詩小説『想像のバカンス』3分で海へ。夏が好きな人へ

エピソード文字数 521文字

想像のバカンス

目を閉じれば、
波音が耳元へ流れ込む。

冷たいベッドの上、
さざなみに浮かんでいる。

白い肌は日に照らされて
余計に光ってる。

フリルの水着を揺らして、
余計に膨らむ。

想像のバカンス。
君が眩しい。

夢から覚めたら、
ぽっかりと空いた夏。

潮騒に耳をすませるように、
君の気持ちに寄り添って、

大きな波が立つように、
君を連れ去って、

混ざる水平線、同じ青に。
離しはしない。

なにより、欲しいものに、
手を伸ばせない。

なにより、大事な気持ちは
言葉に出来ない。

真っ白な砂浜に、映える水着、
走り抜ける。

結わえた髪は、気持ちを束ねて、
風に揺れてる。

空想のバカンス。
夢から覚めない。

岬の灯台から眺めるみたいに、
いつだって君を探してた。

重なり合う雲みたいに、
繋いだなら、手を引いていく。

カモメは、青い空溶ける。
はぐれはしないで。

みんなの視線を奪うのだろうな。
波にさらわれないように、
この手を離さないでいて。

潮騒がささやくように、
君を誘ってみようか。

大きな波が立つように、
君を連れ去って、

混ざる水平線、同じ青に。
離しはしない。

現実のバカンス。
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登場人物紹介

主人公はあなたです。それぞれの恋愛模様を『詩小説』で。

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