第10話 いばらの小城4 城の主との再戦

文字数 515文字

 アキラは城の主のところへ向かった。
『ふはは。記憶は取り戻したようだな。だが、また同じように。・・・バカな! なぜ効かん!』
「そもそも術師は死んだ。俺が倒した。だから、お前も」
『小僧、見くびるなよ。今度こそ、地獄へ送ってやる! カハッ』
「無駄口は良いよ」
 アキラは剣を城の主の体へ刺していた。

『バカな! そんな早く動けるはずが』
「全部術でしょ? あのときも幻を見せられていただけ」
『くっ。その通りだ。だが、私は違う。力で』
「もう、終わりにしよう」
 アキラは剣を抜いた。
『アア。体が。全てが。消える……』
 城の主が死ぬと、城が音を立てて崩れる。近くの森も普通の木に戻った。

「やったのか」
「やったんだな」
 アキラは村に帰還した。
「アキラ!」
「アキラさん。ついに」
「倒したよ」
『お待ちしていました、アキラ。私の愛しい人』
「エリス様」

『これからはエリスと呼んでください。さあ、私の元に』
 アキラがエリスの元に来ると、エリスはアキラの顔を胸で包み込む。
『私の体で癒して差し上げます』
 エリスが足を絡める。
『私としていただけませんか? その、え、エッチを……』
 アキラはうなずき、エリスとエッチして、中に放出する。
『すごい気持ち良かったです』
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