうと)だってんだろ。俺に何を望むんだよ」
「その件に関しては、お前に悪いと思っている。だが、織葉家の後継者は悠斗で決まりだ」
 そう断言し、何を思ったのかオヤジはスックとソファを立って、自分の机へと向かった。
 悠斗は俺の弟である。三つ下の二三歳。昨年大学を卒業し、大東亜石油に就職して一年数ヶ月。由佳里と同い年である。
 兄の俺が言うのも何だが、悠斗は優秀な弟だ。頭も良いし、堅実で人当たりも良い。穏やかな性格はビジネス面で若干心配だったが、社会に出て揉まれれば、その辺りのバランスも身についてくるだろう。
 悠斗なら、織葉家を継ぐのに不足はないと俺も思う。だが問題は、俺が兄で、悠斗が弟だったということだ。せめてこの関係が逆だったら万事が上手く収まり、俺とオヤジはここまでギクシャクした関係にもならなかったろうに……。
 机の引き出しから書類を取り出したオヤジは、ソファに戻ってきた。
 オヤジはゆっくりと腰かけ、両手を組んで俺を見据えてくる。
「何度も伝えてあるように、兄弟で力を分散するのは愚の骨頂だ。海外の財閥や日本の権力層……それらが長年にわたって名を残しているか、それとも消えたかの明暗を分けるのは、子孫への遺産の残し方で決まっている。子供たちに均等に遺産を分与した家系は、例外なく、いずれ消えゆく運命にある」
 ゴホンと咳払いして間を置き、オヤジは続ける。
「颯斗も知ってることだが、俺には姉と弟がいた。父は、織葉家の跡継ぎは俺だと匂わせてはいたが、結局最後まで明言しないまま死んでしまった。そしてたしかに、遺書にはそれが書いてあった。まだ六〇歳を少し超えたばかりで、ある日突然、脳卒中でポックリとな。本人も、こんなに早く死ぬとは思っていなかったのだろう。だがそのせいで俺たち姉弟は財産分与で揉めに揉め、法廷での争いにまで発展し、結局、今に至るまでわだかまりは解消していない」
 その大まかな事情は聞き及んでいた。身内同士の争いだけに、ドロドロの闘争に発展したそうだ。うちの場合は扱うケタも違うから、外部の事件屋やペテン師まがいの会計士、警察OBや弁護士、果ては右翼団体や任俠団体まで介入してきて、それはもう激しいものだったらしい。
「お前たち二人には、兄弟で(みにく)く争い合う状況だけは避けてほしいと願っている。だから俺の目が黒いうちに、すべてを決しておきたい。今日来てもらったのは他でもない。この書類にサインしてもらいたいんだ」
 オヤジがテーブルの上、俺の方に書類を押しやってきた。
 それは――相続放棄の同意書だった。
 今日俺を呼んだ本題は、警視庁なんてチャチな話ではなく、このことだったらしい。オヤジは一族にとって非常に重要な決断を、ここで決しようとしていたのだ。
 俺とて、この書類の意味するところはわかる。相続放棄とはその名の通り、民法上、相続人となるべき人物が、相続を放棄することだ。一般的には、被相続人が巨額の負債を背負っていたために、借金を引き継ぐのを拒否したい相続人が利用するケースが多いと考えられている。しかし富裕層に属する経営者一族に利用されるケースも多く、家業を長期的に安定させていくため、後継者と定められた兄弟姉妹以外の者が相続財産を辞退する方法の一つだった。
 俺は、織葉家の財産をどうしても引き継ぎたいと望んでいたわけではない。繰り返すが問題は、俺が兄で、悠斗が弟だったことだけだ。俺にもプライドがあるし、自分に能力がないとも思っちゃいない。悠斗に比べたら俺が劣っていることも認めよう。それでも心情的に、いかんともしがたい想いに駆られるのは仕方のないことだった。
 オヤジのことは嫌いで仕方がないが、悠斗のことまで嫌いなわけでもない。だが、なぜか心に大きな穴が空くようなこの気持ちは、きっと俺にしかわかるまい。
 こんな話がある。誰もが名前を聞いたことのある大企業U社の実話だ。U社の創業家には二人の兄弟がいた。兄はU社に入社して専務取締役を務め、弟は自分で事業を創業してジャスダック上場企業I社を創り上げた。周囲では、弟の方が経営能力においても決断力においても上という評価であった。やがて父親が死を目前にして弟を後継者と定め、U社の社長には弟が就任する。その後、ほどなくして兄は自宅で首を吊ってしまった。本当の話だ。
 俺は、オヤジをぶん殴ってやりたい衝動に駆られた。無性(むしょう)に腹が立つ。冷静であろうと意識すればするほど、感情的になっていく気持ちを抑えられない。
 頭では、オヤジが決して間違っていないこともわかってる。いや違う……昔から、オヤジはいつ何時でも正しかった。正論一辺倒の男なのだ。子供時代から今に至るまで、その正論の重圧に(さら)されてきた俺の気持ちを、オヤジはどれほど理解しているのだろうか。
 なぜだかわからないが、俺は涙が出そうになった。それでも憎たらしいオヤジの前で涙を見せるくらいなら、今ここで自決して果てた方がマシだ。俺は唇をかんで涙を堪えた。
 資産家の家に生まれた元内閣総理大臣・麻生(あそう)太郎(たろう)が「とてつもない金持ちに生まれた人間の苦しみなんて、普通の人には分からんだろうな」と発言したことをメディアにすっぱ抜かれ、世間から激しくバッシングされたことがある。しかし俺としては、麻生太郎の言葉に全面的に同意したい気分だ。
 オヤジが差し出してきたペンを、俺は乱暴に受け取った。
 そして大して書類を読み込みもせず、サラサラと同意書にサインしていく。
 とにもかくにも、これで俺と悠斗との遺産相続の醜い争いは回避されるということだ。どうでもいい。
 サインが終わった同意書を、俺はオヤジに押しやった。
「ほらよ。俺もオヤジのことが死ぬほど嫌いだ。織葉家なんて、こっちから絶縁してやりたいくらいだ」
「バカ野郎が。大して実力もないヒヨッコのくせに、いっぱしを気取るんじゃない」
「帝王学は聞き飽きた。悠斗に教えてやってくれ。さて、これで話は終わりだな?」
 言葉も待たず、俺はソファを立ち上がった。
 オヤジを見下ろし、俺は宣言する。
「蒼通を辞めることに今決めた」
「……蒼通を……辞める? 何を今決めたというんだ?」
 啞然としたように、オヤジは俺を見上げていた。
「織葉の力が及ばないところで勝負してやる。自分の力だけで戦うことに決めたってことさ」
「お前が一人で? 徒手空拳(としゅくうけん)で、いったい何ができると言うんだ?」
「帝王学を俺に叩き込んできたのはオヤジだろう。徒手空拳でも、できることがあると教えてやる」
 そして俺はドアノブに左手を掛け、右手でオヤジを指差して言い放つ。
「いいかクソオヤジ、よく覚えてろよ。東王印刷なんぞ蹴散らしてやるからな。吠え面かくなよ。弟子に討たれる師匠ってのは、あんがい悪い構図じゃない」
 思う存分に感情をぶちまけた俺は、乱暴にドアを開け放ち、オヤジの部屋を後にした。
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登場人物紹介

神楽日毬(かぐらひまり)

日本の未来を憂う女子高生。雨の日も風の日も、たゆまぬ努力を重ねて政治活動に励んでいる。

織葉颯斗(おりばはやと)

日本最大の広告代理店、蒼通の社員。営業先に向かう途中、街頭演説の最中だった日毬と出会うことになる。

健城由佳里(けんじょうゆかり)

日本最大の広告代理店、蒼通の社員。新人として織葉颯斗の営業に研修のため同行していたとき、演説中だった日毬に出会う。

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