01 アルテミス

文字数 6,856文字

 都内。アキバと呼ばれるエリアの一角では、早朝から資材を搬入する車両が喧騒を響かせていた。
 人気のメイド居酒屋『メイド海賊オロチ』の外壁は今や黒い鉄板に覆われただけの長方体に姿を変えており、作業員たちはそこに足場を組みながら朝の日差しを汗に変えていた。
「親父が元気にイキってた頃はさ……出入りだとかドンパチもそりゃあちょいちょいあったよ。でもミサイル撃ち込まれたことは無かったねぇ」
 店のマスターこと主人である静子はそう言ってタバコに火を付けた。
「俺もさ静子さん……こんなこともあろうかと準備しておいて良かったよ」
 アポローも視線を静子と同じくしながら、ボサボサの髪を掻きあげて肩をすくめた。
「あんた、こんなこともあろうかって? そういやあんたが三階に越して来たとき、やけにトラックが来てたのはこれだったのかい?」
「そういう事にしておいてよ静子さん。店はどうする? 電気や水道は検査も全部終わってるから営業再開しても大丈夫だよ」
「私は別にちょっとぐらい店閉めててもいいんだけどさ、あの子たちが頑張って片付けやってくれてるから……」
 オロチの正面入口はその部分だけ鉄板が撤去されており、店内ではメイドたちがモップを手にして開店の準備を進めていた。
「ところであんた、腕は大丈夫なのかい?」
「ああ。もうサポーターを外してもいい頃合いかな」
 左肩を上下に動かすと装具はギチギチと鈍い音を立てた。一週間前に失ったアポローの左腕は既に復元しており、その手はシルバーのジッポライターに小気味よい金属音を鳴らさせた。
「世の中って色んなことがあるもんだねぇ……」
「そうだねぇ……」
 作業が進むオロチをぼんやり見上げながら二人はタバコの煙を朝の空気に吐き出した。鳴り響く工事の音はしばらく止まなそうだ。
「あ! お向かいの吉田さんっ! あ、その色々とご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした! いえいえこちらこそ! 改めてお詫びに伺いたいと思っていましたが。え? 大丈夫だからと?」
 アポローはそう言ってオロチお向かいの吉田さんへ深々と頭を下げた。お向かいは大切にしなくてはいけないのである。
「うちの弟が迷惑をおかけしてごめんなさいね。ソーリー?」
「アルテっ! じゃない、キミ! どっから湧いた!」
 頭を下げるアポローの隣で、アルテミスは美しいブロンドヘアーを風に任せていた。

 ***

「——ってことは? あんたの姉さんなのかい? そんな話、今までひっと言も無かったよね?」
 オロチの店内で静子は目を丸くしてアルテミスを見つめた。アポローより少し背丈は低いものの、身長170センチのアルテミスは初対面の静子にとって外国人であることを強く印象付けた。『チャイタマー』と描かれたオレンジ色のTシャツをヘソ出しに結び、デニムのパンツにピンヒール。上腕には蛇をデザインした銀の装飾が巻き付いている。何よりその白い肌と金色の瞳は、混血であるアポローよりも強く欧米人の特徴を見せていた。
「そうなの弟ちゃん?」
「あ、いや、静子さん。ちょっと家庭の事情ってのがあってさ。あまり言いたく無かったっていうか……」
「はじめましてミス静子♪ もしかして弟ちゃんの恋人さん? 優しい雌ライオンさんだね?」
「ちょ、初対面の人にそういう事言うなっ」
 笑顔で静子に詰め寄ったアルテミスは鼻をクンクンさせてそう言った。静子は変わらず目を丸くしたまま、そんなアルテミスの瞳に不思議な焦燥感を覚えた。
「わ、私はここのオーナーってだけだよ。えっと……」
「マイネームはルナよ♪ ルナ・コリンズ。よろしくねミス静子」
「あーっ! やっぱりセレブさんだーっ!」
 そのやりとりをスマホを弄りながら見ていたメイド姿の孝子は、突然アルテミスを指差して声をあげた。それからスマホと本人を交互に見直し、納得したように頷くと静子の間に割って入り込んだ。
「ここに映ってるのルナさんだよねっ! モデルさん? それとも女優さん?」
 孝子がアルテミスに見せたスマホには映画俳優や合衆国大統領と肩を並べるルナ・コリンズの姿が映っていた。アポローはそれを横から覗くように見つめ、やや引いた姿勢でアルテミスの顔を凝視した。
「ねえねえルナさん、スマホにサインしてもらっていい?」
「OKよゼブラちゃん♪ あなたもよろしくね♪」
「孝子ちゃんはシマウマだったのか……」
 笑顔で孝子のスマホケースにサインするアルテミスを横目にして、アポローもまた納得したように孝子に頷きを見せた。
「うわあ……ありがとうルナさん。ねえねえ、やっぱりメイクとか専属の人がやってくれるの? 胸もやっぱりシリコン?」
「うふふっ。あなた面白いわね? メイクはセルフよ? 胸は母譲り。ママもおっきかったわよね弟ちゃん?」
 有名人というワードが広がれば人が寄ってくるのは自然の現象なのかもしれない。いつの間にかアルテミスの元には優子と明子、そしてメイド長の深雪が不思議そうな顔を並べていた。
「日本のメイドショップはどこも可愛い子がたくさんでHAPPYね♪ チーターちゃんとキリンさん、リボンの子はウサギちゃん? それともミーアキャットさんかしら?」
「うちはゆるキャラショップじゃないですよ~」
 深雪はいつものようにふんわりとしたテンションで空気を作ったが、優子と明子は互いの顔を見つめて首をかしげた。更にその後ろでは爽やか系の男が口を開けたままアルテミスに見惚れていた。
「す、すっごくタイプなんですけど……」
「ああ佐藤さん、手伝いに来てくれてたんだ?」
 オロチから徒歩5分ほどの雑居ビルにアニメやコミックのショップを構える佐藤は、いつものように爽やかな笑顔で白い歯をきらめかせるとアポローに詰め寄った。
「ずるいじゃないですかアポローさん、僕とあなたの仲じゃありませんか。こんなセレブなお姉さまが居るなら紹介してくれたって……」
「弟ちゃんのフレンド? 可愛いわんこちゃんね♪」
「わん! わん! そうなんです! 僕はアポローさんの可愛いわんこ……じゃなくてっ! ルナさんのわんこにならいつでもっ!」
「バカだ。バカがここに居る」
「それ、ハーレム物に実感の無い主人公が言うテンプレですよアポローさん? モブキャラにもご褒美をちゃーんとあげないと嫌われちゃうんだから♪」
「お! さすが孝子ちゃん話が分かってる! 来週入荷するBL本、割引してあげるからね? そうそうアポローさん、アンドロメダのフィギュアのチェーン、あれ手に入ったんですよ。初期ロットのメタル製のが」
「本当か佐藤さん! これでやっと隣にディスプレイしてあるフェニックスとの見栄えが……いくら? 言い値で買うよ?」
 既にドン引きした状態の静子をよそにして、アポローと佐藤は目を輝かせながらやりとりを続けた。と、そんなアポローの左肩へカサンドラがひょこっと登ってアルテミスの顔を見つめた。
「にゃも? にゃもにゃもにゃも」
「あら? あららら?」
 アルテミスは右手でカサンドラをやや乱暴にアポローから引き剥がすと、両手で抱っこして掲げ上げた。
「ふーん……ふーん♪」
 両脇を掴んで掲げ上げられジタバタするカサンドラをそのままに、アルテミスはニヤニヤしながらアポローの顔を覗き込む。
「なんだよ。やめてやれよ、その持ち方は猫が嫌がるだろ?」
「そうなんだ弟ちゃん。あなたってばまだこんな事やってるんだ?」
 アルテミスの手から奪取してアポローは再びカサンドラを肩に置いた。右耳のピアスは蒼い光を点滅していたが、そこに発信されているカサンドラの声はアポロー以外、周囲の誰にも聞こえていなかった。
「あ、あのルナさんっ、これ、うちの店のカードです! いつでも寄ってください!」
 佐藤は可愛らしいキャラがデザインされたカードをアルテミスへと手渡した。やや興奮ぎみだが、佐藤は精一杯に爽快感を漂わせると、やっぱりその白い歯をキラリと輝かせた。
「これはMOE? SEA? 海のキャラクター?」
「そうなんですよルナさん! うちのマスコットキャラクターなんです! 海から地上を征服にやってきた子なんです!」
「あなたのテレフォンナンバー、教えてくれる?」
「マジですかっ!? そりゃあもう喜んでっ!」
 マジですかという顔を見せたのは佐藤だけでも無かった。静子もメイドたちも、そしてアポローもカサンドラも、これから佐藤に訪れるかもしれないモテ期到来を目の当たりにして、その目を一斉に丸くしていた。

 ***

「あら、ずいぶんと陰気な部屋ね弟ちゃん」
 オロチの三階。アポローの部屋に入ったアルテミスは最初にそう言った。
 部屋の天井からはいつも通りの落ち着いた間接照明が光を落としており、アポローもまたいつものように上着をソファーに投げ出し、棚から七面鳥のラベルが貼ってあるウイスキーを取り出してグラスに注いだ。
「大丈夫だパラス。本物のアルテミスだ」
 グラスを二つ、ソファー前のガラステーブルに置きながらアポローがそう伝えると、天井の中央部に設置された四台の大型モニターはパラスのトレンドマークであるフクロウの顔を表示した。モニター裏の円形LEDも同時に点灯し、部屋の中には明るい光が広がった。
「はじめましてアルテミス様。パラス・アテナの冠よりパラスの名をミネルヴァ姉さまに与えられました」
「はじめましてパラスちゃん。ゼウスの子、ミネルヴァの妹ちゃんなのよね? だったら私たちは家族みたいなものだから、そうかしこまらないで? あなた……マキナに宿っているの?」
 アルテミスは部屋の壁側にあるパラスのシステムへと足を進めると、低い冷却モーターの音を響かせる三基のラックをそれぞれ興味深そうに眺めた。
「すごいわね……ここであなたは一体何をしているのかしら?」
「はいアルテミス様。私はここでアポローのお手伝いをしているのです」
 部屋のどこからか発せられているパラスの音声がそう答えると、アルテミスは天井までを占めるそのラックの一基に小さく描かれた糸引き車のマークを見つめた。
「俺はここで人間に蓄積された環境情報をデータにしているんだ」
 グラスを手渡し、アポローは中央の大きな円形テーブルに自らのグラスを向けた。
「そうだったわね弟ちゃん。次はどこの星で新しい生き物を創るのかしら?」
「当面そんなつもりはないよ」
 LEDが照明を落とす円形テーブルの端に腰をかけ、アルテミスはグラスを自らの顔の前へと掲げた。アポローがそれにグラスを小さくぶつけると、グラス同士はカチンと音を立てて二人の再会に祝福を添えた。琥珀色のウイスキー越しに見たアルテミスの瞳は、アポローにとって変わらぬ記憶を少しだけ思い起こさせる。
「いつから戻ってたんだ?」
「ずっと前よ? もう忘れちゃったわ?」
「下で話をした内容からだと、キミは合衆国のルナ・コリンズだ。どうしてネオス社の現場に?」
「それは女の生き様ってものよ弟ちゃん? 色々とあってね?」
 グラスのウイスキーを一口飲み、アルテミスは天井部のモニターに表示されているパラスの顔を見つめて語る。
「ルナ・コリンズはテキサス出身の密猟取締官よ。アフリカで密猟者に襲撃されて死亡。その身体を借りているの。その前の身体は何人ぐらいだったか忘れちゃったわ? ルナは射撃競技が得意だったの。私もこの身体になってからは競技でトロフィーを独占したのよ? ルナと私はとても相性がいいの。狩りを楽しむマッチングは弓じゃなくて銃を今の私に取らせたの」
「ただの競技だけじゃないだろ? そのぐらい俺にも分かる。なぜシュタインを撃った。キミはどこに身を置いているんだ」
「あらあら、弟ちゃんのピンチに駆けつけたお姉ちゃんじゃダメ?」
「そんなはずないだろ? 軍用ライフルに炸薬詰めて登場する姉がどの世界に居るってんだよ」
「うふふっ。大丈夫よ。それは話そうと思っていた事だし」
 部屋の入口横にディスプレイされたアポローの趣味の棚。そこにはコミックや書籍、フィギュアがきっちりと並び、アルテミスはグラスを片手にそれを興味深く眺めて話を続けた。
「私は合衆国の中央局に身を置いているの。射撃の腕を買われてスカウトされたの。同時に有名人でもある。弟ちゃんと同じよ? 死の淵から復帰した天才射撃手をメディアはすぐに取り上げた。あとはもうドル箱扱いよ? ポスト誌やTV出演、パーティーじゃ財界の看板役……中央局に身を置いてからは政府関係者にもパイプは出来たわ。大統領もね。私をいやらしい目で見るのは誰でもそう、変わってないわよねー 人間の男たちって」
「ってことは、ネオス社の一件には合衆国も目を付けていたと?」
「そうよ弟ちゃん。こっちはネオス社が不可解な技術開発を行っていたことを掴んでいたの。私はシュタインがニオベーの血脈であることも知っていたから、金の矢を一つぐらい持っていたって不思議は無いってすぐに思ったわ。どうせアダマンのデータを解析してたんでしょ?」
「その通りだ。あのシュタインって男は自らをニオベーの一族だと告白していた。大昔のあのとき、誰かの体内に金の矢が残った可能性があるんだ。彼は本物の金の矢を持っていたからな」
「うふふっ。回収出来てよかったじゃない。後始末はミュケナイでやってくれたから、こっちもすごく助かったわよ?」
「どうして彼を撃った?」
「あらあら、ママを侮辱したニオベーの生き残りを生かしておくと思って? これですっきりじゃない。それだけよ? 合衆国もアダマンのデータを回収出来たのだからWINーWINっていう結果よ?」
「にゃも、にゃも?」
 ソファーに上がってきたカサンドラは何かを訴えた。アポローはグラスのウイスキーを一気に飲み干すと、しばらく俯いて思案した。
「その猫、何? よりにもよってカサンドラだなんて。私の弟ちゃんはミュケナイでアガメムノンになっちゃったの?」
「パラス、音声を開放してくれて構わない」
「——了解しました」
「にゃも……じゃない、アルテミスさん? 先生のお姉さんなの?」
 カサンドラはソファーから飛び降りてアルテミスの足元へ駆けていった。首輪からはかつての姿である木野由紀子の声が発声されている。
「あらあら、すごい首輪ね。お喋り出来る猫だなんて面白いわ。でもあなた……中身も猫ちゃんね」
「その子は元々占い師なんだよ。ミュケナイっていう会社の名前もアクロポリス構想の中から決めただけだ。土地が高価でね東京は。アテナイのようにはいかなかったんだよ」
「そうなの? ミュケナイにカサンドラだなんて……猫ちゃん? あなたミュケナイの王様にひどいことされたりしてない?」
「よ、よく分からないのだけどアルテミスさん。私は先生にひどいことされたりしてないよ?」
「うふふっ、そうなの……占い猫のカサンドラだなんて。ピュティアの神託者にでもするつもり?」
「キミが言うようなことは一切無いからな? 俺は物の名前を考えるのが苦手だから引用してるだけだ。分かってるだろ?」
「そうね、そういうセンスは本当に無いものね。弟ちゃん♪」
 アルテミスはそう言うとカサンドラを優しく抱きかかえて額を撫でた。その金色の瞳に吸い込まれそうな感触を抱いたカサンドラだったが、自身を抱くその腕は先程と異なって、とても暖かい母の包容のようだった。
「えーと、先生がアポロンでお姉さんがアルテミスさんで、ゼウスの子なんだよね?」
「そうよカサンドラ? 私と弟ちゃんはゼウスとレトの子。そこのパラスもアテナ……ミネルヴァの妹分だから家族みたいなものよ? ミネルヴァもゼウスの子だから」
「あ、あの、アルテミス様? 姉さまとはその、どんな関係なのでしょうか?」
「ミネルヴァと私は仲良しよパラス? でも私はあの子みたいに戦いが好きじゃないの。それはよく知っておいて?」
「キミはミネルヴァと違って神々の戦いを好まない。それは俺も同じだ。ミネルヴァだってそれをよく分かってるよ」
「そんなこと無いわよ弟ちゃん? トロイアで弟ちゃんが逃げ腰だったから私がヘラに進言したの忘れちゃった?」
「あれは逃げ腰だったわけじゃない。キミだってヘラに弓でお尻ペンペンされて泣きながら帰ってきたじゃないか」
「弓じゃないわよ? 矢よ? 銀の矢で叩かれたのよ? もう少しで私ごと消えるところだったのよ?」
「あ、あはは……本当に姉弟っぽいね、先生とアルテミスさん」
 カサンドラを胸に抱いたままアルテミスはソファーのアポローへ踏み寄った。交わされる二人の表情は、どこか本音を言い切れない子供同士の掛け合いのようでもあり、自我を譲らない大人の意識のぶつけ合いのようでもあった。
「いいよ。そんな大昔のことを今更ここで言い合っても始まらない。それで? キミが戻った目的は何なんだ?」
「それこそ今更の話じゃない? 決まってるでしょ、ポセイドンへの復讐よ」
——遠矢射る美しき死の女神。アルテミスは彼方へと投げかけるようにそう答えた。
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登場人物紹介

アポロー

 かつてアポロンと呼ばれた神々の一人

 生命の設計者として蓄積情報を収集するため再び地球に訪れた

 事故で命を落とした人間の身体を借り、名をアポローとして製薬会社を創業

 アキバのメイド居酒屋三階を居場所とし、随伴者であるパラスと共に人の営みを続けている


 身長180cm やや細身 日米ハーフの三十路男性

 日本のアニメや漫画文化を好み、その独創性に共感している

 少年のような表情を見せながらも他者に対して不思議な独特の空気を持ち、時にそれは人と神々の交錯へと自身を巻き込んでいく 

パラス

 カオス、ガイア……その起源は他の神々と同じく、一つの光から多様に分裂した存在

 アポローの随伴者として目的遂行をサポートしている

 ハイテクシステムに身を宿し、自身はフクロウのマークをアバターとして扱っている


 かつて神であったトリトンの庇護下から脱し、ミネルヴァ(アテナ)の妹としてオリュンポスファミリーから愛された

 世間知らず、かつ奔放な性格を見せるものの、彼女自身はアポローを強く敬愛している

カサンドラ

 アポローとパラスが自室を置くメイド居酒屋に、ある日ふらりと現れた茶虎の猫

 不在となった前任者の占いブースを引き継ぎ、類まれな能力を発揮することに


 中身は二十歳の女の子

 占い百発百中のカサンドラとして人気の看板猫なのだが……

榊原静子

 アキバのメイド居酒屋【メイド海賊オロチ】の店主

 江戸っ子気質な性格は常連客から人気があり、料理の腕も評価が高い

 古くから街の顔として知られた一家の一人娘であり、彼女自身もまた人脈は広い

 ひょんなきっかけからアポローを店の三階に住まわせることになり、現在は食事を提供しながら付き合いを続けている


 年齢非公開 アポローよりは年上 吊り目がチャームポイントでスタイルが良い(客評価)

 和服を好み、自身はメイド服を着たことが無い、絶対に着ないと声明している

 いささか古風な性格だが実はお嬢様育ち。いわゆるメカ音痴で、最近はスマホに頭を悩ませている 

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