第二章 母御前の過去の思い出

文字数 7,898文字

第二章 母御前の過去の思い出

蘭が母御前と言っていた張本人伊能晴と、杉三の母親影山美千恵による、女同士の話は、まだまだ続く。

「本当に、影山さんのお宅は、懐かしいものがたくさんあってうらやましいわ。私が幼いころにあったものが、所狭しと置かれている。しかも、薩摩焼の花瓶まで、、、。」

「ああ、あれのことね。杉三が勝手にもらってきただけだけどね。」

「お宅の息子さんって、古いものが本当に好きなのねえ。今時、そんな息子さんをもって、どんな風に育ててきたのか、ぜひ聞いてみたいところだわ。影山さんって何をされているの?」

「ああ、ただの老人施設を経営してるだけよ。一応理事長とは言われているけど、果たして役に立っているか、立ってないんだかは不明。ま、なんというのか施設の中をうろうろしてるだけ。もとは主人がやってたんだけどね、結婚してすぐになくなったから、仕方なく理事長を引き継いだけど、有名無実って感じ。」

美千恵は、苦笑いして、照れくさそうに自身を語った。

「あら、似たようなところがあるのねえ。まあうちの場合は後継者が私だけだったから、夫には婿養子という形で来てもらったの。でも、三年くらいしか持たなかったかな。世間ではこき使いすぎたなんて言われたんだけど、あたしたちの感覚では普通に働かせただけだったんだけどね。そこらへん、理解できなかったから、経営者としてはだめだったかな。」

晴も同じような話を始めた。

「つまり過労死になるのかな?」

「そうかもしれないわね。もちろん、あたしはそんな言葉は知らなかったけどね。まあ東京で自由に生きていた人が、静岡の会社で働くとなるとそうなったのかもね。東京ではあまりないけど、こっちでは家父長制もまだまだあるからね。先代、つまり父ともよくケンカしてたし。」

「紙を作っていたんでしょう。つまり、普段から使う用紙?」

「ああ、違うのよ。いわゆる書道用だったり、師範免許に使ったりする檀紙のこと。」

「すごいじゃない。つまり伝統的な和紙のことでしょ。じゃあ、もう、何十年も続いているの?」

「何十年どころか。少なくとも初代が設置して150年は経ってるかなあ。ずっとうちが社長を勤めてきたけど、女が社長をやったのは私が初めて。」

なるほど。そこまで長く続いた企業なら、婿取りという方法で一族を維持するのも珍しくないと思われた。

「私なんか、現在の高齢化社会の波に乗って始めたビジネスだから、全然やることは違うかも。伝統にのっとるなんて、何一つやっては来なかったわよ。そういう人間から見たら、なんだか憧れるなあ。どういう経緯で製紙会社を始めたのか、聞かせてほしいわ。」

美千恵からしてみれば、そういう感想を持ってしまうはずだ。高齢者ビジネスなんて、伝統を重んじる一族にとっては、変なビジネスにみえてしまうと思われた。

「まあ、父から聞いた話だけど、江戸幕府が撤退して、吉原宿が解体したときにね、そこで雇われていた人が大量に失業して困ってた時に、その人たちを救済する目的で、初代が設置したのが始まりなんだって。あんまり大規模な企業ではないけどね。まあ当時は、企業というより、貧困に悩む人の救済機関という形だったみたいよ。貧しくて、居場所がない人に生きがいを持ってもらうみたいなね。」

「へえ、そうだったのね。なんだかおんなじことやってるみたいじゃないの。ただターゲットが違うだけで。歴史的なことはちょっと違うけれど、結局誰かが利用して、生きがいを持ってもらうというところ。」

「いや、あたしたちは、単に紙を作ってるだけで、利用者さんに何かしてもらうというわけではないし。」

「でも従業員さんだっているわけでしょ。それじゃあ、おんなじよ。伝統製品を作るってある意味そういう役目をしているって、私は勝手に思ってる。」

「後で考えておくわ。」

晴は、美千恵の言葉を聞いて、意味が分からないという顔をした。

「いずれにしても、うちの製紙会社では、富士市内でほとんどの製紙会社が洋紙に転生してしまったけど、昔ながらの伝統を守って、人の手で一枚一枚漉いて、天日干しで乾燥させることにこだわってきた。どんな時でも機械を使わないで、人間の力でやってきたことに誇りを持ってやってきた。それだけは歴代社長が必ずやってきたことだから、あたしも、それを変えることは絶対にしないのよ。」

「なるほど、やっぱり親子だわ。」

晴がそういうと、美千恵は意外なところに共通点を見つけたらしい。思わず笑いだしてしまった。

「どうしたの?」

「いいえ、息子さんだって、おんなじような事を口にしていたわよ。江戸時代の人は、総身彫りだって、みんな手彫りでしていたんだから、マシーンなんて一切使わないって。その通りに筋彫りからなんでもやるから、時間も手間もかかって苦情が出ることもあるし、そんな古臭いやり方になんでこだわるのかなって疑問に思ったこともあったけど、それって、お母さん譲りだったのね。」

「まあ、そんなこと教えたつもりはないけれど、どこで覚えたのかしら。」

「口で教えるというよりも、普段から生活しているのを見てれば覚えちゃうわよ。教育なんて、そんなもんよ。口で伝えるより、手本を見せておく方が、よっぽど確実に伝えられる。」

「そうね。その通りかもしれないわね。」

晴は、苦笑いというか、なんとも言えないという表情をした。

「全く、あの子に伝えておきたいことは何も伝わらなかったのに、なんで会社の基本方針だけはそっくり伝わってしまったのかしら。」

「まあ、親なんてね、そんなものよ。伝えたいことが十個あるとしても、一つか二つ伝わってれば、それでいいと思うくらいの気持ちを持たなくちゃ。下手をしたら、全く伝わらないで終わっちゃうことだって、もうしょっちゅうなんだから。こういう事だけは覚えて!なんていう事があったなら、口で言うだけじゃ、まずだめね。ただのうるさいおばさんくらいしか、受け取ってもらえないでしょうよ。それよりも、これだけすごいのだって見せてやることが大事でしょ。うちの杉三なんて、学問的なことは何にも覚えてないでしょうけど、人に親切にするとか、そういうことはしっかり覚えているらしいのよね。でも、私が、そうしろと指示をしたのはほとんどないわよ。」

美千恵の口調は説教をしているようでも、自慢話をしているようでもなかった。ただ、事実を淡々と述べているだけで、特にすごい話をしているわけでもない。ただ、そういうことがあった、というだけである。

「ま、人生何が起きるかわからない、なんてよく言うけど、親が教えてやることなんて、一割も入らないわよ。」

「そうね。その通りかもしれない。」

二人の母親は、全くね、という顔で互いを見合った。

「しかし、正直言ってびっくりしたでしょ。」

不意に晴がそんな事を言った。

「何に?」

「おそらく、蘭のことだから、自分がどうしてここに来たのかなんて、何も言わなかったんじゃないの?自分の事なんて、全然他人にしゃべらない子だったし。」

「そうなの?意外にそうでもないわよ。結構水穂さんから、若い時のこととか、教えてもらったけど?」

その名を聞いて、晴は嫌そうな顔をする。まあ、親からしてみれば、そういうことになる。

「あ、右城さんね。あの極道の若頭みたいな綺麗な人ね。」

「まあ、綺麗な人ではあるけれど、苗字変わってからはちょっと違うと思うわよ。綺麗というより、痛々しい感じかな。まあ、見ればわかるけどね。今は、青柳先生と一緒に暮らしているから。」

「やだ、青柳先生も、帰ってきたの?先生はずいぶんお年を召しているでしょ。」

「帰ってきてるわよ。今は富士の大渕で、福祉的な製鉄所をやっている。」

「まあ、知らなかった。ずっとドイツにとどまっていらっしゃるのかと思ったわ。蘭が何も連絡をよこさないから。大学を出て、一時は絶縁状態と言われたときもあったほど、あの子ったら何も言わなかったのよ。」

「じゃあ、今から行ってみる?」

美千恵はそう提案した。晴と蘭の視点があまりに離れすぎているので、ちょっと矯正したほうがいいと思った。

「そうね。行ってみようかな。沼袋に道を教えれば、連れて行ってくれるかな。地図か何かいただけない?」

「うちの車に乗っていけばいいわ。沼袋さん、少し休ませてあげたほうがいいわよ。うちにワゴン車あるから、車いすでも三人は乗れるからね。運転は私がする。」

「まあ、珍しいわね。女の人が車運転するなんて。うちでは、危険すぎるから運転してはいけないって、うるさいくらい言われてたのよ。だから、運転手が付かなきゃだめなんだって。」

「そんな、危険すぎるなんて、すごい偏見じゃないの。」

本当に、価値観の古い人だなあと美千恵は思ったが、百五十年続いた企業の経営者であれば仕方ないかもしれなかった。

「じゃあ、杉三たち呼ぶから、ここで待ってて。」

と、椅子から立ち上がって縁側へ向かって行った。

「なるほどねえ。つまり蘭にとっては、父ちゃんは事実上、沼袋さんだったわけね。」

縁側では蘭が「母御前」の権力意欲を語っていた。「母御前」の権力によるエピソードはあげればきりがないほど数多くあるようで、それを止めてくれたのは、いつも彼女の運転手であった沼袋さんだったというのだ。いずれにしても、早くに父親を亡くし、会社経営と育児を両立させなければいけないということと、伝統的な和紙を作るという会社の使命上、多少暴言に近いことを言っても仕方ないのかもしれないが。

「でも、僕、傷ついている。」

と、蘭は言った。

「沼袋さんが、押さえてくれなかったら、あの家にはいられないよ。」

「沼袋さんに感謝だな。」

「まあねえ。女は車を運転してはいけないなんて取り決めがまだあるんじゃ、もう百年以上遅れてるよ。」

蘭は大きなため息をついて、思わず空を見上げた。

「どこへ行ったのお二人さん。あのね、晴さん製鉄所に行ってみたいんだって。今から行ってみようと思うんだけど、一緒にいく?」

ガチャンとドアが開いて、縁側に美千恵がやってくる。

「じゃあ、沼袋さんが運転していくの?」

杉三が聞くと、

「道を知らないでしょうから、あたしが運転していくわよ。沼袋さんは、残って休んでてもらいましょ。車だしてくるから、出かける支度してね。」

美千恵は、庭に止めてあった車に乗り込み直ちにエンジンをかけ、玄関前まで車を動かした。杉三も当然のように、美千恵に手伝ってもらって車に乗り込んでいく。

「お母さん、沼袋さんには、このあたりのカフェにでも行ってもらうようにしてくれ。」

蘭が、晴に静かにそういうと、

「ああそうね。」

晴は、すぐにスマートフォンを出して、沼袋さんに連絡をする。電話で、初めての息子さんからの命令ですなと笑っている声がした。思わず、叱りつけてやりたい晴であったが、はやくいこうぜと杉三に言われてそれはやめにした。代わりに、無理やり笑顔を作って、美千恵に促されて助手席に乗り込んだ。蘭の乗車は晴ではなく美千恵がした。そのまま美千恵が運転席に座って、車が動き出すのを目撃していた沼袋は、

「これでやっと夢がかないました。」

と、思わずポロリと涙を流してしまった。

そんなことはつゆ知らず、車は製鉄所に向かって走っていく。杉三から、製鉄所は遠いから、ゆっくりしたってくださいませ、なんて言われて、最初は富士市内の名所を説明されて喜んでいた晴だったが、少しずつ不安になってくる。

「ずいぶん遠いのね。」

「まあ、山だからね。結構走るよ。」

蘭がそう言うが、この辺りの地理については、晴も結構知っていた。それまでの取引で、古くからある企業の場所はある為程度覚えていた。

「蘭、このあたりに鉄を加工しているところなんてあったかしら。たしかもう過ぎてしまったような。それに、高炉もキューポラも見えてこないわ。」

「だから、言ったでしょ。正式に製鉄所というわけじゃないんだよ。それに、製鉄方法だって、大昔のやり方だから、高炉も何もないの。」

「おかしいわね。高炉がなければ、鉄なんか作れないはずでしょ。だって、鉄鉱石をとかすために高炉が、、、。」

「だからいらないんだってば。おかあさん、鉄を作るには、鉄鉱石だけが原料ではないんだよ。餅鉄を使ったこともあるし、鉄の本場と呼ばれていた奥出雲の方では真砂鉄という高級な砂鉄が主流だったんだ。だから、青柳教授もそれをやっているんだよ。」

「いつの間にそんなこと?」

「大学で習ったよ。青柳教授から。」

晴は、ぽかんとして蘭を見る。

「もう、僕も46になったんだから、少しくらい知識を披露してもいいでしょう。いつまでも、話を聞かされるだけの息子にはしないでくれ。」

何を言っているのだ、という顔をしている晴であるが、

「年の重みとはこういう事かなあ。」

と、杉三にからかわれるように言われて、発言するのはやめにした。

同時に、車はある建物の前で停車する。

「はい、到着よ。二人ともおろすから、そこで待ってて頂戴ね。」

美千恵が、後部座席のドアを開けて、二人を素早くおろした。そういえば、沼袋も同じことをやっていたが、手際の良さは男である沼袋とたいして変わらなかった。

「じゃあ、駐車場にしまってくるから、三人とも外で待っててね。」

「お母さん、降りないと。」

蘭に言われて、晴は急いで車を降りた。数分後に、車は指定された駐車場へ向けて走っていく。

「ここが、製鉄所?なんだか、高級な温泉旅館のような建物だけど?」

「でも、正門の扉に貼り紙がしてあるでしょうが。」

蘭が指さしたところには、確かに武家屋敷を模したような門があり、そこには「たたらせいてつ」と毛筆で書かれた大きな模造紙が貼られていた。さらに小さいが木製の「青柳」と書かれた表札も貼られている。

「たたら製鉄、、、。ずいぶん大昔の製鉄法ね。」

「だからいらないんだよ。高炉もキューポラもね。」

「そういうことね。青柳先生の研究範囲だったものね。しかしまたなんで、わざわざ平仮名で書いてあるのかしらね。すごい難しい漢字表記があったはずだけど、今の子は読めないのかしらね。」

晴は不思議そうにそう言った。ちなみに、たたら製鉄は、歴史の教科書などでは今でこそ「たたら製鉄」と表記し、有名なあの映画では「タタラ製鉄」と書かれていたのだが、正式な表記は「蹈鞴製鉄」である。確かに、一度みただけで正しく読める人はごくわずかだと思われる。

「まあ、それもあるが、杉ちゃんみたいに、先天性の障害で、読み書きもできない利用者もいるようなので。」

「ここでぼそぼそ話していても暑い。中に入れてもらおう。」

二人が話している間、杉三はその模造紙が貼られた門を勝手に開けて、応接室がある、管理棟へどんどん行ってしまった。玄関にはインターフォンは設置されておらず、直接引き戸を叩いて来訪したことを知らせることになっていた。晴はおかしなことだと思ったが、杉三をはじめとして車いす使用者には、インターフォンを押そうとしても、手が届かないということがすぐにわかった。

杉三が引き戸を叩くと、晴にも誰だかわかる人物が顔を出した。

「蘭の母ちゃんがこっちに来ているんだ。教授たちに会ってみたいというから連れてきた。」

挨拶も社交辞令もなく、いきなり本題を切り出すのも、杉三独自のやり方である。

これを聞いて、中にいた二人は思わず顔を見合わせたが、

「まあいいんじゃないですか。五時から新しく利用したいという方が来訪するようですが、まだ、一時間以上ありますし。」

「そうですね。まあ、蘭のお母さんも、現在はかなり遠方に住んでいると思いますので、めったに来れないでしょうからね。もし、必要があれば僕がお相手します。」

と、互いに話して、

「お通してください。」

懍は、三人と、車を駐車場に停めて、戻ってきた美千恵も一緒に、全員を製鉄所の中へ招き入れた。

「お邪魔します。」

晴は、建物に入ったが、応接室に誘導した水穂をきっとにらみつける。水穂も、そうされるのは、わかっているらしく、軽く敬礼した。

この様子を、食堂にいた何人かの利用者が目撃していたが、初めて見る母御前のすがたに、みなさん、おどろきをかくせないようすであった。

「へえ!あのおばさんが、蘭さんのお母さんか。思ったよりずっと綺麗な人だなあ。なんだか、蘭さんのほうがどっちかというと、老けて見えるな。」

ある利用者が素直に感想を述べたほど、蘭の母晴は若作りというか化粧の達人であった。「基本的に商売をしている女性は、みんな綺麗だぞ。ほら、文献にもあるじゃないか。女色によって商売成功させた話。風とともに去りぬ、だったかな。」

「お前よく知ってるな。女の文学だぜ。」

「うるさい。男で有れ女で有れ、面白いものはみんな面白いんだ。誰が読んだってかまわないじゃないか。」

そう返事を返した利用者は、暇さえあれば本ばかり読んでいることで知られていた。映画やテレビドラマなど、大嫌いだと公言していた。こういう施設だから、変わり者と言われている人が利用するのは珍しくない。

「そうだな。でも、水穂さんと話しあうのかな。蘭さんのお母さん。」

始めの利用者がそういった。

「多分そうだろ。そうなったら、ものすごいガチンコバトルが起きそうだぞ。親ってのは、子供に愛情をかけるのは当たり前だけど、お母さんとなればものすごいもんだぞ。本の中にも子供をめぐって、骨肉の争いが起こり、泥沼化する事例は結構あるじゃん。」

本好きの利用者がそう解説する。確かに、文学の中でそのような情景が用いられることは結構あるし、大体のものは、泥沼化するようになっている。中にはあり得ない事情で泥沼化することもあり、単なる読者獲得のためにしか用意されないものもある。そこの線引きができるかできないかは、読者の能力であるが、最近は、できない人が結構いる。

「まあ、こんなことありえないと思えるシーンもあるが、今回はそういうことはたぶん、ないんじゃないのかな。蘭さんのお母さんだからな。言ってみれば、被害者の家族が加害者に直接対峙するようなものだぜ。」

「うーんそうだな。そうなると、お前が言う通り、ものすごいことになるだろう。階級の高い女性は、意外に感情的だ。」

「それもそうだな。女って、美人とか金持ちとかそうなると、やたらにオーバーアクションを繰り返すからな。」

二人の利用者は心配そうに顔を見合わせた。これから、どんな光景が繰り広げられるのか、想像は容易にできた。

「おい、交代の時間だ。次の作業班は早く裏庭に集合するように!早くしないと鉄は待っててくれないぞ!」

村下のおじさんが、でかい声で指示を出した。連続で同じ人物が製鉄作業を続けることは不可能なため、一日何回か交代して、適宜に休みをとるようになっている。

「あー、すみませんすみません!」

「すぐ行きまーす。」

二人は急いで製鉄現場に向かって走っていった。
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