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文字数 532文字

主人公神奈川(かんながわ)みつるはぶつくさ呟いた。
「何で俺がこんなことを」
確か部長はこうするって言ってたな。
言われた通りに準備をする。
「それでこうすれば完了。うわっ」

ステーン!
みつるは見たことのない場所に落とされて、尻餅をついた。
「痛い。ここはどこだ?」
「廊下?にしては先が見えない。なんなんだ?」
みつるが歩いて先に進むと分かれ道が。
「二つか。右か左か。どっちにするかだな」
「左にしてみよう」
みつるは左の道を選んだ。

選んだのは良いのだが、
「あれ、戻ってる?」
「おかしいな」
今度は右の道へ。
「また戻ってる?」
「どうなってるんだ?」

みつるはまた左の道へ行った。
今度は違う道に出た。
「真っ暗だな。明かりはないのか?」
壁を調べるにも見えないので、手探りで探す。
スイッチはないみたいだ。
しばらく歩くと何かが見えてきた。
「これは……」
"最初の試練"
「なんだこれ?」
"ここから次の分かれ道まで10メートルある。それを30秒でたどり着くのだ。見ればわかると思うが、明かりはない。手探りで行くのだ。もし出来なければ、スタートに戻ることになる"

「どちらにしても、間違えたら戻るからな」
みつるは試練を受けることにした。
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